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NO.1704(2004年09月20日号)
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双日・立花金属のベトナム押出合弁
今期累損一掃、設立9年で初配当
旺盛な需要受け売上10億円台に
双日と立花金属工業などとのベトナムにおけるアルミ押出合弁、ビジャルコ(VIJALCO、ホーチミン市、平田善朗社長)の収益が好調に推移している。97年12月に本格生産をスタートし、99年度には黒字化を実現。今期は累損を一掃、初の配当を実施する。
ビジャルコの03年12月期は売上高903万5,000j、経常利益40万jを達成。今期も売上高940万〜950万j、経常利益40万〜45万jを見込んでおり、過去最高を更新する。同社は96年3月、資本金530万jで、日商岩井42%、菱和金属工業20%、ベトナム現地企業スニメックス38%の出資比率で設立。各株主の事業統合・合併に伴い、それぞれ、双日、立花金属、ベンタン(BEN THANH)に変わっているが、出資比率は従来通り。
現有設備は1800d押出機1基、アルマイト処理設備、一部加工設備、金型製造設備など工場立ち上げ時と同様。従業員数は170名。年産能力は最大4,000d。旺盛な需要を受けて現在、週6日間・24時間操業でフル稼働の状態にある。
ベトナムではインフラ整備に伴うビル建設、住宅着工の増加を背景に、昨年以降、サッシ向け形材需要が急激に拡大している。現在の市場規模は約2万d。ビジャルコの他、台湾資本4社、ベトナム資本2社の大手メーカーがあり、台湾資本1社とビジャルコが首位を競っている。
「市場が拡大する中で、高品質の製品に対する需要が増えている。三菱アルミグループの高い技術力の裏付けがあるビジャルコの製品は、品質、納期などの面で評価が高い」(双日エネルギー・金属資源部門の三ッ矢公一非鉄金属部長)。「材料供給・販売管理の双日、生産技術の三菱アルミグループ、ベトナム現地企業の各パートナーが三位一体になったことで、順調な事業経営が可能になった」。
生産要員の熟練度アップにより製品歩留りが改善、台湾資本進出による価格攻勢も沈静化。厳しい与信管理を行っていることも利益確保につながり、累損一掃と配当可能な財務体質を実現した。 販売は、ほぼ100%がベトナム国内の建材向け。一部IT機器、音響製品向けのコンポーネントなど住宅関連以外の工業製品向け形材の引き合いがあり、タイなどにも輸出している。ベトナムは住宅関連、建材製品の需要が旺盛で、当面、同分野に注力する。
「双日が事業の『選択と集中』を進めている中で、一時、『ビジャルコも売却か』という話もあったが、現在は『集中・継続経営』ということで承認されている。非鉄金属部でビジャルコは事業アイテムとして大きな位置を占めている。どうやってこれを維持・継続し、右肩上がりで企業価値を高めていくかを考えていく」(三ッ矢部長)。
需要が旺盛なことに加え、資金面で余裕が出てきたことで押出ラインの増設も可能。「ただ、資金の効率化も考え、当面は現状の設備で対応する。月600dに能力を倍増しても売れるか、売らんがために値段が安くなると利益率が低下しても良いのか、ということである」。
「来期に入って、三菱アルミ・立花金属などと協議のうえ、拡大発展に向けた中期経営ビジョンを策定する。三菱アルミの戦略として、立花と菱和の合併に続いて、海外展開を含めて今後の押出事業の方向性を打ち出していくだろうが、ビジャルコの事業が軌道に乗ったことで多様な選択肢が可能になってきた」という。
東工大で軽金属学会秋期大会
講演171件、11月20〜21日
軽金属学会(佐藤薫郷会長)は11月20日(土)〜21日(日)の両日、東京工業大学大岡山キャンパス(東京都目黒区)において、第107回秋期大会を開催する。講演発表件数はテーマセッション40件を含む171件にポスターセッション21件を合わせた192件。分野別内訳は▽鋳造・半凝固・半溶融加工・凝固・急冷凝固10件▽粉末冶金・メカニカルアロイング・急冷粉末・固化成形5件▽熱処理・組織制御・再結晶・集合組織9件▽状態図・相分離・時効析出・拡散・電気(熱)伝導9件▽力学的性質(強度・硬さ・えん性・じん性・ぜい性)11件▽疲労・破壊6件▽塑性加工・変形能10件▽超塑性・高温変形・粒界すべり4件▽切削加工2件▽接着・接合16件▽表面処理・表面改質7件▽腐食・応力腐食5件▽複合材料5件▽マグネシウム21件▽チタン7件▽分析・測定1件▽リサイクル・製錬・抽出3件▽ポスターセッション21件。
