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NO.1760(2005年10月31日号)

宮本工業・菊水フォージング・富山合金など
高機能Al鍛造品製造で「新連携」
二輪車・自動車部品がターゲット


 鍛造メーカーの宮本工業(東京都千代田区)は異業種企業、大学などと連携で高機能アルミ鍛造品の製品開発・製造技術開発に取り組む。新しい鍛造部品を高機能アルミ素材から製品化まで一貫して開発・販売し、自動車産業のニーズに対応する。

 これは、「高機能軽金属の鍛造品製造法の開発と事業化」として、今年4月に施行された「中小企業新事業活動促進法(略称:新連携計画)」に基づいて「新連携事業」に認定されたもの。政府が「複数の事業者が異なる事業分野で蓄積したノウハウ・技術などの経営資源を持ち合って、相互補完的に組み合わせることで初めて可能となる事業活動・新需要開拓」を支援する。
 宮本工業は事業の中心的役割を果たすコア企業となる。連携体メンバーの役割分担は、幸伸技研(静岡県三島市)がプレス機械製造を、熱間鍛造技術・機械加工技術の協業組合菊水フォージング(鳥取県米子市)が鍛造品試作をそれぞれ担当。また、連続鋳造技術を持つ富山合金(富山県新湊市)が非鉄素材製造、エヌ・シ・ロード(埼玉県三郷市)が鍛造金型の設計製作を行う。日鋼商事(東京都府中市)は鍛造機械の技術情報、販路情報を提供する。その他、佐藤金属・営業統轄部(東京都千代田区)が国内販売戦略を担当、鍛造技術開発協同組合(東京都三鷹市)は知的財産管理、研究・研究開発などで連携・協力する。
 自動車産業では車両性能向上に加え、燃費向上や省エネなど、環境問題への対応から部品の軽量化が急務となっている。「新連携」は、高機能アルミ素材を用いて新しい鍛造部品を素材から製品化まで一貫して開発・販売し、自動車産業のニーズに対応していくことを狙ったもの。
 素材生産、鍛造加工工程ともに、大学などの研究機関や大手自動車メーカーと技術連携する。これにより、まったく新しい基盤技術の開発と、それを適用する新機能鍛造製品の開発と生産を行う。高機能アルミ素材を可塑化システムで鍛造性が良好になるように改善し、一工程で複雑形状製品を精密鍛造品に成形することを狙う。市場ターゲットは二輪車、自動車部品業界で、すでに国内大手二輪車メーカーから引き合いがあるという。


7月の圧延品稼働率95.7%
板100.5%、押出89.7%
 日本アルミニウム協会によると、7月の圧延品設備稼働率は95.7%と、前年同月に比べて5.2ポイント低下した。
 品種別では、板類の稼働率は100.5%で、同4.2ポイントダウンしたが、2カ月連続で100%を超えるなど引き続き高水準で推移。生産能力が11万9,670d、同0.8%増となった半面、生産量は12万234d、同4.3%減と落ち込んだ。
 一方、押出類の稼働率は89.7%と、前年同月に比べ5.2ポイントの低下。生産能力は9万6,721d、同0.7%減少したものの、生産量も8万6,754d、6.1%減となった。


軽圧品流通市況、横ばい続く
厚板、半導体向け回復は鈍い
 全国軽金属商協会・市場調査委員会(高田克成委員長)によると、9月末の軽圧品流通市況は東京、大阪、名古屋の3地区とも全品種が前月比横ばいとなった。
 軽圧メーカーの出荷は自動車向けを中心に、引き続き高水準で推移。一方、流通販売量は、弱電、通信、機械部品向けなど板材は8月以降、ほぼ底を脱した兆しがある。また、IT関連の厚板も、一部液晶製造装置向けに動きがある。ただ、依然主力の半導体製造装置向けは顕著な動きが見られず、冬場にかけての立ち上がりを期待している状況。このため、流通段階の在庫量も扱い分野で水準にバラツキが出ているという。
 アルミ地金は1,900jの大台を突破、円安の基調が続く中で今後も油断できない状況にある。「原油高騰もあり、軽圧メーカーの製品価格への転嫁が気になるが、現段階では内部努力で吸収していく模様」(高田委員長)。このため、流通としては「今後の需要動向、需給環境とコストアップ要因を睨みながら、収益を中心とした冷静かつ的確な経営判断が必要」としている。


