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NO.1611(2002年11月18日号)
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アイダエンジニアリング
Mg合金コイル材から一貫加工
日本初、板材のプレス成形で成功
アイダエンジニアリングはサーボ駆動によるデジタルモーションプレス機によりマグネシウム合金、チタンなど難加工材のプレス成形技術を実用化。日本で初めて、コイル材からの一貫でMDケースなどをプレス成形する技術も開発、このほど公開した。
アイダエンジニアリングはデジタルモーションプレスを使い、マグネシウム合金やチタンなど難加工材のプレス成形法「デジタルサーボフォーマ加工」を実用化するとともに、日本で初めて、マグネシウム合金のコイル圧延材から電子情報機器の筐体などをプレス加工する技術を開発、東京ビッグサイトで開催された日本国際工作機械見本市でMD用ケースの加工実演を行った。
日本では既に数社がコイル圧延材の量産体制を構築しているが、アルミやステンレスでは一般的であるコイル材からのプレス加工技術は確立しておらず、コイル材をシート材に切断してプレス加工しているのが現状。コイル材からのプレス加工が実用化されれば、生産性が格段に上がることでコスト減につながり、マグネ合金のプレス成形法の拡大を促す技術となる。
アイダエンジニアリングが今回の加工実演に使用した設備はAIDAデジタルサーボフォーマハイフレックス「NS1-DシリーズNS1-1500(D)」とコイルフィーダライン「F-20U」。同プレスは加圧能力1500kNで、主な特長は、@プレス専用の低回転、高トルクの高性能ACサーボモータを搭載Aクランク軸直結のダイレクトドライブ機構B製品の成形条件にあった最適スライドモーションの選択が可能C高輝度TFTカラー液晶操作パネルを採用D金型合せが容易な手動パルスを標準装備−−など。マグネシウム合金、チタンなど難加工材といわれている材料のプレス成形に対して有効な成形機である。
今回使用した設備はプレス機のほか、アンコイラ、レベラ、フィーダなどで構成、プレス内に型内加熱装置などを組み込んだ。「コイル材→レベラ矯正→ブランキング→成形→冷却→抜き、トリム加工」を経て、コイル材からの一貫でMDのマグネシウム合金製ケースを試作した。素材はAZ31Bでコイル材は板厚0.6o、板幅は100o。コイル材からの一貫加工に加え、金型を工夫することで最小のコーナーエッジを一工程で成形したほか、温間成形で外形寸法公差±0.05を達成した。サイクルタイムは現在、約5個/分だが、最高で10個ぐらいにまでスピードアップが可能という。今回の実演には、@素材:大阪富士工業、日本金属、極東貿易A塗装:大幡塗装工業B潤滑:大同化学工業C吸煙機:東浜商事Dバキュウムカップ:妙徳−−の各社が協力した。
マグネシウム合金のプレス成形は通常温間成形法によって行なわれるが、その際成形温度の管理が重要となる。薄板材の場合、加熱炉中から出した直後から温度降下が急速に始まり、300℃に加熱されたPCケースのブランク材で毎秒約20℃温度が低下していくという。
アイダエンジニアリングはプレス温度管理法として「型内加熱方式」を採用。設定温度(今回のMDケースでは約270℃)に予熱された上下の金型でブランク材を挟み込み、その位置でプレススライド、停止、素材の温度管理を行なう方式とした。常温からの成形の場合でも3秒ほどで金型温度付近まで素材温度を上昇させることができるという。こうした加熱方式の採用により素材間の温度バラツキがなくなり、寸法精度が良く、反りの少ない安定成形を可能にした。
上期の二次地金出荷量、3%増
鋳物7%増、ダイカスト6%増
日本アルミニウム合金協会がまとめた平成15年度上期(4〜9月期)のアルミニウム二次地金・同合金地金需給統計によると、生産は47万2,921d・前年同期比3.4%増、出荷は47万6,595d・同3.3%増となった。生産の前年同期比プラスは半期ベースでは平成12年度下半期以来3期ぶり、上半期としては平成12年度上半期以来のこと。また出荷のプラスは半期ベースでは平成13年度上半期以来2期ぶり、上半期としては平成12年度上半期から3年連続。
