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NO.1872(2008年1月28日号)


日本製鋼所・マグネシウム事業部
中国向けで650d機20台超受注
欧米から車用で1300d級に引合い

  日本製鋼所の07年度マグネ合金用射出成形機の受注台数は約50台に達する見込み。中国向けが85%を占め、残りは韓国、日本。07年10月に発売した型締力650dの新型機が中国向けで一気に20数台を受注。08年度は総受注80台を見込む。
 
 06年度実績は50台程度で、280dマシンを主体に残りは100dマシン。07年度は受注台数は横這いながら、半分が07年10月に発売した型締力650dの新型マシン「JLM650-MGUe」。既に20数台受注しており、引き続き引合いが旺盛。その他残り4割が280dマシン「280-MGUe」、1割が型締力100dの「100-MGU」。中国向けは650d以外に280dの受注が多い。
新型機「650-MGUe」は14及び15インチサイズで肉厚0.8o前後の薄肉ノートPC部品の成形に対応したもの。12インチサイズであれば0.55o程度も可能としている。
 08年度受注は80台程度を計画。07年度に受注したユーザーの増設分も含めて9割が中国向けで、650d機が40台程度となる。
 新型機「MGUeシリーズ」はこれまでに型締力280dと650dをラインナップ。ロングノズルに加え、スクリューの回転にサーボモーターを採用した電動式の「ハイブリッド」タイプ。バリが発生しにくいうえに、成形条件も極めて安定するなど、材料歩留りの向上・良品率のアップにつながるという。
 一方、現在欧州・北米の自動車メーカー、自動車部品メーカーから型締力1,300dクラスの成形機に対する引合いが寄せられている。
 欧州メーカーを中心に、シートフレーム、コックピット回り、インパネ支持部品、ギアカバーなど内装部品を主体に自動車に薄肉マグネ部品を採用しようという動きが強まりつつある。
 自動車の内装部品のため、AM60合金でも高い伸びが必要だが、大型サイズの製品でもホットランナーが利用できる可能性があることからチクソモールディング法が注目されている。
 すなわち、投影面積が大きいものを一カ所で打つと流動長が長くなり、高い伸びなどの機械的性質を維持できない。しかし、ロングノズルを使えば流動長が短くて済み、機械的強度など製品の信頼性が高くなるという。
 また、SF6を使用しないなど環境面でも優位なことからチクソモールディング法に対する関心が高く、1000〜1300dクラスのマシンに対するニーズが強まっている。現在、市場性などを踏まえて製品化するかどうか検討中で、07年度中に結論を出す。
 好調な受注を背景に、成形機と子会社エムジープレシジョンが手掛ける成形品販売を合わせた売上高は07年度で70億円(うち、成形機40億円)を見込む。08年度は80数億円、中計では09年度に100億円(うち、成形機50〜60億円)を計画している。


07年10月の車向けアルミ出荷
16.5万d・9%増、過去最高
 日本アルミニウム協会がまとめた07年10月の自動車(二輪車を含む)向けアルミ出荷量は16万5,354d、前年同月比8.9%増となった。07年3月の15万3,878dを上回って、7カ月ぶりに過去最高を更新した。月次ベースで16万d台は初。
 製品別では圧延品が3万272d(前年同月比6.7%増)。内訳では乗用車向けが1万1,968d(同12.7%増)、熱交換器向けが1万4,497d(同8.7%増)と好調。一方、ホイール向けが275d(同43.9%減)、トラック・バス向けが2,310d(同9.2%減)と低調であった。 また、鋳造品3万7,343d(同5.4%増)、ダイカスト9万4,669d(同11.0%)、鍛造品3,070d(同9.0%増)といずれも過去最高を
更新する形で推移している。


三菱商事、金商のTOB完了
 三菱商事は11日、07年11月19日から1月10日まで実施していた子会社で金属専門商社の金商に対するTOB(株式公開買い付け)の結果を発表した。応募株1,342万1,977株を21日に買い取り、持ち株比率を現行の51.03%から96.19%に引き上げる。取得総額は約59億円。残る金商株式も株式交換で取得し、完全子会社にする。