三菱自工の「アウトランダー」
Al製ルーフとエンジンブロック
 三菱自動車工業が17日、2年半ぶりの新型車として発売した新型SUV「アウトランダー」は、同社の基幹車種となる世界戦略車。価格は235.2万〜266.7万円、月2,000台の販売を狙う。
 同新型車は高張力鋼板製の軽量・高剛性ボディとするとともに、車両の最も高い位置にあるルーフパネルにアルミを採用。これにより全体の重心を下げ、コーナリング時のロールやふらつきを低減させ、車両の運動性能を向上させた。また、新開発の2.4L MIVEC(吸排気連続可変バルブタイミング機構)エンジンは同社として初めて、アルミダイカスト製シリンダーブロックを採用、小型・軽量化を図った。さらに、18インチ大口径アルミホイールを装着することで、安定性の高い走行を可能にしている。


Alインテリア建材「ビュライ」
階段・手摺・室内建具、新日軽
 新日軽はこのほど、アルミインテリア建材「ビュライ(Beauli)=写真」を発売した。加工性に優れるアルミ素材を使用、「つながる・わけあう・ひろがる」をコンセプトに、室内階段・室内手摺・室内建具(引戸・間仕切り・飾り棚)へとシリーズ展開した。本来求められる機能を満たしながら、開放感とプライバシーを両立させる新しいインテリア空間を演出する。初年度約5億円の販売を見込む。
 アルミ室内階段はグレード感のある「レジェトラスタイプ(らせん階段・直線階段)」とスタンダードなデザインの「フィスささら桁タイプ」の品揃え。「レジェトラスタイプ」は日本軽金属、日軽金アクトとの共同開発商品。このほど「ビュライ」のシリーズ商品として新たに発売した。
 一方、10月1日発売の「フィスささら桁タイプ」は2人の半日作業で施工可能。踏み板は踏み板ブラケットにビス止めするだけの簡単施工。格子タイプと透明感のあるパネルタイプの2タイプを用意。また、10月31日から発売予定の室内建具は、開放感のある空間をゆるやかに仕切ることができる。


7月の車向けアルミ製品出荷
7%増、乗用車圧延8.5%増
 7月の自動車(二輪車を含む)向けアルミ製品出荷量は13万9,368d、前年同月比6.6%増となった。プラスは20カ月連続。
 品種別では、▽圧延品:2万6,109d(前年同月比5.2%増)▽鋳造品:3万3,186d(同5.2%増)▽ダイカスト:7万7,460d(同8.0%増)、うち自動車向けは7万3,251d(同8.2%増)▽鍛造品:2,613d(同1.0%増)。
 さらに、圧延品の分野別内訳では、▽ホイール:518d(同27.4%減)▽二輪車:1,352d(同32.6%増)▽乗用車:8,959d(同8.5%増)▽トラック・バス:3,225d(同13.8%増)▽熱交換器:1万2,055d(同0.5%増)となった。


7月の缶材出荷量、7.6%減に
ボディ8%減、エンド・タ6%減
 日本アルミニウム協会のまとめによると、7月のアルミ缶材出荷量は4万2,285d、前年同月比7.6%減となった。マイナスは2カ月ぶりのこと。内訳はボディ材が2万9,243d、同8.3%減、エンド・タブ材が1万3,042d、同5.8%減であった。
 一方、7月の飲料用アルミ缶生産量は3万5,680d、同3.6%増と9カ月連続でのプラスとなった。内訳では、缶体が2万5,726d、同12.8%増となったものの、缶ふたは9,954d、同14.5%減と落ち込んだ。


