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NO.1576(2002年03月11日号)
エー・エム・テクノロジー
溶湯鍛造法で独自素材を製造
アルミ、マグネのMMCも開発


 ベンチャー企業のエー・エム・テクノロジーは溶湯鍛造法(高圧鋳造法)を基幹技術に、単一金属の鋳造を始め、アルミニウム、マグネシウムと、セラミックスやカーボンなどとの独自の複合材料の開発・製造を行っている。

 エー・エム・テクノロジー(静岡県沼津市、鈴木信幸社長、電話0559-23-0654)はアルミ合金鋳造法の一つである溶湯鍛造法を基幹技術に、単一金属の鋳造のほか、金属とセラミックス、金属とカーボン、金属と金属など、独自の複合材の開発・製造を行なっている。
 溶湯鍛造法は溶けたアルミ合金を金型に入れ、高い圧力を加えて凝固させる高圧鋳造法。溶湯を短時間で凝固させるために合金組織が緻密で、鋳巣のない鋳造物を作成することが可能で、製品は展伸材に匹敵する機械的性質を有する。
 同社はOpen-Mold・直接加圧方式による溶湯鍛造法を採用。応用展開の一環として、耐熱・耐摩耗性に優れるものの、難鋳造性のあるアルミ合金ADC14を含むハイパーシルミン系合金を溶湯鍛造法で製造することに成功、ADC14合金で常温引張強度37〜40s/o2(T6処理・実体)を達成した。さらに、アルミ合金だけではなく、マグネシウムなど比較的低融点の金属についても溶湯鍛造法で作製する試みも行なっている。
 また、同社は溶湯鍛造法により異種金属鋳ぐるみや、「アルミとセラミックス」「マグネシウムと炭素繊維」などのMMC(金属基複合材料)も開発・供給している。MMCは炭素(C)や炭化ケイ素(SiC)のプリフォームにアルミニウム、マグネシウム、銅などを高圧鋳造法で含浸させて複合材を作製するもの。同分野では、炭素及び炭化ケイ素にアルミニウムを含浸させることで、熱伝導率が高い半面、熱膨張率が低い大型・軽量の薄板放熱板を開発している(写真)。
 昨年には、マグネシウムと炭素繊維複合材の開発にも成功した。科学技術振興事業団の補助金を得て、京都大学の落合庄治郎教授や先端材料(静岡県富士市)と共同で開発を進めてきたもの。同複合材は、3000℃で炭素繊維を焼成してグラファイト(黒鉛)化したものに、700〜800℃に溶かした純マグネシウムを高圧鋳造法で含浸させて複合化した。引張り強度は1200MPa、ヤング率570GPa、比重が2.0と軽量・高強度の新素材を実現している。



昭電電工連結の今期アルミ部門
人員削減で45億円営業増益へ

 昭和電工が発表した平成13年12月期連結決算におけるアルミニウム部門は売上高が2,699億3,600万円、前期比4.9%減、営業利益が80億3,500万円、同35.1%減となった。
 高純度電解箔の販売数量が大幅に減少したのを始め、板・押出製品も数量、価格ともに低下。加工品ではアルミ缶が伸びたものの、熱交換器、OA機材が販売数量減で減収に。アルミ鍛造品(ショウティック)は北米の自動車販売の減少で販売数量が減少し減収に。一方、アルミ地金は数量は減少したものの、円安による国内価格上昇で増収となった。
 今期予想は139億円の減収ながら、営業利益で45億円の増益予想。減収は専ら地金販売の減少によるもので、その他製品は増収予想。営業利益の改善は今年1月末で募集した早期退職者約1,000人強に伴う労務費削減によるもの。アルミ部門だけで約7割、60億〜70億円の効果を見込む。
 一方、前期の電子・情報部門はHD・MD部門の利益大幅改善があったものの、化合物半導体、半導体向け特殊ガスなどIT関連は不振。今期は36億円の営業利益改善を予想。化合物半導体などは大きな回復を見込んでいないものの、HD・MDは20億円を超える営業増益により前期の赤字から脱却する。増販効果に加え、人件費削減、設備償却負担減が寄与する。



