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NO.1636(2003年05月19日号)
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トステムが屋根材進出
2月から崖OOF TOSTEM始動
社長に板垣氏、「Tルーフ」まず関東で
トステム(菊池光男社長)が住宅用屋根材事業に参入した。昨年11月、「崖OOF TOSTEM」を設立、去る2月から一部営業を開始した。住宅開口部から設備機器、内装材までを網羅した同社に残された分野が屋根材。今後の展開が注目の的。
「ROOF TOSTEM」は休眠会社のトステム耐震エンジニアリングを改称、体制を一新して屋根材専業として出発。資本金は1億円で、トステムの100%出資。本社は東京都葛飾区細田3-8-3に置く。社長には板垣順平氏が就任した。事業目的は粘土製・スレート製・セメント製・金属製屋根材及び雨樋の製造、販売並びに輸出入。
当面はニュージーランド製の金属複合屋根材の輸入販売を行なう。商品名は「Tルーフ」。同商品は高耐久・高耐候性に富むガルバリウム鋼板の表面に天然石を吹き付け塗装した多層構造が特徴。@粘土瓦に比べ大幅に軽量で建物躯体の負荷が少ないA従って耐震性に優れるB金属単板屋根材に比べ断熱・防音性に富むC塗料の塗り替えなどが少なくて済み、メンテナンス性が良いD石綿など有害物質を一切含まないエコ型商品−−などがセールスポイント。同商品の他、先進的な各種屋根材も開発を進めている。
03年度上期は関東の1都6県でスタート、順次拡大する。販売方法は代理店制度を採用、目下首都圏で代理店を募集中。また、屋根材の販売では不可欠な屋根工事については、屋根工事施工認定工事店制度を新設し、トステムグループによる責任施工体制を原則とする。
トステムは住宅用アルミサッシ・ドアなど開口部材をベースに、システムキッチン・バス、パネル構造材、内装材などに事業を拡大した住関連総合メーカー。ただ、住宅屋根材については工場によるユニット生産が困難だったり、高度な施工力を持つ施工店の組織化が不可欠であるなどの観点から、これまで事業化を見送ってきた。
しかし、スレート瓦・粘土瓦屋根が主流の同分野はいま、地震に強い軽量・高強度な商品が求められ、同時に太陽光発電一体型屋根材など新機能を付加した商品が爆発的に伸びるなど、市場構造の変化が顕著。今後の成長が予想される住宅リフォームでも屋根改修は重要なビジネスファクターの一つ。この変革期をとらえてトステムが住宅屋根材事業に挑戦するもので、建材では断然No.1の販売力、技術力、経営力を誇る同社がこの分野でどのような展開を行なうか関係者の注目を集めている。
02年度アルミ二次合金出荷量
6%増、ダイカスト向け7%増
日本アルミニウム合金協会がまとめた2002年度のアルミ二次地金・同合金地金需給実績によると、生産は98万597d、前年度比6.7%増、出荷は98万4,978d、同6.3%増と、ともに2年ぶりのプラスとなった。
出荷の産業部門別内訳は、▽鋳物:26万6,669d(前年度比10.7%増)▽ダイカスト:50万3,698d(同7.4%増)▽板:7万6,764d(同6.8%減)▽押出:7万2,881d(同5.5%増)▽鉄鋼:3万522d(同2.5%減)▽合金地金メーカー向け:3万4,104d(同0.9%減)▽輸出:340d(同14.1%増)。
3月は生産・出荷とも3.5%増
なお、3月単月では、生産が8万5,168d、出荷が8万5,731dで、ともに前年同月比4.5%増。プラスは生産が7ヵ月、出荷が14ヵ月連続となった。
出荷の産業部門別内訳は、▽鋳物:2万2,813d(前年同月比8.9%増)▽ダイカスト:4万4,574d(同3.7%増)▽板:6,286d(同8.2%減)▽押出:6,594d(18.2%増)▽鉄鋼:2,454d(同9.3%減)▽合金地金メーカー向け:2,990d(同1.7%増)▽輸出:20d(同0.0%増)。
IHI、中国企業に冷間圧延機
受注額20億円、実績2基目
石川島播磨重工業(IHI)はこのほど、中国の寧波華揚(ニンボーファーヤン)アルミ有限公司(NHACアルミ、浙江省奉化市)からアルミ圧延用コールドミル1基を受注したと発表した。受注金額は20億円弱。中国向けアルミ圧延用コールドミルの受注としては昨年秋の広西南南アルミ箔に続く2基目。来年秋の稼働開始を予定している。
