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NO.1710(2004年11月01日号)
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日本金属のMg圧延板材
PC用で中国・日系企業に月10d
スピーカー振動板、成形品も供給
日本金属(坂東武郎社長)は中国進出の日系プレス加工メーカーにマグネ合金板材を供給する。来春から台湾の大手メーカーが月産5万台で立ち上げるノートPC筐体向けで、納入量は月10d規模となる模様。また、スピーカー振動板はこれまでの板材提供に加え、成形品も手がける。
中国に生産拠点を設けた日系プレス成形メーカーは日本金属の圧延板材を使い、14インチ及び17インチサイズノートPCのトップ及びボトムカバーとして成形する。台湾のPCメーカーは一部製品のカバーをこれまでのダイカストからプレス成形に置き換える計画。プレス化することで塗膜を薄くし、マグネ素材の持つメタリック感を出す狙いもある。来春始めに月5万台で本格的な生産を立ち上げる見込みで、日本金属の材料供給量は月10d程度となる。板材は肉厚が0.5〜0.6oで、コイルでの供給を行う。
日本金属は溶解・精錬・鋳造(中央工産)、熱間圧延(大同特殊鋼)、温間圧延(日本金属・板橋工場)のネットワークによりマグネ板材の一貫生産体制を構築、02年4月から本格的な生産をスタートした。自社開発による温間圧延機では板厚0.05〜3.0o、板幅はネットで最大300oまで可能。この10月、温間圧延機を王子工場から板橋工場に移設したのに伴い、モーターの馬力も倍にアップした。板幅は現設備で14インチノートPCまでは対応可能だが、17インチでは330〜340oが必要となるため、来年1月をメドに温間圧延機を改造して広幅化する。
日本金属のマグネ板材はノートPC、MDプレーヤーなど情報端末の筐体を始め、カバン、福祉機器、注水電池の電極やゴルフ関係など幅広い用途展開が進んでおり、国内は7〜10社に供給。今上期で月間生産量は3〜5dにある。同社は中期で月20dの販売を目標としており、今回の大型受注でこの目標達成に大きく近づいた。現状の設備能力では1直操業でフル稼働にあるため、来年4月以降、操業シフトの変更で対応する。
一方、スピーカー振動板は材料から成形、表面処理まで一貫して製造する機能部品として供給する。口径12pと8pのフルレンジスピーカー用を試作。肉厚は12pでコーンが100〜130μm、センターキャップが50〜80μm、8pでコーン100μm、センターキャップ50μm。センターキャップもマグネ化することで高音域まで広がりのあるクリアな音の再生を可能にした。試作したスピーカーユニットを9月開催の「A&Vフェスタ2004」に出展、大きな反響を呼んだ。
振動板のプレス成形は同社研究所(東京都板橋区)が独自のプレス成形技術で行った。肉厚、断面形状を最適化するとともに、表面処理は協力会社と共同でマグネ合金の金属肌を見せる無色の処理を施した。また、通常は12〜20μmの塗膜厚となる防錆処理も下地陽極酸化に特殊樹脂コーティングを電着塗装する方法で4μmと薄肉化。従来と同等の耐食性を確保しながら、マグネ振動板の特徴を損わない処理を可能にした。
同社はカーオーディオや5.1サラウンドチャンネルなどのホームオーディオ用として音響機器メーカーに提案していく。既に数社から有力な引き合いがあり、半年〜1年先にスピーカーとして商品化される見込み。このため今期末をメドに同社福島工場に量産用特殊プレスを導入する。
7月の電機・通信機器向け出荷
2.4%増、圧延品は2.6%増
7月の電機・通信機器向けアルミ製品出荷量は1万9,355d、前年同月比2.4%増となった。プラスは13ヵ月連続だが、伸び率は4〜6月の2桁から減速した。
内訳は、▽圧延品:1万6,447d・2.6%増(うち、フィンが4,582d・2.5%増)▽鋳造品:337d・33.7%増▽ダイカスト:2,392d・1.2%減▽電線(電力向けを除く):179d・12.3%減。圧延品のうち板類は9,701d・0.7%増(うちフィンが4,024d・3.8%増)、押出類は2,477d・7.0%増(同341d・34.8%増)、箔は4,269d・4.7%増(同217d・36.9%減)。