今上期の産業部門別出荷量は、▽鋳物:13万548d(前年同期比7.4%増)▽ダイカスト:24万1,748d(同5.9%増)▽板:3万8,500d(同10.3%減)▽押出:3万3,739d(同5.4%減)▽鉄鋼:1万5,457d(同4.6%減)▽合金地金メーカー向け:1万6,463d(同1.4%減)▽輸出:140d(同0.7%増)。
9月出荷は5.1%増
9月単月では、生産が8万47d・前年同月比3.3%増、出荷が8万1,813d・同5.1%増。前年同月比プラスは生産が2ヵ月ぶり、出荷が8ヵ月連続。産業部門別出荷量は、▽鋳物:2万2,456d(前年同月比8.9%増)▽ダイカスト:4万1,133d(同7.2%増)▽板:6,669d(同10.0%減)▽押出:5,787d(同4.4%減)▽鉄鋼:2,857d(同10.4%増)▽合金地金メーカー向け:2,871d(同1.2%増)。
九州不二、経常利益を下方修正
一般形材競争激化、特別益計上
九州不二サッシは10月28日、平成15年3月期業績の修正見通しを発表した。それによると、単体の9月中間売上高は125億4,300万円(前年同期比8.3%増)と5月時点の予想を5億4,300万円上回るものの、経常利益は予想を7,100万円下回る2,800万円にとどまる(前年同期は4億7,500万円の損失)。ただし、当期純利益は予想を5億2,500万円上回る5億7,500万円に(前年同期は16億8,600万円の損失)。
通期での修正見通しは売上高250億円(前期比4.1%増)、経常利益1億8,000万円(前期は3億3,400万円の損失)、当期純利益7億円(同16億4,900万円の損失)で、売上高、経常利益はそれぞれ、予想を5億円、7,000万円下回るが、当期純利益は5億5,000万円の上方修正に。
同社オリジナル商品「エコ雨戸」の新規売上げと主力製品の一般形材の増加があるものの、一般形材の価格競争の激化による売上げ単価の下落などによる利益率の低下で経常利益は予想を下回る。ただ、厚生年金基金の代行部分返上により特別利益約5億7,300万円を計上するため、当期純利益は予想より上方修正となる。
平田・元スカイ社長に藍綬褒章
トピー工の甲谷氏勲三等瑞宝章
政府は11月3日付で2002年秋の褒章・叙勲の受賞者を発表した。軽金属関連では、平田英之元スカイアルミニウム社長、現相談役、元日本アルミニウム協会会長が藍綬褒章を受賞した。また、トピー工業の杉山修美社長が藍綬褒章を、甲谷知勝元会長が勲三等瑞宝章を受賞した。
平田英之氏は受賞を受けて、「今回の褒章は、もとより私個人に対してのものであるとは全く思っておりません。アルミ業界全体に与えられたものであり、又私が在職するスカイアルミニウムが認知されたものであると受けとめております。これからもアルミ業界の行方・発展を見守っていきたいと考えております」と述べた。
TB用アルミ鋳造ホイール開発
環境配慮型新製品、トピー工業
トピー工業は同社が製造・販売するトラック・バス用鋳造アルミホイール「エクスモード」の新バリエーションとして、独自開発のDP(Dry Plating)タイプ塗装方式を採用した環境配慮型の新製品「エクスモード・ラスター」を開発した。
DPタイプ塗装とは樹脂皮膜の上に耐食性に優れたチタン合金膜を形成し、耐食塗装との複合膜とすることによってメッキホイール並みの深みのある光沢と高耐食性を実現する技術。重金属を使用する従来のメッキホイールとは異なり、素材にも塗装にも有害な成分を含まないためリサイクルが容易で、美しさと環境へのやさしさを両立したアルミホイール。
「素形材産業技術賞」を表彰
日産の先進鋳造システムなど
(財)素形材センター(濃野滋会長)は11月の「第8回素形材月間」記念行事の一環として、「素形材産業技術賞」「素形材産業環境優良工場」「素形材産業優良従業員」を表彰した。アルミ関連の表彰は次の通り。表彰式は11月7日、パシフィコ横浜アネックスホールにおいて行われた。