NHACアルミは、CSアルミ(高雄市)を含む台湾資本により昨年秋新設された会社。今後、中国国内で板需要の拡大が見込めることから設備を導入したもので、さらなる設備拡張も計画中。
IHIが受注したコールドミルは、AFC(自動平坦度制御)システム、AGC(自動板厚制御)システム、VCロール(可変形式抑えロール)などを装備した最新鋭設備。IHIは98年、NHACアルミに出資したCSアルミにアルミ圧延箔ミル2基を納入した実績があり、総合的な技術力が高く評価されたことが今回の受注につながった。IHIはこれまで国内外向けにアルミ用コールドミル30基の受注実績があるが、中国を今後の最重点市場として位置付けている。
旭テック
投資会社リップルウッド傘下に
公開買付けで株式過半数を取得
米投資会社のリップルウッド・ホールディングスは6日、鋳物・自動車用アルミホイールメーカー旭テック(静岡県小笠郡菊川町、武内貞継社長)の株式の過半数を公開買い付け(TOB)で取得し、買収すると発表した。リップルウッドは日本の自動車部品メーカーの買収を進めており、自動車事業を強化している旭テックを傘下に収めることにしたもの。旭テックは6日の取締役会で、「事業の更なる発展に資するものと判断、賛同の意を表明する」ことを決議。また、持株比率42.36%の筆頭株主である日本ガイシも、このTOBに応募し全保有株を譲渡すると発表した。
公開買い付けは、リップルウッドが運用する投資ファンドが出資するジェイシー・ホールディングス及びジェイシー・ホールディングスUにより行われる。公開買い付けにより発行済み株式数5,983.5万株の42〜51%の取得を目指す。
この公開買い付けが成立することを条件に、リップルウッドは旭テックの新社長に元いすゞ自動車専務の佐々木久臣氏を指名することを内定。元本田技研工業副社長の入交昭一郎氏と元米ゼネラル・モーターズ(GM)欧州社長のリチャード・ドネリー氏も非常勤取締役に就任する。武内貞継社長は退任する。旭テックが6月27日開催予定の取締役及び株主総会で正式決定する。
公開買い付け価格は1株につき145円、買い付け期間は5月7日から27日までの21日間。買い付け予定株式総数は3,051万株。買い付け予定総額は約45億円。リップルウッドは買収後、旭テックが行なう約20億円の第三者割当増資を引き受け、議決権の所有比率を3分の2以上に引き上げる。また、約190億円の資金調達の斡旋も行なう予定。
日本ガイシは、50年に電力用のガイシ金具の安定供給を目的に、旭テックに資本参加して経営権を取得したが、電力会社の設備投資圧縮などで、旭テックの日本ガイシ向け売り上げが減少。今後、同社とのシナジー効果も見込めないことから株式譲渡を決めた。
リップルウッドは、旭テックに人的及び資金面における経営資源を投入することで、収益構造を転換、事業拡大や財務体質の強化を図る。タイ及び中国を拠点としたホイール事業の拡大、アルミ鋳鍛造、高真空ダイカスト、マグネシウムダイカストなどの高付加価値商品の拡大による収益向上や、現在進行中のコスト削減・合理化策を徹底、選別的な投資によりフリーキャッシュフローの改善を目指す。
同社は旭テックについて、「優れた人材、技術及び製品をもっており、経営資源を追加投入することで十分な成長戦略を描ける有望企業」と評価。社長に就任予定の佐々木久臣氏は、「軽量アルミホイール、高真空ダイカストを軸とした成長の機会は極めて大きいと確信している」としている。
スヤマ・インフィル
住宅リフォーム事業に新規参入
工務店を組織化、営業に女性起用
関東の建材・設備機器大手問屋のスヤマ・インフィル(東京都武蔵野市境2-4-4、資本金3億1500万円、社員118名、小野寺正臣社長)は03年度から住宅リフォーム事業に参入する。地域工務店を組織化、その顧客情報によって女性社員が営業するなど新たなビジネスモデルを構築、テスト導入した浜松営業所で成果を上げたのでこれを全国の15営業所に順次展開する。
浜松営業所の新モデルは、@同営業所と同地域の4工務店がリォームメイトとして契約A各工務店が完成引き渡し後10年以上経過した顧客情報をスヤマに提供BそのOB顧客情報をもとにスヤマのセールスレディ(リフォームコミュニケーター)が訪問営業する−−というもの。地域の住宅建築に実績を持ち、地元情勢に精通した工務店を組織化、また、主婦に受け入れられやすいセールスレディを営業に起用する点が特徴。
