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NO.1876(2008年2月25日号)


朝日アルミニウム
山口工場隣接地に新工場建設
マツダ向けシリンダーヘッドカバー増産

   朝日アルミニウムはエンジン部品の需要増に対応して、山口工場(岩国市)の隣接地に新工場を建設する。投資額2億5,000万円で、3月初めに着工、6月をメドに操業を開始する。
 
  朝日アルミニウム(兵庫県明石市貴崎5-9-19、篠崎敬三社長)は山口工場(岩国市玖珂町1600-26・瀬田工業団地)の北側隣接地に自動車用部品の新工場を建設する。昨年11月、岩国市と企業進出協定を締結した。
 2月14日に地鎮祭を行い、3月初めから着工する。08年6月をメドに操業を開始、マツダ向けにアルミ製エンジンのシリンダーヘッドカバーを年45万台生産する。
 新工場は敷地面積は8,300u、建屋は延床面積2,700u。投資額は建物1億5,000万円、機械設備1億円の2億5,000万円。当初は従業員8人を雇用し、将来、20人に増やす。初年度売上げ目標は約2億円、最終的に5億円まで引き上げる。
 今回の新工場建設は受注増に対応するもの。現山口工場は敷地約2万5,000u、建屋約7,350u。07年度売上計画は42.1億円。主力製品の一つであるシリンダーヘッドカバーは鋳造から組立までの一貫生産を行っており、今回の新工場増設によりマツダ向けのヘッドカバーをピーク時で月3万8,000個生産。主要取引先でマツダの協力メーカーである広島アルミニウム工業(広島市西区)、安永などに供給する。
 朝日アルミニウムは昭和35年3月の設立。資本金は4,950万円で、従業員数は394名。アルミニウム鋳造および機械加工メーカーで、自動車やバイク、産業用機器などのアルミ部品を製造。ダイキャストを始めとして、ロープレッシャー、グラビティ、砂型など多彩な鋳造方式を持ち、試作対応のスピードで高い評価を得ている。
 兵庫県内に西明石、貴崎、多可の3工場と山口県の1カ所に工場を分散することで非常時でも部品の安定供給を可能にしている。年間売上高は07年度計画で130億円。主要販売先は川崎重工業、広島アルミニウム工業、エクセディ。


日軽金の08年3月期連結決算
営業利益は41%減の180億円
新日軽減損処理で最終損80億円
 日本軽金属の07年4〜12月期連結決算は4月1日付で日軽エムシーアルミを発足させたこともあり、対前年同期比6.0%の増収ながら営業利益、経常利益はそれぞれ35.0%、43.8%の減益となった。
 自動車関連などで好調が続いた一方、一部の電機・電子関連で在庫調整あるいは需要減がみられた。板、押出、パネル事業などにおける需要不振やアルミナ減産で販売量が計画未達に。特に、建築基準法改正に伴う建築確認審査の厳格化による建設需要の激減が建材事業の業績に予想外の影響を与えたほか、その他分野でもアルミ地金をはじめ、諸資材価格の上昇が収益の圧迫要因となった。
 地金は自動車分野向け二次合金が堅調に推移したものの、原料スクラップ価格が高水準で推移したことで収益を圧迫。板は半導体・液晶製造装置向けなどの厚板や印刷板などの出荷が減少。押出も鉄道車両材料、感光体ドラムなどが堅調だったものの、合金用添加金属、燃料、資材価格の上昇や地金在庫差益がなくなったことで営業利益が大きく減少した。
 加工製品・関連事業では電解コンデンサー用高純度箔が堅調に推移したものの、パウダー・ペースト関連では自動車塗料向けとプラスチック用塗料向けが伸び悩んだ。輸送関連では、トラック架装事業がトラック需要の減少により販売量が減少。アルミ部材、鋼材、樹脂部品などの材料価格アップが収益を圧迫した。パネル事業で耐火性能問題に関連し、改修費用約10億円を特別損失に計上する。
 また、建材製品は売上高が6.2%減の一方、営業損益は16億4,900万円悪化の28億8,800万円の損失となった。住宅着工の大きく落ち込んだことに加え、ビル建材も大型物件の減少や選別受注の影響により売上げが減少した。
 住宅建材事業は中長期的にも需要水準の大幅な回復は見込めないことから、新日軽は住宅建材事業が保有する固定資産について減損処理を行い、約120億円の特別損失を計上する。
 通期予想は表の通り、07年11月の予想に比べ、売上高で100億円下回るとともに、経常利益、営業利益は45億円、50億円それぞれ下方修正となった。売上100億円/営業利益45億円の下方修正のセグメント別内訳は▽アルミナ・化成品30億円/10億円▽板・押出製品20億円/15億円▽加工製品・関連10億円/5億円▽建材製品40億円/15億円。
 日軽金単独の08年3月期予想で営業利益45億円、経常利益75億円と当初予想を20億円下回る。新日軽の特損計上を受けて、投資損失引当金約90億円を計上するため、最終損益は40億円の損失となる。これに伴い、期末配当は2円減配の3円とする。