また、テーマセッション講演会は、▽急冷凝固軽金属材料の実用化とその新展開16件▽アルミニウムおよびマグネシウムの表面改質・表面処理11件▽中強度アルミニウム合金のPhysical Metallurgy13件。
なお、20日午後1時10分から定時総会・表彰式、2時20分から小山田記念賞受賞講演、3時30分から特別講演がそれぞれ開催される。
不二ロール工機の資産売却
長谷工に、有利子負債を圧縮
不二サッシは7日、同社連結子会社の不二ロール工機(千葉県船橋市、三橋伸夫社長)が固定資産の譲渡を決定したと発表した。現在、本社事務所及び工場用地として使用している土地2万4,018uを長谷工コーポレーションに売却する。7日に売買契約を締結、05年3月31日に物件を引き渡す予定。帳簿価格(連結ベース)14億8,600万円に対し譲渡価格は17億円。譲渡益約2億1,400万円は05年3月期連結決算で特別利益に計上するが、固定資産処分損などの特別損失計上に充当するため、5月発表の業績予想は変えていない。
不二ロール工機は建築用収納折戸、軽量型鋼、プラスチック成型品などの製造・販売会社。資産売却後は不二サッシ千葉工場(千葉県市原市)内の土地・建物を本社・工場用に賃借する。
不二サッシは「04年度〜06年度新中期経営計画」の中でグループの再編を通じた各事業の最適化・効率化および連結ベースでの有利子負債の圧縮など財務体質の改善を進めており、今回の譲渡はその一環。
日本製箔の重村社長が初会見
安定黒字へ、シェアより収益重視
得意の加工箔・特殊箔を強化充実
日本製箔の重村郁雄社長は6日、東日本橋の東京本社で就任後初の記者会見を行い、新社長としての抱負と今後の経営方針などについて所信を述べた。
その中で、「中期経営計画NS-21の効果により史上最高益を確保、今期復配も視野に入ってきた。今後、箔業界は需要の大きな伸びが見込めない中で、将来にわたって安定的に黒字計上の可能な新しい日箔を築きたい。そのためには、日箔ならではの新製品の開発など、シェアよりも収益を重視した経営を進める」と強調した。以下は同社長の会見要旨。
【経営の基本方針】
当社の強みは、アルミだけでなく、銅、スズなど金属箔の総合メーカーであることだ。特にアルミ箔では「薄い、塗る、貼る」という三要素の技術力が高い。マーケットに深く入り込むとともに、良い顧客に恵まれている。
今期業績は連結経常利益で10億円と当初予想から3億円上方修正、単独でも予想を4億円上回る9億円と、過去最高である96年11月期の6億7,000万円を更新する。プレーン箔の生産を野木に集約、滋賀は特殊箔、加工箔の生産に特化した効率的な生産体制を構築するなどNS-21の成果が実った。今期連結営業利益予想11億円は特殊箔4億円に対して、アルミ箔も7億円で、利益率の低かったアルミ箔も確実に収益回復に結びついている。ただ、箔業界は依然厳しく、将来にわたって安定して黒字経営を続けられる、「存在感のある」会社にしたい。
「存在感がある」とは、日箔ならではの製品を増やしていくことである。例えば、医薬品包材のPTPはシェアが45〜48%と高い。銅箔ではRFID(電波自動認識システム)用ICタグ材がある。RFIDの販売実績は03年度の約700万個・7,000万円から07年度には3億個・7億円を見込んでいる。合金設計技術、製箔技術、貼合わせ技術、印刷技術、エッチング技術、精密な裁断技術など日箔の持つ優れた要素技術が生きており、新製品開発の代表としてさらに伸ばしていく。
ポスト「NS-21」の中期計画の具体的な内容は年内をメドに策定する。基本的な方針は、@収益重視の徹底、Aボーダーレスな競争にうち勝つ、Bキャッシュフロー経営の強化、C新製品の開発、D重点事業の強化−−の5つを掲げている。