7月の缶材出荷量、3.9%増に
ボディ4.5%増、エ・タ2.6%増
日本アルミニウム協会のまとめによると、7月の缶材出荷量は4万5,744d、前年同月比3.9%増となった。内訳は、ボディ材が4.5%増の3万1,905d、エンド・タブ材が2.6%増の1万3,839dであった。
また、7月の飲料用アルミ缶生産量は3万4,454d・前年同月比1.9%増に。缶体は2万2,809d・2.2%減となったものの、缶蓋は1万1,645d・10.9%増と好調であった。
軽圧品流通市況、横ばい
IT関連で潮目到来を注視
全国軽金属商協会・市場調査委員会(委員長=伊藤喬萬世興業取締役)がまとめた9月末の軽圧品流通市況調査によると、東京地区・大阪地区では全品種が前月末比横ばい、中部地区では快削棒と63S形材の2品種が5円値下がりとなった。
9月に入って猛暑の収束とともに缶材など夏場商品の需要が一段落。さらに、半導体では一部在庫調整が見られ、パソコン用液晶パネルの価格が大幅に下落するなど環境変化が見えてきた。
一方、軽圧メーカーの生産状況では、一部で生産ラインの改造などで厚板などで多少の増産は期待されているものの、「タイトな在庫状況は続いており、しばらく様子を見る必要がある」(伊藤委員長)としている。
ただ、原油高などに象徴されるように混乱要因を内包しており、「昨年来のアルミ素材のタイトな市況も『潮目』を見抜く目が必要になってきている」としている。
三協アルミ・立山アルミ・新日軽
住宅サッシ基本仕様を共通化
次世代の基幹商品を共同開発
三協アルミニウム工業(川村人志社長)、立山アルミニウム工業(要明英雄社長)、新日軽(長谷川和之社長)の3社は20日、次世代住宅サッシの基本仕様を共通化することで合意したと発表した。
3社は各々が保有する設計技術、開発力、得意分野に関するノウハウを結集することで、高断熱、高耐久、防犯・ユニバーサルデザインなど次世代をリードする住宅サッシの基本仕様の開発を協力して行う。
基本仕様は枠見込み80o、引き違いサッシレール芯の統一で共通プラットフォーム化。市場の要求にタイムリーに応える開発期間の短縮と開発経費の削減を図る。また、クレセント、戸車、ビスなど約7割の部品仕様を共通化、コストを削減を図る。部品・部材の購入も3社共同で価格折衝を行う。商品自体は各社の特徴を活かしたオリジナル商品となる。発売は05年春を予定。
新商品は三協の「ノイスタR」、新日軽の「テクトV」、立山の「アルジェ」など、各社の住宅サッシ基幹商品を早期に切り替えていく。基本仕様の共通化は引き違いに続いて、特殊窓も含めてサッシ全体を対象としており、秋までに第2弾の商品の開発、販売を行う。
なお、3社の生産統合については、「検討したが、カラーなど各社の特殊性があり、現状では困難。将来、カラーなどで統一ができるようなった時の“備え”として、まずできるところから協力していく」(川村三協アルミ社長)。また、「日軽金の佐藤社長は『今回のアライアンスはグループの建材事業強化で戦略的な意味が高い』と評価している。今後も必要があれば拡大させていくが、現段階では経営統合は視野にない」(長谷川新日軽社長)。ビル用サッシについては、「住宅サッシがうまくいけば検討の対象となるが、現時点では決まっていない」とした。
なお、新日軽は不二サッシに住宅サッシ汎用品のOEM供給を行っているが、長谷川社長は「基本的には新開発の次世代住宅サッシの供給も問題ないと思っている。開発3社の利益を損なうということであれば、3社で協議しなければならない事項だが、3社で相談しながら供給は続けられるようにしたい」と述べた。
ビル用樹脂サッシでも協力関係
シャノン含め4社で共同生産会社
三協アルミ、立山アルミ、新日軽はシャノン(横地旦社長)を含む4社の共同出資により、ビル用樹脂サッシの開発・生産会社を設立すると発表した。設立は今年11月1日。社名は「咳SJ(PVC Sash Japan)」。資本金は1億円で、各社が均等出資する。社長には三協アルミの吉野俊彦氏が就任する。本社は東京都中野区本町に置く。従業員数は約10名。