7月の電機・通信機器向け出荷
5.5%減、圧延品は4.3%減
 7月の電機・通信機器向けアルミ製品出荷量は1万8,289d、前年同月比5.5%減となった。前年実績割れは6カ月連続。
 内訳は、▽圧延品:1万5,732d(同4.3%減)、うちフィンは3,829d(同16.4%減)▽ダイカスト:2,362d(同1.6%減)▽電力向けを除く電線:195d(同8.9%増)。
 さらに、圧延品の内訳は、▽板類:9,112d(同6.1%減)、うちフィンは3,224d(同19.9%減)▽押出類:2,307d(同6.9%減)、うちフィンは345d(同1.2%増)▽はく:4,313d(同1.0%増)、うちフィンは260d(同19.8%増)であった。


オーニングなど4商品が受賞
グッドデザイン賞、トステム
 トステムはこのほど、ユニットひさし「スリムアートR300/R500」、断熱玄関ドア「アヴァントス」、オーニング「彩樹A型」、「彩樹B型」の計4点が2005年度「グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
 受賞商品の中で、ユニットひさし「スリムアートR300/R500」は、夏季の日射遮蔽と冬季の採光効果を目的としたルーバータイプのひさし。シンプルで様々なエクステリアとコーディネートしやすいデザインのほか、エコロジー商品である点などが評価された。
 断熱玄関ドア「アヴァントス」は鍵穴を隠して一本のラインに見えるシンプルな把手、扉表面全体に曲線をつけた立体感のあるデザインが特徴。さらに、ICチップ内蔵のカードキーや本革巻きの室内側把手、LED内蔵のイルミネーションガラスなど、積極的に新しい技術・素材を取り入れたことが受賞理由となった。
 また、「彩樹A型」は従来の壁付け型のオーニングと違い、建築物から離れたところに自由に設置することができる独立型の日除け。機能・性能の良さや後付けの日除けとして様々な住宅様式に調和するシンプルなデザインになっていることが評価された。


05年度グッドデザイン賞受賞
立山アの集合住宅用アルミ手摺
 立山アルミニウム工業はこのほど、集合住宅用アルミ手摺「HD-60」が2005年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。
 同製品は集合住宅のバルコニーや廊下に設置する墜落防止手摺。(財)ベターリビングによる性能基準に準じて、強度、高さ、隙間寸法など、人が落下しないフェンスとしての安全性・機能性を確保した。
 さらに、近年、手摺は建物のファサードを設計する上で、重要な要素の一つとして認知され始めている中で、デザイン性も重視。従来からある集合住宅のたて格子のイメージから脱却、H型鋼材をモチーフにしたオールアルミ部材による断面形状とすることで、シンプルモダン建築にマッチするデザインを実現した。


三協アのEX施工コンテスト
応募3528点から64点入賞
 三協アルミニウム工業はこのほど実施した「第22回エクステリア施工コンテスト」の審査結果を発表した。8つの部門に合計3,528点の応募があり、各部門ごとに最優秀賞1点、優秀賞2点など、計64点の入賞作品が選ばれた。
 写真はガーデンエクステリア部門の最優秀賞受賞作品の「ザ・シーズン世田谷」(デザイン・施工:セキスイエクステリア、使用商品:形材門扉「ラミーネ3型」)。


中国にパワートレイン部品工場
07年春操業・年24万基、ホンダ
 ホンダは17日、中国に四輪車用パワートレイン系部品の生産会社「本田汽車零部件製造有限公司」を設立すると発表した。資本金は9,000万米jで、全額を本田技研工業(中国)投資有限公司が出資する。
 新会社は広東省佛山市南海区に工場を建設。四輪車用トランスミッションのほか、ドライブシャフトやエンジン部品などパワートレイン系の部品を生産し、中国国内のホンダ四輪生産合弁会社へ供給する。07年春の操業開始を目指し、当初の生産能力は年間24万基(トランスミッション)を計画。中国での完成車生産の拡大に対応するトランスミッションの供給体制を整える。
 ホンダは、中国において広州ホンダおよび東風ホンダの2つの合弁会社で国内市場向けの四輪車を、また本田汽車(中国)有限公司では輸出向け四輪車の生産を行っている。広州ホンダ、東風ホンダは旺盛な需要に対応するため、生産能力の増強を進めており、3社を合わせた中国における四輪車生産能力は06年後半に年間53万台(広州ホンダ:36万台、東風ホンダ:12万台、ホンダ汽車中国:5万台)に達する。