【素形材産業技術賞】▽経済産業大臣賞:「先進鋳造システム(NICS)による強靱性薄肉アルミダイカストの実用化」(日産自動車・浅井宏一・神戸洋史・田代政巳・工藤勝弘・今野義裕)▽中小企業庁長官賞:「金属板材のダイレクトフォーミング加工機の開発」(アミノ・網野廣之・呂言/)職業能力開発総合大学校・松原茂夫)▽素形材センター会長賞:「ダイカスト製スクリュースーパーチャージャ用ロータの開発」(リョービ宮本武雄・篠原淳・藤田章雄/石川島播磨重工業・前山光史)【素形材産業環境優良工場】▽経済産業大臣賞:明治製作所。
7〜9月期販売3.28万台・2%増
「全国販売推進運動」、ナブコ
ナブコは10月28日、神戸市のホテルで第26回ナブコグループ全国販売推進運動の表彰式を行なった。それによると推進月間の7〜9月における販売台数は3万2,834台で、当初目標の3万2,000台を2.6%上回るとともに、前年同期比でも2.4%増となった。自動ドア業界はビル・店舗着工の不振から設置台数が減少すると予測されるなか、ナブコの健闘が光り、業界シェアは50%近くに上昇したと見られる。
販売内訳は東日本16,503台(前年同期比3.1%減)、西日本12,098台(同7.5%増)、4,233台(同7.5%増)。また、建材と一体となった開口部部門(ロスカドア、大型・中型回転ドア、4枚折れ戸、NATドア、甲種防火ドア、その他)の売上高も前年同期比28.8%を記録した。表彰式では顕著な拡販を行なったナブコドア名古屋支店(自動ドア部門)、神奈川ナブコ(開口部部門)、ナブコドア金沢営業所(立体駐車場のパーク部門)−−などが表彰された。
ヤマハファが仕上げ加工講習会
ヤマハファインテックは本社(浜松市青屋町283)において、テクニカルスクール「仕上げ加工特別講習会」を開催する。内容は、@製造工程における仕上げの目的A仕上げ方法に応じた加工ツール選定B仕上げ環境を改善する自動化システムCロボットによる仕上げシステムDロボットによる仕上げ加工実演・操作体験。講師は同社技術・教育スタッフ。受講料は1名2万円(テキスト代、昼食、消費税含む)。開講日は平成14年11月14日、12月12日、平成15年1月16日、2月13日、3月13日で時間はいすれも午前9時〜午後5時。問い合せ・申込みは電話053-467-3601まで。
高精度高能率エンドミル新発売
アルミ合金加工用に、三菱マテ
三菱マテリアルはアルミ合金加工用高精度高能率エンドミル「BXDシリーズ」を開発、11月15日から発売開始する。独自のねじれ刃の採用や高精度なチップ研摩技術により、高剛性と高精度の両立を実現した超硬スローアウェイエンドミル。主な特徴は、@切刃稜線をねじれ面で形成することで低抵抗かつ高強度の切刃を有し、高壁面精度を達成。さらに、1分間に3,000cc以上の切りくず生成を伴う切削が可能、A高速切削対応として、チップの飛散防止機構(AFI)を装備、B強すくい角を有し、アルミ合金など非鉄金属の加工に最適。チップ材種には耐欠損性に優れた超微粒子超硬合金を採用、C高ランピング角の加工が可能で、肩削りだけでなく、ポケット加工・3次元ならい加工が可能、D大量に排出される切りくずを除去するため、本体全型番にエア穴を装備−−など。
最大切込量15oの「BXD4000型」、同21oの「BXD7000型」の2種があり、価格は「4000型」ストレートシャンク(切れ刃径φ20〜40)で3万3,000円から。初年度6,000万円の売上げを見込んでいる。
アルミ手摺付笠木の総市場
2001年417億円、6.4%減
アルミ製手摺付笠木メーカーで構成する手摺付笠木協議会(会長=井上繁井上商事社長)は10月18日、2001年のアルミ手摺付笠木の総市場が417億3,500万円、前年比6.4%減になったと発表した。このうち会員11社の販売額は118億6,900万円、前年比2.3%減。カバー率は28.4%で、この分野で圧倒的な力を持つサッシ大手が未加入のためカバー率が低い。
アルミ製手摺付笠木の需要動向を時系列的に見ると、97年504億円(うち、会員109億円)、98年442億円(同84億円)、99年454億円(同115億円)、2000年446億円(同121億円)、2001年417億(同119億円)となり、ビル建築不況の影響を受けてパイの縮小が続いている。