共同会社は、各社が保有する塩ビ樹脂サッシの設計技術、製造技術、設備などの経営資源を結集し、水密・防火・防犯性能、納まりなど、日本の気候・環境に適したビル用樹脂サッシを開発。生産コストの低減も図る。生産は新日軽苫小牧工場とシャノン栗山工場に委託する。主要部材はドイツDIMEX社の中国工場から調達、多品種少量部材はシャノン、新日軽から供給を受ける。
販売は4社が各々のブランドで行う。05年2月に受注を開始、同7月から出荷をスタートする。売上高は初年度5億円、07年度に40億円を見込む。06年度に期間損益黒字化を目指す。
樹脂サッシの普及率はドイツで55%、米国で46%。日本は木造用で約8%、ビル用は1%で寒冷地を含めほとんど普及していない。三協アルミはビル用樹脂サッシの販売額は年間5億円程度。シャノンは性能的に中低層ビル用で売上は1億円以下の規模にとどまっている。
「ビル用樹脂サッシが普及しないのは価格、樹脂素材への信頼性などで課題があるため。しかし、防火対応が可能となり、省エネ・断熱性に優れることから、最近首都圏などのビル、マンションなどで遮音性に優れた樹脂サッシへの要望が高い。共同会社は品質、価格でこうしたニーズに応える」(川村三協アルミ社長)。
古河スカイが高機能アルミ板材
接着性に優れた不働態皮膜形成
古河スカイ(加藤仁社長)はこのほど、アルミ高機能材の一環として、「KO処理アルミ材」を開発した。この処理技術はアルカリ水溶液中で交流電解する処理方法で、アルミ板材の表面清浄と同時に、0.2μm厚の接着性に優れた不働態酸化皮膜層を形成する。同皮膜に出来る微細な孔は多数の枝分かれ構造となっているため、内部まで接着剤が侵入しやすくなる。そのため、接合剤との結合力が強くなり、銅箔などと張合わせる場合に高い密着性を得ることができるという。
また、アルミ材のため軽いうえに、伝熱性、放熱性、磁気遮蔽性にも優れている。切断、曲げ、穴あけ、打抜きなどの加工性も良好。表面処理はクロムフリーでに環境に優しく、リサイクルもしやすいという。
同社ではこの「KO処理アルミ材」について、家庭用電気機器、自動車、電源用、計算機など向けのプリント配線基板への用途展開を図る。さらに、塗装板、複合板などの分野への応用も可能としている。
3R推進功労賞経産大臣賞
神戸製鋼と日本軽金属受賞
リデュース・リュース・リサイクル(3R)推進協議会は20日、イイノホール(東京都千代田区内幸町)において平成16年度の3R推進功労者を表彰した。受賞したのは大臣賞7件、3R推進協議会会長賞の144件の計151件。その中で、経済産業大臣賞に神戸製鋼所技術部技術企画室と日本軽金属環境保全室が選ばれた。
また、アルミ缶リサイクル協会推薦の受賞者は次の通り。【会長賞】加藤徹▽汐路女性会▽障害者の働く場「とまりぎ」▽知的障害者施設小平町立おにしか更生園▽月島二之部町会リサイクル部▽栃木県立国分寺養護学校▽浜松市立和地小学校▽ボランティア「きつき」空き缶整理部▽本城村・坂北村中学校組合立聖南中学校▽安田産業鞄搖管理本部。
アルミドロスの有効活用で貢献
日軽金と神鋼が各々独自方法で
神戸製鋼と日本軽金属はアルミニウムドロスの有効活用でリデュース・リユース・リサイクル推進協議会から経済産業大臣賞を受賞した。アルミ製品を製造する際の溶解工程時に発生するアルミドロスについて、神戸製鋼がアーク炉、日軽金が圧搾式アルミドロス処理機「MADOC」をそれぞれ独自に開発し、従来埋め立て処理されていたのを有効活用することで3Rに貢献したことが評価されたもの。
神戸製鋼のアーク炉は98年に東京電力と共同で開発。還元雰囲気中の回転炉の中に設置した電極間にアーク放電させてアルミドロスを溶解、含有する金属アルミを80〜90%と従来の40〜60%を大幅に上回る効率で回収する。残滓も高温処理によるセメント原料として使用される。第1号機は98年に真岡製造所で稼働を開始、現在3基が稼働中である。
一方、日軽金の「MADOC」は機械的な圧搾の原理によりアルミドロスから金属アルミを絞り出して回収する装置。金属アルミの効率的な回収とともに、@金属アルミ回収後の残滓が鉄鋼用副資材などに100%有効活用が可能、A金属アルミ回収にあたり塩素・フッ素を含む化学物質の添加が不要である−−などの特徴を持っている。