価格是正は一般箔で5〜7%を実現。加工箔も5〜10%の幅で交渉中で、何としても決着したい。ただ、陥没価格が一部是正されたとはいえ、落ち込み幅との乖離は依然大きく、まだ不十分。箔地も値上がりしている。
自助努力には限界があるが、国際調達などによりありとあらゆる購入品のコスト低減策を講じる。箔地は品質要求が厳しいため、現在月約1,500dの使用量の中で輸入品は1%程度にとどまっているが、改善していく余地があろう。
07年から日本の人口が減少していくことで、アルミ箔の需要は大きくは伸びず、パイの拡大を前提とした経営はできない。今後は基本的に量を追いかける分野からはシフトし、シェアよりも利益を重視する。そのためには新製品を開発していく以外に方法はなく、日箔の強みである特殊箔や、売上の3分の1を占める加工箔など「薄い、塗る、貼る」という強みを生かした新製品をさらに伸ばしていく。中国などからの輸入品も入りつつあるが、絶対に譲れない分野があり、品質・差別化で阻止する。
また、有利子負債残高は単体で3月末に40億円弱と圧縮が進んでいるが、今期中には32億円前後までさらに減らしたい。
【業界再編について】
現在、具体的な計画はないが、統合効果は古河スカイの設立で十分認識している。箔メーカー7社は多すぎると思う。銀行、鉄鋼業界の例を見てわかるように、箔業界が現状のままで進むとは考えられない。
菊池氏、TOEX代表取締役会長に
東洋エクステリアは1日開催の取締役会で、菊池光男取締役最高顧問が代表取締役会長に就任する人事を決めた。渡邊譽代表取締役会長は取締役顧問に退いた。
新潟で全国マグネシンポジウム
県央地域地場産業振興センター
(財)新潟県県央地域地場産業振興センターは11月11日〜12日、「全国マグネシウムシンポジウム in 新潟県央」を開催する。新潟県央アクションプランの最終年度として事業化に弾みを付けるため、産学の第一人者を招聘して開催するもの。「モノづくりネットワーク交流フェアin燕三条2004」も同時開催され、マグネシウム素材関連企業約50社による展示商談会も行われる。開催場所は講演会が三条・燕地域リサーチコア、展示会が三条・燕地域メッセピア。参加費は無料。
シンポジウム講演内容は次の通り。【11月11日】▽マグネシウム合金の加工技術開発に関する新潟県の取り組み(新潟県工業技術総合研究所研究開発センター・田辺寛/小林泰則)▽マグネシウム合金の鍛造成形による製品化事例−−マグネシウム軽量ペンチ(協同組合三条工業会専務理事・涌井清次)▽超軽量介助用車椅子の開発(野崎製作所社長・野崎喜一郎)▽マグネシウム合金の表面処理の実用化(中野科学社長・中野信男)▽マグネ板成形の開発事例(ツバメックス社長・賀井治久)【12日】▽最近のマグネシウム合金に関する研究動向(長岡技術科学大学学長・小島陽)▽自動車におけるマグネシウム部品の適用動向(日産自動車鋳造技術主管・神戸洋史)▽情報家電におけるマグネシウム合金利用の現状と将来課題(サンアローモバイルデバイス取締役技術部長・山下絋治)▽消費者が望むものづくり(ニッパク逸品堂代表・関カオル)▽難加工材生産システムの構築(サンキ社長・松島稔)▽長終期積層構造型高強度マグネシウム合金(熊本大学工学部教授・河村能人)▽パネルディスカッション「マグネシウム合金塑性加工製品化の今後(仮題)」(司会:長岡技術科学大学助教授・鎌土重晴、パネラー:各講演者)。
シンポジウム展示会出展企業は、▽ケーエステクノス(不燃マグネ合金押出材の製造販売)▽権田金属工業(マグネ合金圧延板材の開発・製造)▽三協アルミニウム工業(マグネ合金押出材の製造販売)▽東京サプライ(マグネ合金展伸材の輸入販売)▽東京マグネシウム(同)▽日本金属(マグネ合金圧延板材の製造販売)▽三菱アルミニウム(マグネ合金押出材の製造販売)。
シンポジウム講演会の申込みは、E-mail(h-hiraga@kenohjiba.or.jp)または電話0256-36-0886まで。
光生アルミが新製法開発へ
軽量・高強度アルミ鋳物部品
スクイズ法を凌ぐ高品質を低コストで