飲料用アルミ缶国内需要
昨年4%増、今年も3%増予測
発泡酒向け、ボトル缶が牽引役

 アルミ缶リサイクル協会(理事長=野副明邑三菱マテリアル常務取締役)は2月22日、2001年暦年の飲料用アルミニウム缶需要実績見込みと2002年の予測を発表した。
 2001年の国内需要量は前年比4.1%増の174億3,000万缶となった。2000年は1.2%減と81年の12%減以来、19年ぶりにマイナスを記録したが、昨年はボトル缶の立ち上がりもあり、発泡酒や清涼飲料、低アルコール飲料向けの伸びでプラスに転じた。2002年も昨年と同様の傾向が続き、179億9,000万缶、3.2%増を予測。
 昨年の国産缶出荷量は171億2,000万缶(前年比4.4%増)。内訳ではビール類(ビール及び発泡酒)用は107億8,000万缶、同3.5%増となった。ビール向けは引き続きマイナスながら、発泡酒向けが伸びた。昨年の国産ビール類(ビール・発泡酒)出荷量は前年比0.3%増と3年ぶりにプラスとなった。ビールは11.6%減と5年連続の前年割れとなったものの、全体の31%を占める発泡酒が42.2%増と全体を押し上げた。
 ビール缶化率は2000年の58.4%から2001年は61.9%と上昇。ビール缶のうちアルミ製が推定107.8億缶と圧倒的だが、スチール製も、アサヒビールが北海道、九州地区で発泡酒「本生」を発売したこともあり2.2億缶ほどある。
 一方、清涼飲料、酎ハイなどの低アルコール飲料などの「その他」向けはここ数年PETボトルの台頭に押されていたが、昨年はボトル缶の伸びで63億4,000万缶、前年比6.0%増とプラスに転じた。63億4,000万缶の内訳は推定で、酎ハイ系が14億缶(前年比10.2%増)、清涼飲料系が49億4,000万缶(同4.9%増)。また、ボトル缶の出荷量は推定で、2000年の1〜2億缶弱から昨年は約6億缶と急増。ビールと清涼飲料などの比率はほぼ半々となった。
 続く2002年の国内需要量は179億9,000万缶、前年比3.2%増を予測。ビール向けは落ちるが、発泡酒が引き続き伸びることでビール類向けは109億9,000万缶、同1.9%増を予測。ビール缶化率は62.5%に達すると推定。また、今年のボトル缶出荷量はお茶や健康飲料向けの伸びが見込めることで、昨年比倍近くにまで拡大すると予測。日本コカ・コーラが清涼飲料用にボトル缶を採用することも追い風となる。

アルミ缶回収協力者71件を表彰
 アルミ缶リサイクル協会は平成13年度のアルミ缶回収協力者として全国で団体68件・個人3件の71件を選定、感謝状と記念品代を贈った。
 2月22日、東京・一ツ橋の如水会館で開催された関東地区合同表彰式では22件が表彰を受けた。関東地区での1位受賞者は「Gイースト・青空」(埼玉県越谷市蒲生、代表=伊藤喜代治氏)。一昨年1月から昨年10月までの回収実績は5万4,030s(339万8,113缶)にのぼっている。



日本製箔、東京本社を移転
 日本製箔は3月4日付けで東京本社を移転する。移転先は「〒103-0004東京都中央区東日本橋2丁目8番3号・東日本橋グリーンビル5・6階」。電話番号(管理部)は03-5835-2071。



昨年のアルミ日用品輸入量
2.9万d、前年比5.3%減

 財務省通関統計によると、2001年暦年の器物などアルミニウム日用品輸入実績は数量で2万9,035d、前年比5.3%減と3年ぶりのマイナスとなった。金額ベースでも178億3,300万円、同3.8%減。d当たり単価は61万4,000円で前年比1.6%増となった。
 数量ベースで57%のシェアを占め、ここ数年大きく数量を伸ばしてきた韓国からの輸入量は1万6,523d、同15.2%減となった。また、インドネシアも1,051d、同16.3%減と1999年の1,404dをピークに2年連続のマイナス。反面、中国は8,286d、同23.5%増と引き続き大幅な伸びとなった。また、フランス、イタリアもそれぞれ、13.7%増、43.9%増と伸びた。