水回りや内装、開口部、その他の注文があればスヤマが建材や設備機器を提供、工務店や地域の専門店が施工する。問屋は施工力に難点があり、工務店は営業力が弱いという相互の弱点を補完する形で両社が提携し、今後の成長分野といわれる住宅リフォームを事業化、共存共栄を図る。
浜松営業所では02年8月に同営業システムを導入、その後、工務店1店当りの売上高が月間200万円増加するなどかなりの成果が見られた。このため、03年度は4月からリフォームメイトを15店に拡大、顧客リストも5,000件に増やす。さらに04〜05年度には年間3営業所ずつ同システムを導入、将来的には全15営業所(福島県から静岡県まで)で展開する。住宅資材メーカーもショールームの提供、女性専門技術者の派遣などでこれを支援しているという。
同社は関東地区を地盤とする建材・設備機器大手問屋で、年商規模は約70億円。目下、新築関連90%、リフォーム関連10%の売上構成だが、新設住宅着工の不振から新築は低迷、反面、リフォーム関連は年率10%程度増収を記録。今後、新ビジネスモデルを軸にリフォーム事業に経営資源を投入、主力事業に育成する。
02年度アルミ・スチール建材統計
アルミ出荷50万d割れ、3.5%減少
日本サッシ協会はこのほど、2002年度におけるアルミ建材・スチール建材の生産・出荷速報をまとめた。それによるとアルミ建材の総生産は46万8,815dで前期比4.5%減、出荷は49万3,303dで同4.5%減となり、50万dの大台を割り込んだ。
大きく落ち込んだのがアルミエクステリアで、生産10.2%減、出荷9.6%減。新設住宅着工不振、住宅予算の圧縮などから不急不即の各種エクステリアの装着比率が落ち込んだ。木造住宅用サッシも同じ理由で低迷した。ビル用も生産・出荷ともマイナス成長で、首都圏は再開発超高層ビルの建設ラッシュに湧いたものの、地方中核都市の低迷が厳しく影響した。アルミ室内建具が唯一プラス成長だが、構成比はまだ低い。
スチールドアはマンション向けは堅調だが、ビル・工場などの特定防火施設が減少、シャッターは都市再開発の好影響を受けた。
日本金属サイディング工業会
会長にチューオーの尼子社長
日本金属サイディング工業会はこのほど、03〜04年度の役員人事を内定した。それによると会長には副会長の尼子一彦氏(チューオー社長)が昇格する。また、副会長にはアイジー工業の金田直治社長、東邦シートフレームの村上靖社長がそれぞれ就任する。相川正会長は退任。5月22日に開催予定の定時総会で正式決定する
トステムがLマークタワー展示場
1,800uに5つのモデル住宅
トステムは4月25日、住関連の総合ショールーム「横浜ランドマークタワー」をオープンした。同タワー12階の全フロア1,800uを使用、既存の東京・大阪の両展示場に次ぐ規模で、住宅関連資材の展示場としては神奈川県で最大級。5つのスタイルに分けたモデル住宅をフロアに建て込み、「実際に暮らしているかのように、住心地や使い勝手を体験できる」のが大きな特徴。
5つのモデル住宅は@南欧風A現代洋風B英国風C都市型モダンD現代和風。これらの住宅に併設してユーザーが商品を選択しやすいように@採光・採風A換気・防音・断熱B住宅モジュールC防犯Dリフォーム−−の5つのテーマごとの体感コーナーを設置したユーザー最優先の提案型デザイン。
展示品はシステムキッチン、バスルーム、洗面化粧台、サッシ、玄関ドア・引き戸・室内ドアなどインテリア建材、エクステリア、外壁材。モデル住宅展示や体感コーナー、クッキングルームも併設。営業時間は午前10時〜午後6時。毎週水曜日が休館。JR・東急東横線・市営地下鉄「桜木町」から「動く歩道」で約10分。
東洋EXが防犯スポットライト
センサーで侵入者感知・威嚇
東洋エクステリアはこのほど、侵入者をフラッシュライトで威嚇する熱線センサー付き防犯スポットライトを発売した。愛車の盗難や侵入盗などの抑止効果を高めることを目的に、カーポートや勝手口、裏庭などに取り付け、人を感知すると約10秒間フラッシングする熱線センサー付き。
人を検知するとすぐに約10秒フラッシングする「防犯すぐモード」、人が来ると自動的に点灯し、一定時間止まると約10秒間フラッシングする「防犯設定時間後モード」のほか、人を検知すると点灯し、いなくなると消灯する「ON/OFFモード」に切り替えが可能。壁面専用型とポール型の2種類があり、価格はそれぞれ、3万2,000円、5万8,000円。初年度3,000万円の売上を見込む。