同協議会の正会員は、▽井上商事▽久米工業▽サンレール▽三和アルミ建材▽ツヅキ▽トライエンジニアリング▽白水興産▽文化シヤッター▽森田アルミ工業−−の9社、また賛助会員は、▽アール産業▽協同ウッド▽タカラ産業−−の3社。役員構成は、▽会長:井上繁(井上商事)▽副会長:東村郁雄(三和アルミ建材)▽監査:林敏行(ツヅキ)▽事務局長:菊池哲(軽金属製品協会)。
今週のレポート‥‥東京モーターショー
トラックボディのアルミ化定着
三菱自動車が超軽量Alフレーム車
第36回東京モーターショーが10月29日〜11月3日、千葉・幕張メッセで開催された。今回はトラックなど商用車を中心に展示。会期中の総入場者数は21.1万人。予想の18万人(前回商用車ショー17.8万人)を大きく上回った。
出展会社は世界7ヵ国から106社・2政府・2団体。出品車両は商用車184台(トラック109台、バス13台、ライトバン・ワゴン42台、福祉車両20台)、商用車ボディ40台(トラック・トレーラー27台、バス4台、ライトバン・ワゴン3台、福祉車両6台)、その他特別出品68台など合計341台。アルミ関連では、三菱自動車工業が参考出品した「スーパーグレードFU超軽量アルミフレーム車」が注目を集めた。
また、日本フルハーフ、日本トレクス、パブコ、東急車輛製造、アラコなど15社が商用車ボディを共同展示。さらに、新明和工業、極東開発工業、小平産業などがアルミボディを展示したほか、アルコア・ホイール・プロダクツ・ジャパン、トピー工業の2社がトラック・バス用アルミホイールを展示した。以下、注目企業の出展概要。
【三菱自動車】スーパーグレートFU超軽量アルミフレーム車
主にセメント輸送用を想定したバルク車。車両寸法は全長11,270×全幅2,490×全高3,430o。ホイールベース7,040o。車両重量9,020s、車両総重量24,930sとなっている。
トラックシャシのなかで最大の部品であるシャシフレームはアルミ製としたが、メインのサイドレールの製作には三菱アルミニウム独自の可変断面押出加工法を世界で初めて採用し、実用化した。同工法は、部位により断面形状が異なるサイドレールを一体の押出成形で製造するもので、溶接を必要とせず、精度も高く強靭なフレームを実現する。さらに左右のレールをつなぐクロスメンバーは独自のチャンネル型および中空角型の押出材を採用、その結果、スチールフレームと同等の剛性を確保しながら、フレーム全体ではスチールに比べて30%・約300sの軽量化を実現した。
また、高剛性・超軽量のアルミバルクを採用。アルミタンク容量は15.5m3から17.0m3にアップ、最大積載量は15.8dとバルクタンク容量、最大積載量ともバルク車としてはクラス最大を確保した。全輪にアルミホイールを装着、併せて後輪にはダブルタイヤに換えて超広幅のスーパーシングルタイヤを採用。燃費の3%向上を図った。
軽量化効果は車両全体で1.5d減少(バルク架装で1,000s+エンジン・キャブ・シャシで200s+フレームで300s)。アルミフレームは三菱自動車、三菱アルミニウム、三菱マテリアルの共同開発、アルミ製バルクタンクは三菱マテリアルが開発を担当した。架装は極東開発工業。
【小平産業】アルミ中空押出形材製ベッセル
「FLATSMALL022・ニューコンセプトトレーラ」を2台出展。EBS・ECAS・リフトアクスル付セミトレーナとして国内で初めて、国土交通省・新型自動車型式認定を取得。このうち、「FLATSMALL022リフトアクスル付アルミセーフティーズームダンプトレーラ」はオートルーフ付アルミ製ダンプボディーを架装。ベッセルはアルミ製。新幹線などに採用されて実績のあるアルミ中空押出形材を採用。耐食性、耐久性を向上させながら軽量化を実現している。一方、「フェザーウイングトレーラ」のフロントパネルは接着工法により、中柱を一切使用しないオールアルミ製で、100s以上の軽量化を実現している。
【日本トレクス】次世代手動開閉式アルミウイングトレーラ
幌タイプでしか出来なかった手動開閉を業界に先駆けてアルミウイングで実現。油圧仕様に比べて故障が少ないうえに、新開発の開閉用スプリングで操作性も向上。メンテコストも大幅低減。
【日本フルハーフ】軽量ウィングトレーラ
センタービーム、リアドア、アオリなど随所にアルミ材を採用。最大積載量はアルミホイール装着時で20,700s、鉄ホイール装着時で20,600sとクラス最大を実現。オプションとしてドア開放感知センサーによる盗難防止装置を装備。