ダイカスト・素形材展同時開催
11月7日〜9日、パシフィコ横浜

 (社)日本ダイカスト協会は11月7日(木)〜9日(土)、パシフィコ横浜において「2002年ダイカスト展示会」を開催する。「2002年日本ダイカスト会議」が併催されるほか、今年は隣接会場で(財)素形材センター主催の「素形材技術展2002」も同時開催される予定で、相乗効果により例年にない来場者が見込まれている。
 「ダイカスト展示会」(入場無料)は「会議」とともに隔年毎に開催されるわが国唯一のダイカストに関連するイベント。展示会では最新の設備、資材、ダイカスト製品等を一堂に集めて公開実験などを行い、来場するユーザーとの商談の場を提供する。前回の出展会社は71社・団体、延べ入場者数約1万5,000名。また、「会議」(有料)ではダイカストに関する先端技術論文30件が発表される予定(有料)。
 一方、同時開催される「素形材技術展2002」のテーマは「日本はものづくり大国として生き残れるか!?」。鋳造、鍛造、プレス加工、粉末冶金、金型、セラミック加工、プラスチック加工など国内外の企業・団体により、素形材産業の最先端技術や製品、加工機械、プロセス技術が一堂に紹介される。入場無料。出展社数は80社を予定。併せて、“複合化、融合化、情報化による高付加価値の追求”をテーマに、セミナー・シンポジウム「素形材新技術交流プラザ2002」も開催される。



YKKAP・TOTO・大建工業
住宅の増改築分野で業務提携
建材最大のネットワークを構築


 今後急成長が見込まれる住宅リモデル分野で国内最大のグループが形成された。YKKAP、TOTO、大建工業の3社が住宅リモデル需要の創造と取り込みに関して業務提携したもので、同分野ではINAXトステムとしのぎを削ることになる。

 これは2月19日、YKKAP(吉田忠裕社長=写真)、東陶機器(TOTO・重渕雅敏社長)、大建工業(六車襄二社長)が共同発表したもの。3社は拡大する住宅リモデル(増改築)需要への各社の対応力を強化し、顧客への提案力を相乗的に高めることを目的に、企画・開発や支援体制の構築などで業務提携することで合意した。今後、タスク別に3社プロジェクトを発足させ、具体的内容について協議する。以下は業務提携の狙いと内容。
【背景】住宅業界は新設着工数の減少する中、5,000万戸といわれるストック住宅に対するリモデル需要の創造と取り込みが課題。これへの対応は住空間全体を捉えた提案や商品づくり、顧客の要求コストに応えられる生産・販売体制、ショールームなどエリアに密着した顧客接点の整備、価値の高い商品・サービスの提供−−などが重要になっている。
【提携の狙い】住宅設備機器(TOTO)、建材(DAIKEN)、開口部(YKKAP)メーカー3社の提携により、統一された住空間の提案力を強化でき、同時に市場における競争力を相乗的に高められる。さらに住空間のトータル提案が可能となるとともに、流通に対してリモデル事業推進、ネットワーク構築、商品・情報提供までトータルな支援・サービス体制を強化できる。
【提携の内容】@商品企画・開発に関する業務提 携=3社の技術力を相互に補完し、また、商品を組合せた企画・開発を行なうことで住空間提案力を高め、市場での優位性と競争力を強化する。
A販売に関する業務提携=住宅増改築事業のネットとしてYKKAPはサッシ販売店の1万5,000社のうちリモデル事業対象店3,100社、TOTOはリモデルクラブ店約2,700社、大建工業は独自住宅構法のダイライト構法加盟工務店約4,000店を持つ。これらのルートに対し相互に商品とサービスを補完することにより、販売組織の強化・拡大を図る。
【情報提供に関する業務提携】リモデル事業向け販売促進に関するツール・カタログ・提案システム・ホームページなどを3社共同で作成・使用することで情報提供機会を相互に拡大でき、顧客に対し効率的な住空間トータルの提案が可能になる。
【解説】TOTOと大建工業は2000年5月に包括的な業務提携を締結しており、今回、住宅リモデル事業の切り口からこれにYKKAPが加わった。TOTOは松下電工とも包括提携しているが、リモデル事業については加わらない。3社は@商品企画・開発A販売B情報提供−−の3プロジェクトを4月から発足し、向こう1年間かけて具体策を練る。この提携で水回りから設備機器、外壁・開口部まで住宅1棟分の改装資材をトータル提供できる一大勢力が形成された。ただ、この提携はINAXトステムのような共同持株会社方式でなく、業務提携という比較的緩やかな括り。巨大市場の掘起しに3社がどこまで歩み寄り、共同歩調をとれるかこれから真価が問われる。(益満健之)