三協アルミの「エクモアFXG」
カーテンGの主力商品を一新
三協アルミニウムはこのほど、カーテンゲートの主力商品であるエクモアFXシリーズをリファインした「エクモアFXG」を発売した。中級タイプのエクモアFXシリーズを、新タイプのレバーハンドル錠採用などによる機能性のほか、施工性、防犯性を向上。サイズも豊富に設定した。
カマ錠が連動している新型のレバーハンドルはワンアクション操作で開閉が可能。レバーハンドルのみの開閉操作のため、デザインもシンプルに。安全性に配慮し、扉の横揺れ防止に効果的な振れ止めラッチを標準装備。門柱には左右勝手の区別がないため、門柱施工後でも現地で開き勝手の変更ができる。また、ゲートを閉めた状態では扉本体の取り外しができないので、車の盗難防止にも効果的。価格は写真の「エクモアFXG」1型(幅3007o×高さ1200o)で16万円。
「人と車のテクノロジー展」
5月22日からパシフィコ横浜
5月22日〜23日、パシフィコ横浜・展示ホールで「自動車技術展:人とくるまのテクノロジー展2003」が開催される。自動車に関わる先端技術を見て、触れて、体験することができる国内唯一の専門展示会。主催は社団法人自動車技術会。展示面積1万3,300u〜1万6,500u。展示規模は250社/500小間を予定。これまでの来場者数実績は01年3万836名、02年3万2,586名で、今回は3万5,000名を見込んでいる。入場は無料。
四輪・二輪の各自動車メーカーを始め、本誌関連では、旭テック、古河電工、日本軽金属、日本マグネシウム協会、スガ試験機、パーカライジング・グループなどが出展する。
自動車部品生産システム展開催
アルミネ、住軽、日立金等出展
6月18日(水)〜20日(金)の3日間、東京ビッグサイトにおいて、「2003自動車部品生産システム展」が開催される。自動車部品製造を支える機器・システムなどが一堂に展示される。
本誌関連の出展企業は、▽アイダエンジニアリング(プレス機械、周辺装置パネル)▽愛知産業(溶接機)▽アルミネ(アルミ合金棒・線、高品質アルミ板条)▽宇治電化学工業(研磨システム・研磨材)▽カナック(金属表面硬化処理)▽コマツ産機(ACサーボプレスH2F)▽新東工業(ピ−ニング・研磨機・プレス)▽住友金属工業(鉄鋼製品・非鉄金属製品、他)▽住友金属直江津(Mg合金圧延板、クラッド鋼板)▽住友軽金属工業(押出形材他のアルミ圧延製品)▽タクボエンジニアリング(塗装ロボットシステム)▽日立金属(足回り部品、金型、複合磁性材料)▽日立製作所・日立研究所/茨城日立情報サービス(鋳造シミュレーションシステム)▽メサック(塗装機械、静電植毛)−−など。
「産業技術賞・環境優良工場」
素形材センターが表彰候補募集
(財)素形材センターは今年度の「素形材産業技術賞」及び「素形材産業環境優良工場」の候補者の募集を開始した。毎年11月の素形材月間事業の一環として実施するもので、「技術賞」は「わが国素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術」の開発者(個人・複数の個人、企業、団体など)を表彰する。85年度の創設以来今年が第19回目。経済産業大臣賞、中小企業庁長官賞、経済産業省製造産業局長賞、素形材センター会長賞−−の各賞が授与される。素形材の範囲は、鋳造、鍛造、プレス成形、粉末冶金等によって加工された金属系部品・製品のほか、プラスチック、セラミック等の構造部品・製品や、素形材産業技術に関連するソフトウエアも含まれる。一般の圧延、製缶及び溶接加工は対象外。
「環境優良工場」は、「作業環境、周辺環境、その他広域的な環境に係わる対策を講じ、成果を上げている工場」を表彰するもの。86年度の創設以来、今回が第18回目。
書類提出期限は「技術賞」が6月23日、「環境優良工場」が6月30日。表彰式は11月14日、機械振興会館において行われる。応募要綱等の詳細は、同センター(電話03-3434-3907)または、ホームページで。(http://sokeizai.jp)
デジカメ画像で距離・面積測定
不二サが見積支援ソフトを発売