昭電が世界初の量産スタート
垂直磁気記録用の1.3インチHD
 昭和電工はこのほど、小型ハードディスクドライブ(HDD)向けの1.3インチハードディスクの量産を開始した。世界初の垂直磁気記録方式による1.3インチHDで、1枚当たりの記録容量は40ギガバイトと世界最大。コンパクトフラッシュTypeUと同じサイズの小型HDD向けで、コンパクトフラッシュと比べ低価格での大記録容量HDDが可能となる。
 小型軽量のため、省電力性・耐衝撃性をさらに向上することが可能。ハイビジョンカメラ、携帯型音楽プレーヤー、超小型ノートPCなどへの需要が見込まれている。


安全優良職長厚労大臣顕彰
古河ス千葉氏とトステム瀬尾氏
 平成19年度の安全優良職長厚生労働大臣顕彰の受賞者に、日本アルミニウム協会推薦の千葉敬(古河スカイ・日光工場職長)と瀬尾栄(トステム・下妻工場掛長)の両氏が選ばれた。
 同顕彰制度は中央労働災害防止協会が厚生労働省の委託を受けて実施。職長などとして一定の技能と経験を有し、担当する現場または部署の安全成績が優秀な人を対象とする。


島根県産業技術センターが開発
アルミと炭素材料の複合材料
熱伝導率倍以上で低熱膨張も
 島根県産業技術センターはこのほど、世界最高水準の高熱伝導性と低熱膨張性を併せ持つ新素材を開発したと発表した。アルミニウムと炭素材料、銅と炭素材料の2種類の複合材料。熱膨張率はアルミ・炭化ケイ素複合材料、銅タングステン、銅モリブデン、アルミ、銅などの従来材料と同等の一方、2倍以上の熱伝導性を持つ。電子・電気、自動車、航空機など熱対策が必要な軽量化部品への応用を狙う。
 開発したアルミと炭素材料の複合材料は、熱伝導率(W/mK)が450〜520。アルミの238、アルミ・炭化ケイ素複合材料の150〜200に比べ2倍前後の高い熱伝導率を示す。銅と炭素材料の複合材料では460〜630と銅タングステンの230〜270、銅の398を大幅に上回った。 また、平面内(二方向)で機械的強度、熱伝導率、電気抵抗などが均一。比重も、アルミと炭素材料の複合材料が2.4、銅と炭素材料の複合材料が4.1〜7.4と小さいため、軽量化が求められる分野で優位性がある。
 今回の新素材の開発は03年度からスタートした島根県の新産業創出プロジェクトの研究成果の一環。今後、サンプル出荷を行うとともに、実用化に向けて改良。島根県内の企業か、立地を予定している企業に技術移転する。情報機器や高輝度LED(発光ダイオード)などの光源の熱対策用部品や自動車、航空機分野での実用化を目指す。


三協立山が花粉防止フィルター
花粉透過を約80%以上カット
 三協立山アルミはこのほど、テラス囲い用に、細かいメッシュで花粉をカットする花粉防止フィルター「フィルタード」を新発売した。通気性を保ちながら花粉や埃を防ぐことで、花粉の多い季節でも安心して窓を開けることができるようにした。
 メッシュが200と従来網戸の18に比べて細かい。このため、花粉の透過を約80%以上と従来網戸の約10%を大きく上回ってカット。表面張力の作用で雨水も通りにくいため、雨水の浸入を防ぎながら通気性を確保する。また、外からの紫外線は従来の網戸の約6倍の60%をカット。衣類などの劣化を和らげる一方、光の透過性の良いブラック調のため、室内からの視界が良好。密度の高いモヘアが窓サッシと網戸の隙間をふさぐことで、花粉や埃、微細な虫などの侵入を防ぐ。
 対象商品はテラス囲い「ニュー晴れもよう」、囲いユニット「スマイリア」の開口部。価格はテラス戸2枚建て用(6尺)で3万8,800円。