トステムが「製品安全基本方針」
 トステムはこのほど、「製品安全基本方針」を策定した。製品安全を向上させるため、経済産業省制定の「製品安全自主行動計画策定のためのガイドライン」に則って制定。骨子は、@リスク管理体制の整備、A製品事故情報の収集と開示の取り組み、B製品回収などの取り組みの3点。


昭電アルミ部門、23%営業増益
熱交・アルミ缶含め全事業黒字
 昭和電工の07年12月期連結決算におけるアルミニウム他事業部門の業績は表の通り、前期比0.9%の減収ながら営業利益は23.1%増となった。
 アルミニウム他の売上高のうち、アルミのみでは売上高約2,000億円、営業利益80億円。23億円の減収は昨年の合金事業譲渡に伴う100億円超の売上減によるもの。
 圧延品事業では、電解コンデンサー用高純度箔は国内の堅調な需要に支えられて数量増となったのに加え、昨年4月以来進めてきた材料高騰・燃料費アップに対応した価格是正が秋までに7〜8割程度浸透したことが寄与。板は改正建築基準法の影響による建材の需要低迷で販売量は大きく落ち込んだが、ロールマージンは一定の値上げを実現した。
 押出は改正建築基準法の影響で需要が落ち込んだのに加え、選択受注の実施で販売量は大幅に減少した。ただ、価格改定は、希望通りではないものの、それなりの成果が得られた。一方、LBP向け感光ドラムは極めて順調で、前年比2桁の数量増となった。
 ショウティック事業は主力のカーエアコン用部品の生産・販売数量は前年並だが、販売価格の上昇で増収となった。ただ、燃料コストなどの高騰は吸収しきれず、若干の減益となった。今期も数量的には昨年並みを見込んでいるが、原材料・石油市況アップなど諸々のコストアップに加え、昨年末以来の円高の影響で利益面では厳しい状況が続く。
 熱交換器は、売上高、営業利益ともに前年を上回った。国内・北米ともに、「NRTV」、チューブ型エバポレーターなど新型高性能熱交換器の製造が本格化しており、順調に数量が伸びている。欧州もVWなど主要ユーザーの需要が堅調で、大幅な増収増益となっている。タイもマーケットが拡大傾向にある中で増産基調で推移。中国は昨年下期から現地製造会社を子会社としたことで設備投資も順調に進んでいる。
 アルミ缶も細径缶を中心に伸びており、前年を上回る販売数量。価格是正に加え、コストダウン効果で増収増益となり水面下から浮上した。
 昭和電工全体の今期営業利益予想は790億円だが、税制改正に伴う減価償却負担増が60億円あり、実質的には中計目標値850億円を達成する。
 アルミ部門の営業利益も85億円の予想だが、減価償却費負担増による影響額が15億円あり、実質的には100億円。08年の中計目標値170億円は未達となる。


アルミ設備投資122億円、15%増
 昭和電工の今期連結設備投資額は822億円で07年実績693億円に比べ129億円増加。ハードディスクの電子・情報部門に519億円(前期444億円)と過半を投じる。
 アルミ部門は122億円で、前期比16億円増。小山の鋳造設備近代化工事が大きな案件。07年5月に第1期分として溶解炉2基の更新と評価装置を設置。2期分として、今年6月完成予定でさらに溶解炉1基を更新する。投資額は1期、2期合わせて約20億円。


伊藤忠非鉄マテリアルが譲渡
アルミ原料事業を伊藤忠商事に
 伊藤忠商事は7日、100%子会社である伊藤忠非鉄マテリアル(東京都港区、桑原孝宣社長)が運営するアルミ原料事業を譲り受けることで合意したと発表した。4月1日付で実施する。
 伊藤忠商事は07年12月に、4月1日付で同社の金属原料セグメント(鉄スクラップ、リサイクル関連などのトレード業務)の営業を会社分割により伊藤忠非鉄マテリアルに継承する契約を締結済み。今回の事業譲渡と併せ、非鉄資源開発の推進と収益力強化を狙う。
 なお、伊藤忠非鉄マテリアルは事業譲渡に伴い、「伊藤忠メタルズ株式会社」に商号変更する。