不二サッシは、デジタルカメラで撮影した建物や施設・構造物などの画像から、任意の距離や面積を計算するソフト「実測くん」(特許出願中)を新発売する。画像に基準寸法の幅と高さを入力するだけで、任意の距離や面積を簡単に算出することができる。これまで、建物の外装・内装リフームや足場工事などでは、施工図面を探し出したり、現場でのスケッチやメジャーを用いた詳細測定が必要であったが、同ソフトによりこうした見積りや下見工数の大幅削減が可能。面積は、加算と減算機能により、見積もりの必要な箇所だけを抜粋して算出できるため、材料単価データと併せた見積り計算も行なえる。
必要な動作環境はOSがWindows2000/XP/98、CPUはIntel PentiumV以上。デジタルカメラは200万画素以上を推奨。新発売記念価格1万9,800円で5月20日から発売し、初年度3,000セットの販売を狙う。
木質インテリア建材で新製品
業界最多35デザイン、YKK AP
YKK APはこのほど、木質インテリア建材「ラフォレスタ」に、豊富なデザインと多彩なカラーでモダンインテリアへのこだわりに応える「ラフォレスタ モダン」(室内ドア・引戸)を新発売した。それぞれテイストの違うモダンインテリアをコンセプトに、デザインを“モダンアクセント”、“和禅”、“ハーブパステル”の3つのスタイルに分け、合計35種類と業界最多のデザインを用意。サッシメーカーならではのアルミ形材や「丸」「半円」形状の小窓をアクセントにするなど、シンプルながら個性的なモダンインテリアを幅広く演出する。
カラーも、ベースカラーとして「ホワイト」やダーク系の「アンバー」などの新色を加えた5色を木目柄で展開。いずれも木目柄のあまり目立たないカラーを採用。扉のカラーも、「藍色」「弁柄」「苔色」「パステルカラー3色」を採用、和禅、ハーブパステルを対象に、扉の表・裏のカラーをそれぞれ違う色に組み合わせることで、業界初の270通りの中から「自分だけのオリジナル扉」を作ることが可能。
超高層マンション向けサッシ
不二が「FNS-100シリーズ」
不二サッシはこのほど、都市の喧噪と切り離された上質な居住空間づくりに役立つ超高層マンション向けのハイグレードサッシ「FNS-100シリーズ」を新発売した。超高層マンションに対応するため竪枠フリーの乾式枠を標準設定。枠見込100oの複層ガラス対応サッシで、38o・43oという広いガラス溝幅を設定することで、空気層12oの複層ガラスや、6o+6o厚以上の合わせガラスを用いた複層ガラスにも対応可能。
さらに、重量150sの大型障子にも対応できる高性能戸車を開発。テコの原理を利用して引き力を軽減する「キックハンドル」もオプション設定するなど、操作性も一段と高めた。年間1万窓の販売を見込んでいる。
《週間トピックス》
◆住団連、まちなみ住宅100選を募集
ハウスメーカーなど住宅大手メーカーで構成する住宅生産者団体連合会は、住宅月間イベントの一環として「まちなみ住宅100選・まちなみに配慮した住宅の事例」を募集する。欧米に比べやや見劣がするといわれる日本のまちなみの改善の一環として「まちなみに配慮した既成市街地の一戸建新築・建て替え、リフォーム、複数戸からなる住宅開発や集合住宅の優れた事例」を公募。
応募期間は03年4月30日〜8月29日。応募対象は周辺の住環境の改善に寄与していると思われる戸建て住宅、リフォーム住宅、集合住宅およびその部分(窓・玄関まわり・外構など)で、過去20年内に施工されたもの。応募資格は個人・団体を問わない。応募先は東京都港区虎ノ門1-6-6、晩翠軒ビル、住宅生産団体連合会まちなみ住宅100選事業事務局。
審査委員長は陣内秀信法政大学教授。優れた物件には「まちなみ住宅優秀賞」「同奨励賞」が贈られる。
◆日本アルミ、決算公告はホームページで
日本アルミ(加藤靖弘社長)は4月30日開催の取締役会において、2003年3月期以降の決算公告(貸借対照表及び損益計算書)については、定款に定める公告方法(日本経済新聞への掲載)に代えて、電磁的方法(同社ホームページへの掲載)により行うことを決議した。決算公告が閲覧できるホームページアドレスは「http://www.nal.co.jp//kessan/index.html」。6月27日開催予定の定時株主総会における報告の後、ホームページに掲載する。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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