【パブコ】定温ウイングボデー
昨年モデルチェンジしたドライウイングに引続き温度管理(チルド対応)を加えたウイングボデーを開発。ウイングパネルはカラーアルミ内外板の間に熱伝導率の少ない断熱材をサンドイッチ加工。床上張りはT型アルミ形材の通気性を高めた。また、フロント・サイド・リヤにアルミ製エアリブを取り付けることでボデーと積み荷の間に隙間を設け、冷気を隅々まで循環させる仕組みに。
《週間トピックス》
◆日軽金メタル合金事業部がISO9001
日本軽金属のメタル合金事業部は10月18日付けで品質管理の国際規格である「ISO9001(2000年版)」の認証を取得した。審査登録機関は(財)日本規格協会。
認証範囲は「アルミニウム合金地金の設計・開発及び製造」、該当事業所はメタル合金事業部、幸田工場(愛知県)、三重工場、メタル合金大阪支店、メタル合金名古屋支店、東京配送センター(埼玉県入間郡)。
◆三協アが木粉入り樹脂製門柱・門扉
三協アルミは10月21日から耐久性に優れた木粉入り樹脂製の機能門柱と門扉を発売した。商品名は「プラウディ」。
これで同シリーズはフェンス、門扉、門柱が揃い、住宅外構のトータルコーディネートが可能となった。商品名は「プラウディ」。門柱には1本柱タイプと2本柱タイプがある。門扉は両開き・片開き、内開き・外開きがある。
新製品の素材はアルミ形材を補強材とし、内層をABS発泡樹脂、表層を木粉入りASA樹脂の二重構造の形材で、これを組合せて門柱や門扉を形成。特徴は@天然木のような手触りと温もりのある色調Aメンテナンスが容易Bアルミ製に比べ温度変化が小さく植栽や人に優しいC耐候性に優れ、変色やささくれ、割れ、腐食がほとんどない−−など。カラーはパイン、ローズウッド。
◆杉田エースが品質ISO取得
建材大手流通の杉田エースは10月18日、国際品質規格ISO9001の認証を取得した。認証範囲は「建築金物、建築関連資材及びDIY用品の卸売り並びに付帯サービス」。認証機関は潟}ネジメントシステム評価センター。
◆東洋EXが秋の新製品キャンペーン
東洋エクステリアは2002年秋の新製品の受注促進を図るため、全国10ヵ所の同社ショールームにおいて、新製品キャンペーンを開催している。対象は、今後、家の新築やエクステリアのリフォームを考えている一般ユーザー。
各ショールームにおいてキャンペーンにエントリーのうえ、2002年秋の同社新製品を使ってエクステリア工事を行なった人にもれなく、バンブーバスケット(鉢カバー)3点セット(4,000円相当)を贈呈。さらに対象商品の入った自宅の施工写真を送ると「花とみどりのギフト券」1,000円分をもれなく贈呈する。期間は10月21日から12月27日まで。
◆フォーラム「失敗しない外装クリーニング」
アルミニウム外装クリーニング技術研究協議会(ALCC)は11月26日午後1時30分〜5時、東京都城南地域中小企業振興センター(東京都大田区南蒲田)においてフォーラム「失敗しない外装クリーニングは、こうしたい」を開催する。
内容は、▽ALCC平成14年度事業経過報告(ALCC会長・石野正俊)▽メディアから見た外装クリーニングの実態と課題(テツアドー出版編集部・土谷哲朗)▽外装タイルへの防汚技術の現状(INAX窯業技術研究室室長・渡邊修)▽特別講演:建築主の外装クリーニングへの要望(聖路加国際病院施設管理課課長・小室克夫)▽基調講演:東京タワーのメンテナンス(竹中工務店技術研究所主任研究員・大澤悟)。
参加費は一般2万円、協賛会員1万5,000円。申込は電話03-3366-3612まで。
〈訃報〉
大塩三千雄氏(おおしお・みちお=元昭和アルミニウム取締役、三洋昭和パネルシステム取締役副社長)10月31日午前5時、自宅(埼玉県狭山市入間川975-46)で心不全のため死去、62歳。通夜・本葬は11月1日〜2日、川越メモリードホールで執り行われた。喪主は妻の與志子(よしこ)さん。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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