軽金属学会春期大会、愛媛大学で
講演発表170件、5月9日〜11日
 軽金属学会(吉原正照会長)は5月9日〜11日、愛媛大学城北キャンパス(愛媛県松山市文京町3)において第114回春期大会を開催する。研究講演発表・ポスターセッション、総会、市民フォーラムのほか、3つのテーマセッション(T1「軽合金材料の相変態に基づく組織制御」、T2「軽量化および高機能化のための異種材料の接合」、T3「軽金属板材の集合組織制御技術」)、機器・カタログ展示などを企画している。
 研究講演発表はテーマセッションを含めて170件を予定しており、テーマ別内訳は、▽溶解・凝固・鋳造:9件▽複合材料・発泡材料:12件▽組織制御:18件▽腐食&表面改質:15件▽変形及び塑性加工プロセス:17件▽力学特性:12件▽形状付与加工(接合・接着):8件▽形状付与加工(切削加工):4件▽マグネシウム:17件▽チタン:9件▽粉末冶金/分析・測定:5件▽T1:21件▽T2::8件▽T3:15件。


日本ダイカスト展示会・会議開催
11月6日〜8日、パシフィコ横浜
 日本ダイカスト協会(高橋新会長)は11月6日(木)〜8日(土)の3日間、パシフィコ横浜において「2008年日本ダイカスト展示会」を開催する。ダイカスト並びにダイカスト関連企業による新技術・新製品・設備・機器・副資材などを幅広く紹介する。併せて、研究論文などの発表の場として日本ダイカスト会議を開催する他、今回初めての試みとして、現場改善事例発表会も開く。
 出展者を募集しており、申込締切は3月31日。問合せは同協会まで(電話03-3434-1885)。


不二サッシの4〜12月期連結
 不二サッシの07年4〜12月期連結決算は、前年同期比1%の増収にとどまる一方、営業、経常、最終の各損益とも赤字幅が拡大した。
 原材料価格高騰に対応してコストダウンや、価格改定の浸透に努めたものの、建築着工の大幅な遅れなど市場環境の悪化で形材外販事業が減少。主力のビル建材事業の売上計上が例年期末に集中するため、利益面では厳しい状況となった。
 通期見通しは表の通り、07年11月発表の予想を変えていない。


三菱マテ・アルミ事業3Q
67%営業増益、缶増収増益
 三菱マテリアルの07年4〜12月期連結決算におけるアルミ事業部門の業績は売上高1,295.49億円(前年同期比3.4%増)、営業利益47.51億円(同66.8%増)の大幅増益となった。
 アルミ缶は需要がおおむね堅調に推移したのに加え、原材料価格高騰に対応する販売価格の改定が不十分ながら一部実現したことが寄与。増収になるとともに、コスト削減効果などで増益となった。一方、アルミ圧延・加工品は、地金価格高騰の影響により販売金額が増加。ただ、飲料缶用板材を除くその他用途向け販売が一部低調に推移したことで販売数量が減少、増収減益となった。


古河スカイ通期連結営業利益
21%減、40億円下方修正に
 古河スカイの07年4〜12月期連結決算は、売上高1,881.42億円(前年同期比4.9%増)、営業利益99.32億円(同20.9%減)、経常利益88.74億円(同23.3%減)、純利益52.28億円(同23.5%減)と、増収減益になった。
 飲料缶用材料や印刷用途向け材料はアジア地区を中心とする輸出拡大を含め数量を伸ばした。一方、IT関連需要回復の遅れに建材市場の低迷が加わり、店売りの一般材や半導体・液晶製造装置用を始めとする厚板の受注が当初見込みを大幅に下回った。収益面では、円高による輸出品の収益減に加え、燃料・副原料などエネルギー・材料コストの大幅上昇が響いた。
 通期予想は売上高2,500億円(前期比4.3%増)、営業利益130億円(同21.0%減)、経常利益115億円(同23.7%減)、当期利益67億円(同22.9%減)。07年5月発表の予想に比べ、売上高は変わらないものの、営業利益、経常利益はともに40億円、当期利益は21億円の下方修正となった。液晶・半導体関連向け厚板製品を中心に需要が伸びず、販売数量が当初見込みを下回った。加えて、燃料および原材料の価格上昇が企業努力によるコスト削減を大きく上回った。