日精樹脂工業がMg用射出成形機
220d、生産性・良品率を向上
 日精樹脂工業(長野県埴科郡、依田穂積社長)はこのほど、マグネシウム合金用射出成形機「FMg220-16HM」(写真)を開発、販売を開始した。04年から発売した型締力140dのFMg140型成形機をリニューアルした。
 FMg140型機はマグネ合金を完全溶融して、精密計量・高速安定射出することにより、成型品の歩留まり向上、薄肉成形を可能にした。SF6を使用しないなど環境にも優しい。成形事例として、ソニーのHDDウォークマン「NW-HD1&2」の筐体がある。
 今回の新製品はこうしたFMg140型機の特徴はそのまま継承しながら、携帯電話部品2個取りをターゲットに型締力をアップするとともに、@成形サイクルの短縮による生産性向上、A良品率の向上、Bメンテナンスの簡素化による生産性向上――など、性能向上を図った。
 材料は丸棒φ60×300を使用し、溶解部には同時に4本投入可能。溶解能力は従来の2g/sから5g/sにアップ。55gの成形品でサイクルタイムは従来の27.5sから11sに短縮、成形機、自動機のハイサイクル化を実現した。また、射出速度も2,000o/sから4,000o/sに高速化。射出速度も12msから5msと高応答化を図った。メンテナンス面でも、スラッジ除去作業も容易化、24時間から0.5時間に大幅に削減したほか、プランジャ先端部品はこれまでの2万ショットから10万ショットに長寿命化。構造の簡素化によりメンテナンス時間も24時間から4時間に短縮した。


日本フルハーフが新発売
鋼材輸送用3軸トレーラ
 日本フルハーフ(神奈川県厚木市、比企能信社長)はこのほど、鋼材輸送用3軸トレーラを発売した。新たに軽量フレームを開発し、スーパーシングルタイヤの採用など軽量化を実現。鋼材単体で積載量29d以上を確保した。
 世界的な鉄鋼製品の需要増加に伴い、国内鉄鋼メーカーの出荷も増えており、より効率的な輸送に対するニーズに応えた。開発に当たってはJFE物流の指導を得た。
 製品のコンセプトは、@軽量フレーム構造、Aスーパーシングルタイヤとアルミホイールの採用による軽量化、B荷台オフセット位置に25d以上の集中荷重が可能な構造、C鋼材単体で29d以上を確保できる構造、D通行条件を考慮してトラクターヘッドは6×4の3軸車とする――など。平床型、V溝床型ロング、V溝床型ショートの基本3車型を設定。スプリングサスペンションに4枚リーフスプリングを採用し、強度を高めた。
 定価は平床型で853万円。年間20台の販売を見込む。


アルミ関連労協が08春闘方針案
賃上最低2500円、一時金年3カ月
「労働側に利益1%配分」背景に強気
 全国アルミ関連産業労働組合協議会(正会員41単組2万2,000名・友好組合5単組、小川進会長=写真)はこのほど08年春闘方針案を策定した。1月27〜28日の春闘臨時大会で採択する。小川会長は「ここ2年アルミ関連労協の春闘は世間相場を上回る成果を挙げ、懸案の格差是正も進展した。08年は建築確認の遅延などによる建材関連の業績低迷など環境は厳しいが、格差縮小を後戻りさせてはならない。連合など各産別組織は企業利益の1%を家計に反映させる方針を掲げ、その実現を目指している」と強気で取り組む方針。
 賃上げの統一要求は定昇を除くベアで2,500円以上、定昇3,800円を含めると6,300円以上とする。また一時金は基準内賃金の年間5カ月分あるいは半期2.5カ月分以上を原則とするが、ミニマムの生活保障一時金として年間3カ月分あるいは半期1.5カ月分以上を厳守する。これら要求は前年と大きな変化はないが、付帯要求を充実。
 すなわち@企業内最低保障賃金として時間額900円以上、A所定内労働時間年間1,952時間以上をなくす、B時間外割増賃金率を45時間まで35%以上とする、C年次有給休暇の初年度付与日数を15日以上とする―−などを盛り込んだ。
 春闘日程は2月7〜8日の中央幹事会及び労使会議を皮切りに、@要求ゾーン、2月19〜29日、A統一交渉日、3月10日、B中央幹事会・委員長会議、同19〜20日、C集中交渉ゾーン、同21〜25日、D集中解決ゾーン、同26〜31日E春闘総括中央幹事会、4月24〜25日−―で、3月月内決着を目標とする。
スワン商事が簡易喫煙ボックス
アルミ製枠パネル嵌合組立方式
 三洋工業グループのスワン商事(福井県坂井市)は厚生労働省のガイドラインをクリアし、しかも低価格のコストパフォーマンスに優れるアルミ製枠パネル嵌合組立方式の簡易喫煙ボックスを開発、このほど発売した。製品名は「e-Box」。親会社の三洋工業及びアルミ形材の安田金属工業と共同開発した。
 アルミ形材を枠材とし、側面・天井・ドアパネルの軽量面材を嵌め込んで構成する方形構造体。アルミ製のため、約1.5uのパネルで約7sと軽量。嵌合方式なのでプラスドライバー1本で組立・解体ができる。排気は厚生労働省ガイドライン推奨の天井取り付け換気扇を採用している。
 基本モデルは2〜3人用の容積5.7m3(標準価格49万8,000円)だが、パネルの構成を変えることで5〜6人用の最大容積11.4m3(同74万8,000円)まで可能。
 初年度販売目標は1億円。