トステムが地震対策セミナー
11月6日、全国一斉に開催
 トステムは11月6日(日)、「トステムショールーム全国一斉地震対策セミナー」を開催する。今年6月5日に実施した第1回セミナーに続くもので、好評のため第2回目を開催する。午前11時と午後2時の2回、旭川から鹿児島まで全国各県にあるトステムショールームの一部を除く65か所で同時一斉開催する。
 セミナーの内容は、@「“いざ”という時の地震対策」、A「新潟県中越地震レポート」の報告、B「地震に強い家づくり情報」の提供−−などで、近年多発している地震に対する日頃からの心掛けや注意事項を、同社専門社員がわかりやすく解説する。
 なお、セミナー来場者には、「防災グッズ(防災チェックリスト、飲料水タンク、携帯スリッパ、アルミシート、ホイッスル、手袋、持出袋の7点セット)」をもれなくプレゼントする。
 セミナー参加申込みは、同社ホームページ(http://www.tostem.co.jp/sw/)または、セミナーが開催される最寄りのトステムショールームに電話で。


日本アルミニウム協会が公募
開発賞・技術賞の受賞候補者
 日本アルミニウム協会は、毎年実施している協会賞表彰制度の内、開発賞と技術賞候補者の募集を行なっている。
 個人またはグループを対象に、開発賞はアルミの需要拡大に貢献した製品、または需要促進、市場開拓が期待できる開発製品で実績があるものを表彰。技術賞は、アルミ材料・製品の製造・加工分野で特に優れた技術、および環境対策など社会的に貢献度の大きい技術を授賞する。
 特段の功績があった開発製品・技術には特別賞を授与する。また、資本金3億円以下の企業を対象に、開発賞・技術賞に準じる製品・技術に奨励賞を贈る。
 応募締切りは12月9日。来年1月11日のプレゼンテーションを経て、3月28日開催の理事会で受賞者を決定する。受賞者には賞状と、副賞として開発賞30万円(3件以内)、技術賞(同)20万円をそれぞれ贈る。問い合せは、電話03-3538-0221まで。


不二サッシの人事異動
(11月1日付)▽生産本部長を兼ねる、代表取締役社長執行役員・嵯峨明▽管理本部長付(生産本部長)取締役執行役員・児嶋良造。


古河スカイの人事異動
(10月16日付)▽製板事業部深谷工場製造部長(同福井工場製造部長)土屋博範▽福井工場製造部長(深谷工場製造部長)馬場修一▽深谷工場総務部長(営業本部第一営業部第二グループマネージャー)米田英生▽兼深谷工場総務部長を解く、深谷工場長・平野孝。


東洋アルミの人事異動
(10月3日付)パウダー・ペースト事業部事業戦略室長(大阪)、林安男▽同生産管理部(新庄)担当部長兼事業戦略室(新庄)担当部長、佐薙啓一▽同事業戦略室(大阪)担当部長兼生産管理部(大阪)担当部長、長田享三▽コアテクノロジーセンター研究開発室主席研究員兼箔事業部八尾製造所製造部担当部長、目秦将志。


東洋エコーの人事異動
(10月3日付)常務取締役製品管理部長(東京)、藤村光男▽取締役開発部長(大阪)、西野幸雄▽滋賀工場長兼製品管理部(滋賀)担当部長、林重治▽営業部長(大阪)、中村孝▽営業部(東京)担当部長兼管理室(東京)担当部長、手塚慎吾。


今週のレポート‥‥05年東京トラックショー
環境・効率化対応で新鋭車競演
部材のアルミ化も着実に進展

 10月12日〜15日の4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで2005年東京トラックショーが開催された。テーマは「笑顔を運ぶ・街に暮らしユーザーに」。出展社数はトラックメーカー、ボディ架装メーカー、部品・用品メーカーなど135社。