古河電工・軽金属部門連結
 古河電工の07年4〜12月期連結決算における軽金属部門の収益は、売上高が1,923億円(前年同期比5.2%増)、営業利益90億円(同22.4%減)となった。
 通期見通しは売上高2,520億円(前期比2.1%増)、営業利益110億円(26.7%減)。昨年11月発表の予想に比べ売上高は変わらないものの、利益は40億円の下方修正となった。


住軽金の通期連結営業利益
15億円下方修正、180億・11%減
 住友軽金属工業の07年4〜12月期連結決算は、前年同期比4.3%の減収の一方、営業利益、経常利益はそれぞれ5.9%、15.2%の増益となった。
 株式売却に伴い、日本トレクスが連結対象から外れたことで売上げ減に。損益面では海外精錬子会社の業績好転などが寄与した。なお、昨年10月に新日東金属の事業を譲渡したのに伴う、特別損失の計上で最終は24.2%の減益となった。
 通期予想は表の通り、前期比6.9%の減収、営業利益、経常利益、純利益はそれぞれ10.6%、13.5%、37.9%の減益を見込む。07年11月発表の予想に比べ、売上高50億円、営業利益・経常利益15億円、当期利益10億円の下方修正となった。建築関連を中心とした需要の減退や為替変動の影響を見込んだ。


日アルの3Q、1.41億円営業損失
通期は4.8億円黒字・78%増予想
 日本アルミの07年4〜12月期連結決算は、売上高160.35億円(前年同期比15.2%増)、営業損失1.41億円(前年同期は2.42億円の損失)、経常損失3.47億円(同4.17億円の損失)に。アルミ地金価格の高止まりなどの悪化要因があったものの、前年同期に比べ赤字幅は縮小した。特別損失1.98億円の計上で純損失は5.54億円と前年同期の4.31億円の損失から拡大した。
 通期予想は売上高275億円(前期比17.1%増)、営業利益4.80億円(同77.8%増)、経常利益2.40億円(445.5%増)、当期利益0.30億円(同61.5%減)で変わらない。


白銅の第3四半期連結
営業利益、9.5%減
 白銅の07年4〜12月期連結決算は、▽売上高285.36億円(前年同期比4.0%増)▽営業利益19.67億円(同9.5%減)▽経常利益20.08億円(10.1%減)▽純利益10.96億円(同19.5%減)となった。 
 半導体・液晶製造装置、自動車・航空機関連など主要需要業界が堅調に推移。アルミ、ステンレス鋼板の価格はやや軟調に推移する一方、銅地金価格は高止まりが続いた。ただ、減価償却費増や運賃など販売管理費増が響いた。
 通期予想は07年11月発表の数値と変わらず、売上高384億円(前期比3.7%増)、営業利益29.60億円(同5.7%増)、経常利益29.90億円(同4.7%増)、純利益17.20億円(同1.4%増)。


大紀アの4〜12月期連結決算
原料価格上昇で64%営業減益
 大紀アルミニウム工業所の07年4〜12月期連結決算は、売上高1,348.46億円(前年同期比8.8%増)、営業利益20.27億円(同64.1%減)、経常利益15.02億円(同72.1%減)と、減収大幅減益になった。
 売上内訳は二次合金地金が991.66億円(同11.5%増)、商品・原料他356.8億円(同1.9%増)。また、大紀アルミ単体の二次合金生産実績は693.08億円(同13.6%増)、同販売数量は24万1,000d(同10.3%増)。
 大手需要家である自動車メーカーの好調な生産を背景に受注数量は引き続き堅調に推移した。しかし、改正建築基準法の影響によるサッシスクラップの調達や堅調に需要に見合う原料スクラップの確保が困難になったため、原料価格が上昇。一方で、製品価格への転嫁が進まないため、マージンを圧迫。さらに、原油価格など諸資材の価格上昇で利益が圧迫される状態が続いた。
 通期見通しは売上高1,806億円(前期比6.6%増)、営業利益29.1億円(同57.9%減)、経常利益21.2億円(同67.4%減)、当期利益9.2億円(同68.8%減)。07年11月発表の予想を売上高で12億円下回るのを始め、営業、経常利益はそれぞれ9.2億円、9.9億円の下方修正となった。