光生アルミニューム工業(愛知県豊田市、神谷俊吉社長)は、アルミホイールなど、軽量化とともに高強度・高靱性が要求される足回り鋳造部品を従来法に比べ低コストで生産可能な新製法の開発に乗り出した。既存の低圧鋳造法、スクイズ鋳造法の特徴を生かしながら、より小型で構造が簡単な製造装置を新たに開発、安いコストで高品質のアルミ鋳造品を生産する技術の確立を目指す。
この技術開発は経済産業省の04年度「提案公募型の地域技術開発事業」の一環である「地域新規産業創造技術開発費補助事業プロジェクト」で、「鋳物部品の高強度・高靭性化のための加工法及び加工設備の開発」として採択された。
新製法では、@清浄な溶湯の準備A金型内への静かな溶湯供給B金型内での凝固収縮補給(収縮巣欠陥ゼロ)C金型内での急速凝固(機械的性質の向上)−−など、既存の鋳造法で鋳造品質を高める手法として採用されている技術をベースに、独自開発の製造方法・製造設備でコスト低減を図る。製品は、ガスの巻き込みや、ひけ巣の発生がない結晶粒が微細な稠密組織を実現する。来年上期をメドに試作機を製作、テスト生産を行う。
同社はこの新製法を導入することで、国内では海外生産品と一線を画した大口径アルミホイールなど、高品質アルミ鋳造品の生産に特化する。
本格洋風の木質インテリア建材、YKK AP
YKK APはこのほど、木質インテリア建材の新シリーズ「ラフォレスタトラッド(室内ドア・引戸)」を発売した(写真は室内ドア)。斬新なデザインで“本格的洋風インテリア”として売り出す。
アクセントにタイル素材やロートアイアン風のアルミ鋳物、陣笠形状の框、大型通風ルーバー(ガラリ)などを採用し、11種類のデザインをラインナップ。カラーはさわやかな空間を演出する「ホワイト」、コーディネートしやすい「ナチュラル」、古材をイメージしたシックカラー「アンバー」の3色を揃えた。
代表価格帯は6万3,200円〜12万200円(セット内容:片開きドア・ノンケーシング、幅778×高さ2,045o)。初年度10億円の販売を狙う。
アルミ関連労協が定期大会
会長に不二サッシの小川委員長
新体制に移行、45単組2万5,384名
全国アルミ関連産業労働組合協議会は9月5日〜6日の両日、愛知県蒲郡市のホテルで定期大会を開催、05年度運動方針案を満場一致で採択するとともに、役員改選を行い、会長に小川進不二サッシ委員長を選出した。今回は旧アルミ労協とJAM建材アルミ部会が組織統合、アルミ関連労協として初めての定期大会。
運動方針のスローガンは「ゆとり・豊さ・公正を求めて=より豊かな生活向上を目指して」。アルミ産業の労働条件は他産業の水準に一歩も二歩も遅れをとっているとし、今後アルミ産業を夢や希望を持てる産業とするために団結力の強化と、新に得た政策制度要求実現への推進力を大いに発揮していくとしている。注目の賃金引き上げは、04年春闘の交渉の中で定昇圧縮や新たな賃金・人事制度の逆提案もあったので、今後賃金のあり方についての検討が必要になったという。
役員改選では小川会長のほか、副会長に土合幸造氏(三協アルミ)、桐田富夫氏(日本アルミ)、岡村憲一氏(美和ロック)、武智信義氏(トステム)を選出。また、事務局長に小林勝幸氏(立山アルミ)、同次長に小竹広樹氏(トステム)を、会計に新阜正康氏(立花金属)を選んだ。
JAWAが事務所を移転
アフターマーケット用アルミホイールの業界団体であるジャパンライトアロイホイールアソシエイション(JAWA)は事務所を移転、9月6日から業務を開始した。新事務所は、〒141-0031東京都品川区西五反田8-1-14最勝ビル11F-5。電話03-5719-9177、FAX03-5437-6882。
なお、日本自動車用品・部品アフターマーケット振興会(NAPAC)、オートスポーツアンドスペシャルイクイップメントアソシエーション(ASEA)の両団体も同じ事務所に移転した。
軽金属学会シンポジウム
「ここまで来た表面改質」
軽金属学会は10月14日(木)10時〜16時20分、電気通信大学(東京都調布市)において、第75回シンポジウム「ここまで来た表面改質技術」−−機械的・物理的表面改質の軽金属への適用−−を開催する。