物材機構が試算
わが国「都市鉱山」、世界有数規模
Liは世界消費7.4年分、Ptは5.7年分
 物質・材料研究機構はこのほど、貴金属やレアメタル、レアアースなど、国内に蓄積され、リサイクルの対象となる金属資源、いわゆる「都市鉱山」の量を試算した。
 金、銀、銅、鉄、錫、亜鉛、鉛、アルミ、ニッケル、アンチモン、コバルト、インジウム、リチウム、モリブデン、白金、レアアース、タンタル、タングステン、バナジウムの金属19種類について、輸入量から製品として輸出される量を差し引いて算出、リサイクルの可能性を定量的に表した。
 それによると、金の国内蓄積量は約6,800dと世界の現有埋蔵量4万2,000dの約16%、銀は6万dと22%に達し、他にもインジウム(In)61%、金16%、アンチモン(Sb)19%、錫11%、タンタル(Ta)が10%と、世界の埋蔵量の1割を超える金属が多数あることが判明した。
 また、多くの金属について、世界の2〜3年相当の消費量に匹敵する蓄積がわが国の「都市鉱山」にある。特に、電池材料として期待されているリチウムが7.4年分、触媒や燃料電池電極として不可欠な白金(Pt)が5.7年分となっているなど蓄積量が大きい。
 さらに、わが国の都市鉱山の規模を各国の資源埋蔵量と比較すると、金、銀、鉛、インジウムは世界最大の「資源国」となり銅、プラチナ、タンタルも3位にまで入る「資源国」にランクされた。
 これまでも国内のリサイクル資源は、資源としての可能性は指摘されており、すでに鉄、アルミ、鉛などでは、スクラップが重要な原材料供給源となっている。このため、都市鉱山資源を都市鉱石としてより積極的に有効活用していくことが重要としている。


東芝機械が「J-SCシリーズ」投入
135〜800d6機種で新型モデル
生産性、製品品質を大幅向上
 東芝機械はこのほど、同社ダイカストマシンのスタンダード製品である「J-Sシリーズ」(型締力は135〜800dの6機種)をモデルチェンジ、新たに「J-SCシリーズ」として市場投入した。同社は350〜800dの市場では約50%のシェアを誇り、高い評価を得ている。旧モデルのJ-Sシリーズはシンプルな操作で、使いやすいとの定評があったが、ダイカスト製品の多様化に伴い、制御・管理・射出性能でユーザーの要望に対応できない面が出てきた。このため、従来のJ-Sシリーズの使いやすさを残しながら、制御・管理機能を追加して射出成形の向上を図った。
 主な特徴は以下の通り。
 @射出補正制御は同社伝統の学習制御を採用。金型温度などの変化にも柔軟に対応して、一定の鋳造品質を保つことを可能にした
 A管理機能強化のため、制御装置「CAST EYE」を新開発、ダイカストマシンの諸条件設定を行い、それを基にマシンの制御を行う方式とした。入力はタッチパネル方式となっており、見やすい画面デザインと併せて直感的に分かりやすい操作性を実現した。設定したデータは32型分を制御装置内に保存可能。
 B最高射出速度は7m/secとなり、加速性能は約25%アップした。併せて、射出の減速機能も標準搭載。減速位置を任意に設定することでバリの抑制に効果を発揮する。
 さらにハイサイクルを支える自動化装置として、自動給湯装置、製品搬出装置、自動スプレイ装置を開発。各装置の駆動部にサーボモーターを採用することで高速化した。例えば、ハイサイクル仕様の「135J-SC」は携帯電話の筐体など超薄肉製品・精密部品の鋳造をイメージしたマシン。サイクルタイムは9秒と従来の135dクラスのコールドチャンバでは不可能に近い水準を目指している。
 東芝機械は07年12月21日〜22日の2日間、相模工場テクニカルセンター(神奈川県座間市にひばりヶ丘)で新型マシンのプライベート展示会を開催。辻眞ダイカストマシン事業部長は「自動車メーカーなどからダイカスト製品に対するコスト低減要請が強まりつつある中で、今回の新モデルは、より高い良品率、高生産性、低価格での安定生産が可能な設備に対するニーズに応えるもの。基本性能は変えずにマイナーチェンジにより機能アップを実現した」と強調した。