日本マグネ協会セミナー
「展伸材及び溶湯圧延材」
 日本マグネシウム協会は3月18日午前10時〜午後5時、江戸東京博物館でマグネ成形セミナー「マグネ合金展伸材の成形性向上と溶湯圧延材の現状」を開催する。内容は、▽マグネ合金板材の成形性指標について(京都大学教授・間渕守)▽マグネ合金の動的再結晶と多軸鍛造による結晶粒微細化(電気通信大学准教授・三浦博己)▽ポスコ社の鋳造圧延について(ポスコ・依頼中)▽三菱アルミの鋳造圧延技術について(三菱アルミ)▽権田金属工業の鋳造圧延技術について(権田金属)▽異周速圧延したマグネ合金圧延材の特性について(産業技術総合研究所主任研究員・鈴木一孝)。
 参加費は会員2万円、非会員3万円。問合・申込は電話03-3538-0230まで。


文化が階段ユニット「段十廊U」
廻り階段で省スペース設置可能
 文化シヤッターは集合住宅や戸建住宅の屋外に省スペースで設置可能な鉄骨階段ユニット「段十廊U・廻り階段タイプ」を新発売した。
 92年発売の「段十廊シリーズ」は鉄骨階段と廊下をユニットにした構造。鉄骨部材をアルミ製の化粧カバーで覆い、階段と廊下にアルミ手すりを組み込むことで堅牢性と意匠性を高めた。階段の踏板と廊下の床材はセメント押出成形板のため、足音が響きにくいうえに、ひび割れが起きにくいなど耐久性にも優れている。
 今回の新製品は、階段の途中で90度方向転換させるタイプ。従来の踊り場を廻り階段にすることで設置スペースを段数3段分省略可能にした。その分、敷地を有効に活用、狭小地にも対応できるほか、建築面積の拡大にもつながる。
 価格は階段数16段、階段間口1010oで145万2,600円。従来の製品と合わせ、段十廊シリーズ全体で08年度に7億円の売上げを見込んでいる。


トステムが水回りキャンペーン
ショールーム東京の開設15周年
 トステムは「ショールーム東京」のオープン15周年を記念して、3月31日までの予定で「春の水まわりキャンペーン」を開催している。
 人気の「くるりんポイ排水口」を搭載したシステムバスルームの見積りを依頼した来場者にはもれなく、バスセットなどオリジナルグッズをプレゼント。さらに、成約した場合には抽選で20組40名を「ミシュランガイド東京2008」掲載店に招待する。
 また、「クレディア」などインテリアキッチンの収納部分について30万円以上の見積りを依頼した場合には、抽選で「iPod shuffle」やホームベーカリー、折りたたみ自転車をプレゼントする。


新日軽が大型伸縮門扉
 新日軽は工場施設の出入り口から一般住宅まで、幅広い用途に対応できる、アルミ形材製大型伸縮門扉「メガゲート」を新発売した。フラットレール式、ノンレール式、キャスター式や片開き、両開きなど、充実した納まりや開閉方式から敷地条件に合わせた選択が可能。高さは1.2〜2.1m、開口幅は片開きで最大17.62m、両開きで最大23.52mまで対応。デザインも高級感のある3種類を用意した。
 価格は写真の施工例で63万300円。初年度10億円の売上げを目指す。


サッシ協会が積算資格認定試験
 日本サッシ協会とカーテンウォール・防火開口部協会はこのほど「第八回積算資格認定試験」の実施要項をまとめた。試験日は6月19日(木)で、札幌・仙台・さいたま・東京・名古屋・金沢・大阪・高松・福岡・沖縄――の10地区で行う。これに先立って、事前講習会を▽5月13日:仙台・金沢・高松▽同15日:東京・名古屋▽同20日:札幌・福岡・沖縄▽同22日:さいたま・大阪――でそれぞれ実施する。受験申請書の受付期間は4月1日〜15日、募集人員は400名。問い合わせは日本サッシ協会まで。(電話03-3500-3446)

 
山崎育四郎氏(やまざき・いくしろう=山崎金属産業代表取締役会長)かねてから病気療養中のところ、2月1日午前9時死去、75歳。3日、近親者のみで葬儀を執り行った。喪主は長男で山崎金属産業社長の洋一郎氏。後日、お別れの会を開く。



図・表・写真は本誌でご覧ください。