95年に日軽金が独自開発し、現在自社工場とともに、子会社を通じて外販も行っており、アルミ溶解工程を持つ他社でも稼働している。
日産の高級セダン「フーガ」
ドアのアルミ化で24s軽量化
日産自動車が14日発表した新型高級スポーティセダン「フーガ」は高剛性ボディに多数のアルミ部材を採用。特に前後4枚のドアはアウターとインナー、ドアビームをアルミ化することでスチール製に比べ約24s・約40%の軽量化を実現。神鋼のアルミ板材を採用した。
また、ボンネット、トランクリッドもアルミ化、スチール製に比べて14s軽量化した。販売目標は月間2,000台。
古河スカイのACE21業績順調
今年度営業利益2.3億円予想
古河スカイ(加藤仁社長)が昨年12月、系列のアルミコイルセンターであるアルミセンター21、古河アルミコイルセンター、ヤマト軽金属の3社を統合して設立されたACE21(埼玉県深谷市、佐藤義昭社長、資本金9,500万円、古河スカイ100%出資)が順調な立ち上がりを見せている。
新会社設立に伴い、深谷市にあったアルミセンター21と栃木県小山市の古河アルミコイルセンターを東日本事業部として一体化。奈良県磯城郡にあったヤマト軽金属を西日本事業部とした。また、古河アルミコイルセンターの保有設備を深谷に移設、加工拠点は奈良センターと深谷センターの東西2ヶ所とした。スケッチサイズ、小ロット、短納期対応などを基本にサービスの向上を図る考えで、すでに2d以下の定尺品の営業をユニファスアルミから移管した。
奈良センターはレベラーシャー2ライン、シャーリングマシン7台、マスキング機2台、従業員21名。一方、深谷センターはレベラーシャー2ライン、シャーリングマシン11台、マスキング機6台、従業員56名。今年度上期の取扱い見込みは奈良が販売量3,000d、加工量2,850d、深谷が販売量4,300d、加工量6,950d。
今年度の収益見込みは販売数量1万4,100d(上期7,300d、下期6,800d)、売上高64.5億円(上期33億円、下期31.5億円)、営業利益2.3億円(上期1.6億円、下期0.7億円)。設立時に計画していた初年度目標の売上高60億円、販売量1万3,000d、経常利益1億円を上回る。
三協・立山HDの第1四半期決算
三協・立山ホールディングスの05年5月期連結第1四半期決算は売上高779億1,600万円、営業利益21億9,700万円、経常利益16億100万円、純利益13億3,600万円となった。前年同期比較はない。
通期での予想は売上高3,400億円(前期比22.7%増)、営業利益130億円(同15.8%増)、経常利益105億円(同17.3%増)、当期利益85億円(同9.6%減)で、7月発表と変らない。
なお、第1四半期売上高は通期予想3,400億円に対して約23%の進捗率だが、第1四半期では主力のビル建材事業における工事物件の引き渡しが他の四半期に比べてかなり低い水準にあるためとしている。
アルファミックが汚れ防止マット
業界初のガラストップコンロ用
アルファミック(東京都江東区門前仲町、日野克社長)は業界で初めて、ガラストップガスコンロ用汚れ防止マット(写真)を開発、11月から発売する。近年、表面がガラス製で平坦なガラストップガスコンロが急速に普及、04年度までの推定累計出荷台数は約200万〜250万台に達している。一方で、この機種に対応した汚れ防止マットはこれまで開発されておらず、「煮こぼれや油はねによる汚れを防ぎ、かつ鍋底でガラス表面を傷つけたくない」というニーズが強かった。
アルファミックが開発したマットはアルミ箔と不燃紙の張合わせシートで、トッププレートに敷くことでガラス面に傷が付きにくくなる。耐熱性に優れ安全。表面にはツヤのある黒基調の印刷を施して意匠性も高めた。シートタイプのため敷きやすく、折り畳みも可能で、保管や廃棄が簡単。特許出願中。コンロ幅60pと75p用の2種類がある。価格はオープン。初年度20万セットの販売を見込んでいる。
トステムが和風モダン玄関ドア
日本伝統の“竹細工”をアルミで