 出展企業は03年開催の前回に比べ4社少ないが、メーンの架装メーカーやトラックメーカーが展示スペースを大幅に拡大。また、会期を従来の平日中心の3日間から、最終日を土曜とする4日間に延長したことで、入場者数は12万7,853人と前回の9万5,208人を大幅に上回った。アルミ関連企業では日軽金アクト・芦森工業のほか、日本フルハーフ、日本トレクス、パブコのアルミ架装3社が出展。環境に配慮した製品や、燃費など経費の大幅削減、さらなる輸送効率・作業効率の向上を狙った最新鋭の車両・機器などが展示された。アルミの使用を前面に出したPRは少なかったが、部材のアルミ化は着実に進展。
■日軽金アクト
 今回も芦森工業との共同出展。数々のトラック部品を扱う同社の主な出展品は、「ライトスライダFT」「カルパネシリーズ」「消音ラッシングベルト」「アルミリアドア」「アルミフロア材」「トラック床上搬送装置各種タイプ」「トラックアオリ各種」「日軽クールコンテナ」「ウイング装置」「温度管理ボックス」など。
■日本フルハーフ
 CO2削減、省エネ、燃料費高騰、高効率輸送の追求などの課題に応える参考出品車3台を展示。「EXボディ」は全高4.1m規制緩和に対応、新開発の薄型センタービームを採用し、着脱ボディとして最大容積70m3を確保。年内に発売予定。「40フィート/20フィート兼用コンテナシャーシ」は20フィートコンテナ搭載時の後方荷役性を向上させるなど、現行モデルに対してユニークな改良を施した。「小型温度管理車」は抗菌仕様の内板をはじめ、外板にも六価クロムフリー・アルミを全面採用。断熱材もノンフロンでオゾン破壊係数ゼロと地球環境に優しいボディを実現した。単体展示の「新テールゲート」は現行テールゲートを改良、静粛性、メンテナンス性、耐久性をさらに向上させた。
■日本トレクス
 危険物コンテナ輸送時の安全運行を確保する横転抑制装置(RSP)を装着したコンテナセミトレーラのテスト車両を参考出品。業界初のSUS逆リブ内装を用いたサンドイッチパネル構造の大型フラットパネル温度管理車も展示。外板もカラーアルミ1枚を使用し、継ぎ目のないスマートなボディを実現。床材も40Hアルミキーストン型材を採用、冷気の還流を良くし、床材の耐久性向上も図った。量産タイプで62.2m3とクラス最大の高容積を確保した大型ドライウィングボディのモデル車、鋼材専用軽量フレームタイプトレーラも展示した。
■パブコ
 昨年の東京モーターショーに参考出品した高容積ウィングボディシリーズの量産モデルを出展。内法幅2,420oとパブコブースには幅方向のみを拡大したモデルを、ふそうコーナーには幅・長さ・高さを最大限に拡張した高容積モデルを展示した。これら製品は今回のトラックショーに合わせて販売を開始する。
■新明和工業
 架装適用車を拡大、2d車から10d車級まで対応できる充実したラインアップをそろえた新型テールゲートリフタ「かくのうゲート」11モデルのうち、3台を展示。耐久性を向上させ、最大昇降重量は全モデルとも1,000sにグレードアップ。その他、「新型マルチゲート」が1台と、独Bar社の格納ゲートタイプとマルチゲートタイプのテールゲートリフタが展示された。いずれも、デッキはアルミとステンレスを採用することで錆に強くした。アルミパネルは国内で初めて、アルマイト処理と電着塗装による複合皮膜を施した、溶接レス方式による強靱なアルミパネルを採用、耐久性とともに今までにない外観品質を実現。
■昭和飛行機工業
 コンセプトトレーラとして「24klアルミタンクセミトレーラ(1軸車)」を出品。同セミトレは従来の2軸タンク車輌を一新し、経済性や機能性、安全性を追求した将来の提案型トレーラ。低重心軽量1軸エアサスの採用により50s軽量化。さらに、エアタンク、サイドバンパステー、ランディングジャッキのBKTをオールアルミ化することで70sの軽量化を実現した。







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