「全開口サッシ」を新発売
断熱タイプで業界初、新日軽

 新日軽はこのほど、木造住宅用の生活提案型商品として、障子をフルオープンできる「全開口サッシ」を発売した。リビングに続くベランダやデッキで、ガーデニングやパーティーを楽しんだりする最近のライフスタイルに合わせて、室内と室外を一体化し、開放感あふれる空間を創り出すフルオープンタイプのテラス戸。アルミ・樹脂複合タイプのインテリア断熱サッシ「アルプラ70MS」、およびオールアルミの複層ガラスタイプ(4月発売予定)の品揃え。全開口タイプはインテリア断熱サッシでは業界初めて。
 折戸障子を左右に引分けることで全開が可能。上吊り構造のため、開閉は軽くてスムーズ。複層ガラスタイプは断熱基準適合商品で、基準金利、割増融資一般型、割増融資次世代型に適応。操作しやすい大型グレモンハンドルを採用。W-4(35)等級の高い水密性を発揮する上枠雨切り構造となっている。価格は写真の「アルプラ70MS」(2599×2183o)で32万5,800円。



窓の改装用モール「リフレム」
窓リフォーム1日で、トステム

 トステムはこのほど、短期間の工事で窓のリフォームができる窓改装用モール「リフレム」を発売した。工期は1日と従来法の約5日に比べて大幅に短縮されるほか、品質や意匠性のムラがなく仕上げることができるアルミ製のモール材。
 従来法による窓取替えは先ず、外壁の一部をカットして古いサッシを外し、新しいサッシを取付けるが、その後に、@サッシの四方に防水処理を施すAカットした外壁をモルタルで埋め直すBモルタルが乾いたら塗装を施す−−の工程が必要で、古い窓の取り外しから完了まで約5日間を要する。これに対し、「リフレム」は、モルタルで埋め直す代わりにサッシ廻りにモール材をかぶせる工法で、モルタルや塗装工事の手間が省けることで工期は1日で済むという。
 品質面では特に防水性に配慮。水漏れを防ぐために、現場施工の「シーリング処理」、製品付属品の「シーラー」、製品の部材に付けられた「止水壁」−−による三重止水構造を採用、工事部分から水が侵入する心配がない。「リフレム」による改装は出窓、断熱サッシなどを含む同社サッシの約70%に対応している。



オールアルミニウム製養魚生簀
優れた海水耐食性、新日本工機

 アルミ溶接構造製品の新日本工機(福岡県宗像郡、渡辺真一社長、電話0940-52-0691)はオールアルミ製養魚生簀を開発、本格的な需要開拓に乗り出した。軽量で海水に対する耐食性に優れ、10年以上の耐久性を有する。廃棄の際にはリサイクルにより全量回収して不良廃棄物を出さない、環境に優しい製品であることが特長。
 現在、養魚生簀は全国に約10万張あるが、ほぼ100%鋼鉄製。設置して40年以上経過しているため腐食が激しいうえに、表面の防錆処理により廃棄処理すると悪性ガスが発生するため、不良廃棄物として問題になっている。
 同社が開発した養魚生簀は浮式と、台風など波が高い時に海面下5〜10bに沈める浮沈式の2種類。6063押出材、5052板材を溶接して組み立てるが、いずれも熱処理だけでアルマイトなどの表面処理や、塗装は行なわない。海水に対する耐食性が鋼鉄製に比べて著しく向上するうえに、材質の柔軟性及び金属疲労強度が強い分、対波性にも優れている。また、アルミ製で軽いため、フロート(浮体)の数が鋼鉄製に比べて著しく少なく、その分潮通しが良くなり、波頭の衝撃も少ないことが養魚に好環境を与えるという。
 浮式はサイズが8×8b、深さ7b。多角形、円形なども製作可能である。価格は250万円。また浮沈式は約400万円。いずれも鋼鉄製に比べ約倍の値段だが、設置後は定期的に貝殻、海藻などの付着物を取り除くだけで済み、陸揚げしての再塗装・フロートの交換などは不要。海中生物の付着による影響を減殺しても10年の耐久性は確保できるという。また、水産庁の「養殖業高度化機械緊急整備リース助成事業」の適確品で、リース料の一定割合が助成される。