内容は、▽微粒子高速噴射による新機能表面の創製とその応用(不二製作所開発部・石渡正人)▽機械加工によるナノ結晶表面層の形成(豊橋技術科学大学・梅本実)▽金属チタンへのプラズマ浸炭処理(株式会社田中・田中信一)▽キャビテーション・ショットレス・ピーニングによる金属表面改質(東北大学大学院工学研究科・祖山均)▽コールドスプレーによるアルミニウム皮膜の作製とその皮膜特性(信州大学工学部・榊和彦)▽スーパー表面改質によるトライボ部品の高性能化(茨城大学工学部・鈴木秀人)▽ディーゼルエンジンアルミシリンダボア内面への溶射(いすゞ自動車PT生産準備部・魚里進)。
参加費は正・維持・協賛学協会員が1万5,000円、非会員が2万5,000円。問い合せ・申込みは電話03-3538-0232まで。
アルミホイールのVIA登録
ホームページで申請可能に
ジャパンライトアロイホイールアソシエイション(JAWA)、(財)日本車両検査協会、(社)日本アルミニウム協会の3団体で運営する自動車用軽合金製ホイール試験協議会はこのほど、アルミホイールのVIA登録が可能なホームページを開設した。VIA登録はアフターマーケット用アルミホイールの性能登録制度。ホームページから規定類や試験条件表、申請書類などのダウンロードが可能。アドレスはhttp://www.jwtc.jp。ホームページからのオンライン登録申請は10月から実施する。
上期ダイカスト生産量11%増
生産額2444.2億円、12%増
日本ダイカスト協会がまとめた04暦年上期のアルミダイカスト生産量は46万3,956d、前年同期比10.7%増、金額ベースでは2,444億1,700万円、同12.4%増となった。総生産量のうち内製分は11万8,609d、18.2%増で、構成比は25.6%。
04暦年上期のd当たり単価は52.7万円で、前年上期の51.9万円に比べ1.5%上昇した。d当たり単価は92年の61.0万円から95年56.9万円、00年53.1万円、02年51.4万円とほぼ一貫して下げ基調にあったが、03年は52.1万円とようやく下げ止まった。
今上期の分野別内訳では電気機械向けを除いて前年上期比プラスを記録。特に、数量ベースで総出荷量の82%を占める自動車向けは出荷量が37万8,221d・前年上期比11.4%増、出荷額が1,851億3,400万円・同13.4%増と2桁の伸び率を確保、需要拡大の牽引役となった。d当たり単価は48.9万円で、前年上期の48.1万円から1.7%上昇。自動車向けd当たり単価は92年56.2万円、95年52.4万円、99年49.9万円、02年47.5万円と急落が続いていたが、03年は48.2万円と歯止めがかかった。
TOEXが全国ショールームで開催
「秋の自然浴体感キャンペーン」
TOEX(東洋エクステリア)は、9月2日〜11月30日、全国10ヵ所のショールームで、「秋の自然浴体感!! キャンペーン」を開催している。対象商品「エクシオール」「スカイエール私が創る自然浴」「エクシオール私が創る自然浴」などを希望し、キャンペーンにエントリーした人のうち、対象商品を実際に取り付けた人にもれなく、▽ボルドー産赤ワインとチーズのセット▽リッジウエイ紅茶と「京都フリアン」のムースケーキ▽カナダ産オマールロブスター(2尾)−−のいずれかの「美味しいもの」(5,000円相当)をプレゼントする。対象商品が写った自宅の写真とアンケート返送締め切りは05年3月31日。
アルミネが出展、10月7〜9日
名古屋開催「モノづくり革新展」
アルミネ(竹内正明社長)は10月7日〜9日の3日間、名古屋中小企業振興会館(吹上ホール、名古屋市千種区吹上2-6-3)で開催される「モノづくり革新展」に出展する。展示予定品はアルミニウム線・棒、アルミニウム板・条、その他数多くの鍛造用・切削用・特殊材。開催時間は午前10時〜午後5時。
なお、同社は11月10日〜11日にマイドームおおさか(大阪市中央区本町橋2-5、大阪商工会議所北隣り)で開催される「いきいきおおさか中小企業フェスタ2004」にも出展を予定している。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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