トステムはこのほど、和風のモダンデザインなどを追加した玄関ドアを新発売した。同社の売れ筋玄関ドア3商品@断熱玄関ドア「フォルマ」Aアルミ玄関ドア「プレナスS」B木目調アルミ玄関ドア「セルバ」−−のデザイン追加と、一部玄関ドアの仕様を変更した。
特に、「フォルマ」には業界初の編目模様の「立体パンチングパネル」を採用。竹かごを編んだような「四つ目編み」と「六つ目編み」という日本伝統の竹細工の技法をアルミで忠実に再現した。「フォルマ」「プレナスS」の把手色には朱塗り漆風や、南武鉄をイメージした鋳物風の「鉄紺」色を用意。また、着物の柄をイメージした幾何学模様や、若竹をデザインした柄の和風デザインガラスを採用した。価格は写真の断熱玄関ドア「フォルマ」で45万9,000円。
「ARM-S」シリーズに追加
木・Al複合タイプ、三協ア
三協アルミはこのほど、省エネサッシシステム「ARM-S(アームス)」シリーズに「木・アルミ複合サッシシステム=写真」を追加発売した。
天然木の優れた断熱性能と、アルミ押出形材による高い水密性・気密性能との組み合わせにより、より一層省エネ効果を高めた。従来の複合サッシや木製サッシに比べ、Fix部、可動部ともに見付寸法60o(25+10+25)のスリムな意匠。ARM-Sサッシは共通意匠のシリーズで、組み合わせによりデザインの連続感を損なうことなく内外装に合わせたサッシの選択が可能。
標準ガラス溝幅は45o、大開口部においても中間空気層12oの高性能複層ガラスが使用できる。一般的なガラス溝幅25o、35oにもバリエーションとして選択が可能など、建物の種類、部位に応じた多様なガラス仕様に対応する。参考価格(製品代)は8万円/uから。
全国アルミ関連労協年末一時金
統一要求2.5ヵ月・50万円以上
全国アルミ関連産業労働組合協議会(小川進会長)はこのほど、04年末一時金の統一要求、闘争日程を決めた。それによると一時金要求は年間5ヵ月、基準内賃金の2.5ヵ月以上、金額表示で50万円以上となった。要求日は11月4日、同11日に統一交渉を行い、12月6日の支給を目指す。
年間5ヵ月・年末2.5ヵ月は基本方針だが、アルミ産業の現状と企業実態を踏まえるとかなり高いハードル。企業再建中の単組や業績が厳しい単組にとっては要求水準を引き下げざるを得ないのが実態で、生活一時金の観点からミニマム要求として最低1.5ヵ月の確保を目指す。
なお、年末一時金は年間臨給方式として春闘時の決着を目指したが、実際に妥結したのは6単組のみ。加盟45単組中39単組が年末一時金に取り組む。
トステム4商品がGデザイン賞
住宅サッシ・SIウィンドウなど
トステムは住宅用サッシを含む4商品が(財)日本産業デザイン振興会主催の04年度「グッドデザイン賞」を受賞した。
受賞したのはアシスト把手付き住宅用引違いサッシ「SIウィンドウ」(写真・左)、アルミを用いた内装建材「アルテシモ」(同・右)、スタイリッシュ断熱玄関扉「エスキューブ」、コンポーネント洗面化粧台「ルーシェ」の4点。
三協が折板屋根カーポート
強度と優しいデザイン兼備
三協アルミはこのほど、積雪地域向けの折板屋根カーポート「スーパーポートG-1」を発売した。積雪量100・150pや強風に耐える高強度を確保しながら、屋根枠・柱に丸みを持たせた優しいデザインが特徴。横桟をなくしたことで駐車と乗降がしやすく、スッキリとした意匠になっているが、十分な強度を実現。間口最大6,400oまで対応する「フレーム延長タイプ」も設定。サイズやバリエーションも豊富に用意しており、敷地形状にフレキシブルに対応する。
価格は写真の商品(耐積雪100p、2台用、6本柱、奥行5,500×間口5,540×高さ2,300o)で、折板なしが56万円、折板込みが74万円。
【訃報】
牧内正志氏(まきうち・まさし=日本軽金属元副社長、日軽産業元社長)17日午前2時、心不全のため死去、満81歳。葬儀・告別式は21日、東京都新宿区の千日谷会堂で執り行われた。喪主は妻の光子(みつこ)さん。自宅は横浜市旭区柏町8-6(電話045-363-9787)。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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