四国化が2002春の新製品
シャッター付車庫など36点

 四国化成工業はこのほど2002年春の新商品を発表した。新商品は内装材5機種、外装材関連6機種、舗装材関連4機種、住宅エクステリア12機種、景観エクステリア9機種、合計36機種。アルミを素材とした製品群では、業界で初めてシャッターとカーポートを一体化した車庫や、アルミ中空大型形材を雨水利用のタンクに利用したアイディア製品、ソーラー電池で稼働するバリアフリー対応門扉など、「技術のシコク」ならではの斬新な商品が展示発表された。
 今回の開催コンセプトは「人と自然にやさしい快適空間」で、バリアフリー・エコロジー・リフォームをテーマとした。開催地は香川県宇多津町の四国化成本社・R&Dセンター会場(2月8日)、大阪会場(2月14日)、東京会場(3月19日)の3ヵ所。アルミ素材関連の注目商品は以下の通り。
【バリアフリー対応門扉「ラクリア」】扉が回転式・スタッキング式・引き戸式の3方式で開閉するバリアフリーアルミ形材門扉。今回、回転式と引き戸式に軽く手を触れるだけで自動開閉できるアシスト電動式を加えた。電源はソーラー電池仕様とAC100V仕様がある。
【ロートアイアン調「ブルーム門扉」】鉄を打ち出したような風合いを持つロートアイアン調のアルミ鋳物門扉。植栽が映えるシンプルなデザインが特徴の6種を加えた。ロートアイアン調のフェンス「ガーデニィフェンス」も追加した。
【車庫前引き戸「スタッキング引戸」】アルミ形材製の大型引き戸で、3枚引き戸に設計したので、引き戸の半分以下のサイズに収納できるコンパクト設計がセールスポイント。ガイドローラーの採用で操作が軽いのも特徴。
【シャッター付カーポート「デュアルポート」】アルミシャッターとアルミカーポートを一体化したガレージのような新機構のカーポート。シャッタードラムをコンパクトに屋根部に収納することで一体感のあるデザインを実現。ハイルーフ車用が標準。
【雨水利用タンクレインキイーパーS1型】アルミ中空大型形材(400_×230_)の長尺材を連結して雨水利用タンクに活用した環境に優しい雨水利用システム。容量は500g、250g(2種)、125gがある。住宅の壁面或いはテラスやカーポートの側面などに設置し、庭の散水や洗車、送辞用水などに雨水を利用する。



仏企業が最新バージョン発売
鋳造用シミュレーションソフト

 仮想試作パッケージソフト開発会社であるフランスのESIグループはこのほど、鋳造プロセス専用シミュレーション・ソフトウエアの最新バージョン「PAM-CAST 2001」を発売した。鋳込みから凝固・冷却までの鋳造プロセス全課程をシミュレートすることを目的としており、最新技術により、複雑な鋳造方法でもシミュレーションすることが可能。鋳造製品の納期短縮、試作費低減に有効なツールとして活用することができる。
 同ソフトは比較的粗いボリューム・メッシュレベルでも、より現実的な結果を導き出すことが出来る機能を備えており、消失模型鋳造法のシミュレーションができる唯一のソフトウエア。ユーザー・フレンドリーなインターフェースにより、処理がより高速化し、CADからのデータ転送が向上し、熱サイクルの定義とシミュレーションにおける柔軟性も増した。
 WindowsNT 4、Windows2000プラットフォーム及びコンパック、HP、IBM、SGI、SUNのUNIXワークステーションに対応。日本での連絡先は日本ESI株式会社(東京都渋谷区上原、電話03-6407-2347)。


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