講演・実演会「驚異の表面改質」
福島で三菱商事テクノスが開催
 三菱商事テクノスは2月8日と9日、同社東北営業所(福島市成川字杵清水23-1)で「驚異の表面改質講演・実演・展示会」を開催する。時間はいずれも午前10時〜午後4時。内容は両日とも同じで、▽イトロ処理について(許根泰・慶星大学工学部新素材工学科教授)▽プラズマCVD法による金型表面コーティングについて(河田一喜・オリエンタルエンジニアリング取締役研究開発部部長)。問合せ・申込は同営業所まで(電話024-546-7111/FAX7100)。
 なお、イトロ処理装置はフレーム酸化炎を介して高速処理し、被塗布物の表面にナノレベルの酸化ケイ素を形成する表面処理システム。ポリプロピレンを始めとするプラスチック類、ステンレス・アルミ・マグネシウムなどの金属類、ガラズ・シリコン・エラストマー・ゴムなどの撥水性素材を超親水化する。
 また、プラズマCVD法による金型表面コーティングは、各種のガスを用いて低温真空炉内でプラズマ化学反応により各種の膜を形成。密着性・緻密性に優れた皮膜を複雑形状品につき回り被膜することができる。金型の材質や目的に合わせて金型表面が改質され、離型剤レス・金型ライフの驚異的延び・湯ジワなど不良率の改善などが期待できる。金型プレス型、温間鍛造、熱間鍛造、射出成形、ダイカストなど幅広い製法の金型の表面改質が可能である。


白銅の役員異動
(4月1日)▽代表取締役会長(取締役)山田和正▽取締役相談役(代表取締役会長)山田祐次▽取締役専務執行役員(取締役常務執行役員)小田律。山田祐次会長(69)が08年6月26日で取締役定年を迎えるのに伴い、新年度期初より経営基盤の充実を図ることが狙い。 
 なお、山田和正取締役は1947年10月生まれ、70年慶応大学経済学部卒、住友商事入社。92年6月白銅取締役。


Mgの利用に関する講演会
 日本マグシウム協会は30日午前10時〜午後5時、江戸東京博物館(東京都墨田区横網)で「平成19年度マグネシウムの利用に関する講演会」を開催する。内容は、▽マグネシウムの応用と需給動向(日本大学時末光)▽最近のマグネシウム鋳造技術(杉浦泰夫)▽マグネシウムのダイカスト技術(東海理化販売寺島恒甫)▽マグネシウムプレス成形技術(日本大学勝田基嗣)▽マグネシウムの表面処理技術(電化皮膜工業西中一仁)▽マグネシウム合金製エンジンブロックの開発(ビー・エム・ダブリュー山根健)。参加費は会員2万円、非会員3万円。問合・申込は電話03-3538-0230/FAX0233まで。


トステム、断熱玄関ドアに新色
 トステムはこのほど、中級価格帯の断熱玄関ドア「フォラード」に2色の新木目柄と21種の新デザイン、人気のカードキーシステム「CAZAS(カザス)」にタグキーを標準設定して発売した。
 「フォラード」は06年11月の発売。リアルな木目柄や扉を開いた時に見える戸先部分にも木目調のラッピングを施すなど、上質なイメージと様々な住宅デザインに合う豊富なバリエーションが好評で、最も売れ筋の玄関ドアとなっている。
 今回追加した新木目柄「キングストンオーク」色と「アイリッシュパイン」色はノスタルジックをコンセプトに、本物に近い素材感を追求した。


図・表・写真は本誌でご覧ください。