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NO.1928(2009年03月09日号)


トウネツ、エスエイコーサンなど3社
ECO電動式鋳造機を共同開発
油圧式に比べコスト・CO2削減

 トウネツ、エスエイコーサン、東横工機の3社は「新連携」事業として鋳造設備のエネルギーコスト、CO2削減に寄与する「ECO電動式鋳造機」の開発、事業化に取り組む。

トウネツ、エスエイコーサンなど3社
ECO電動式鋳造機を共同開発
油圧式に比べコスト・CO2削減

 トウネツ、エスエイコーサン、東横工機の3社は「新連携」事業として鋳造設備のエネルギーコスト、CO2削減に寄与する「ECO電動式鋳造機」の開発、事業化に取り組む。

 トウネツ(静岡県富士宮市、望月俊二社長)、エスエイコーサン(静岡県菊川市、青木伸蔵社長)、東横工機(神奈川県綾瀬市、小原正社長)の3社は共同で、従来の油圧式と比べて設備費、ランニングコスト、温暖化ガス削減などの環境対策に優れた「電動式鋳造機」の開発と事業化に取り組む。「中小企業新事業活動促進法」に基づく「新連携計画」として、2月23日関東経済産業局から認定を受けた。補助金のほか、信用保証などで優遇措置を受ける。
 このプロジェクトは「ECO電動式鋳造機の開発と事業化」を狙ったもの。鋳造業界ではアルミホイールなどの高強度部品は低圧鋳造機や重力鋳造機で製造され、アルミ製品総生産量の約27%を占めている。しかし、駆動源(昇降装置)は油圧方式が採用されており、金型の熱膨張吸収に優れているという利点はあるものの、電動方式に比べて、@エネルギー効率が悪い、A廃油処理の環境保全が必要、Bポンプの回転音が大きい(騒音)、などの課題があった。
 3社はON-OFF制御の電動式では困難だった金型膨張を吸収できる加圧保持機能を板バネ、耐熱ゴムなどの耐熱弾性体を配置することで実現。これにより、熱膨張吸収機能を持った電動式昇降装置を開発する。例として、金型の高さは冷間時で580o、予熱完了時で581.6o、稼働中でも型閉直後581.6o、鋳造完了後で582.2oと、金型の熱膨張が低く抑えられるという。
 新鋳造機は油圧方式に比べて設備費などイニシャルコスト、電力費などランニングコストが安価なうえに、油圧ポンプの回転音がないので快適な作業環境が確保可能という。
 プロジェクトでは、コア企業にはトウネツが就き、省エネ技術、炉の製造、トータルエンジニアリングを担当。省エネ技術のほか、鋳造機や金型の設計にはエスエイコーサンが協力する。また、鋳造機の製作・改造、販売は東横工機が行うなど3社の連携体で取り組む。事業化後には日軽産業が販売面で支援する。


新城のダイ用二次合金生産休止
自動車減産で需要激減、大紀ア

 大紀アルミニウム工業所(山本隆章社長)は2月19日、4月から当面の間、新城工場(愛知県新城市)におけるアルミ二次合金地金の生産を休止すると発表した。大手需要家である自動車メーカーなどの急激な減産により鋳物用およびダイカスト用アルミ二次合金地金の販売量が大幅に減少しているのに対応、亀山、滋賀、結城および白河工場に生産を集約、生産体制の効率化を図る。
 亀山(三重県亀山市、月産能力8,300d)、滋賀(4,500d)、新城(4,000d)、結城(茨城県結城市、6,350d)、白河(福島県白河市、7,000d)の5工場における生産量は昨年7月の3万d弱から12月には1万1,000d弱にまで減少。新城工場の生産量も9月頃までは3,000〜4,000d規模で推移していたが、昨年12月は1,500d、今年1月は1,000d程度にとどまっていた。
 なお、新城工場は塩化マグネシウム液の製造も行っているが、同精製設備は従来通り稼働する。また、従業員40名弱は亀山工場への配置転換などで対応、雇用は維持する。


昭和アルミ缶の堀町社長が経営方針
販価是正裏目、大幅減販も痛手
09年は204径蓋・SE拡販で黒字

 昭和アルミニウム缶の堀町勝社長は2月19日会見し、09年12月期の業績見通しと需要動向を明らかにした。08年は11.6億円の経常赤字を計上したが、09年は増販や4億円のコスト低減などで黒字化を目指す。以下、会見要旨。

 世界的な景気後退の影響は内需型のアルミ缶業界にとって比較的軽微。逆に不況によってビール需要の約7割を占める家庭内消費の増加、アルミ缶化率100%で割安な第3のビールへのシフトが進むと想定される。ただ先行き不透明感が強い。
 08年の販売数量は缶体が26.7億缶(前期比3億缶・10.1%減)、缶蓋が27.7億枚(同6.7億枚・19.5%減)と大きく落ち込んだが、09年は06年の水準(缶体28.8億缶・缶蓋32.5億枚)に戻したい。増加傾向のベースコート品への対応力を強化する一方、204径缶体の供給体制を整えた。さらに軽量化が可能なSE(スーパーエンド)缶蓋も顧客のアサヒビールと密接な連携を図り、名古屋以東への全面展開などで拡販を図る。
 収益面では08年は販売量の大幅減、アルミ地金価格高騰などを主因に大幅な赤字に陥った。09年は缶体・缶蓋の増販効果、缶材のロールマージンアップに対応する価格是正、約4億円のコスト低減などで各損益の黒字化を必達する。工場再編や人員削減などは予定にない。
 09年の設備投資は約10億円(08年17億円)を計画する。飲料缶の多様化に合わせて生産設備の多機能化、同一設備で複数の品種を生産できる体制に改める。同時にコスト低減・品質向上投資を継続する。
 ボトル缶から完全撤退する。リシール性などで一時ブームにあったボトル缶は、PETボトルに比べ割高感があるため最近人気が低下。業界全体で05年約24億缶とピークだったが、年々縮小し08年は20億缶を切るなど顧客の関心が薄らいでいる。このため当社は08年9月に生産休止し、09年2月末で在庫販売も中止する。彦根工場のボトル缶生産ラインは一般DI缶用に転用する。
 当社は04年にボトル缶製造ラインを導入、翌年から市場参入した。現状年2.1億缶の設備能力を持つが、需要の低迷などで販売量は年8,500万缶程度にとどまり、不採算事業となっていた。この事業撤退による損失は数億円。
 当社のアルミ缶体製造ラインは小山2、彦根5(うち1ラインはボトル缶から転換)、大牟田1の計8ラインである。缶蓋は小山に1ラインを持つ。年産能力は多品種化もあって最大30億缶だ。
 大和製罐とユニバーサル製罐の提携などもあったが、業界再編についてはその都度考えたい。海外進出も関心はあるが、具体的な案件は今ない。


昭和アルミ缶、経常損失11.6億
缶体・缶蓋減販、原料高が打撃

 昭和アルミニウム缶の08年12月期業績は前期比9.3%の減収が響き、営業損益で6.8億円、経常損益で11.6億円のそれぞれ大幅損失を計上した。同社は06年の大幅赤字の後07年は黒字に戻ったものの、08年は再度赤字に転落した。
 業績は上表の通りで、出荷量は缶体で10.1%、缶蓋で19.5%の大幅減。@原材料価格高騰に伴う販価是正に力点を置いた結果減販となり、シェアが低下、A下地塗装のベースコート品が急増、設備上の制約から余儀なく受注調整した、Bメイン顧客の1社が204径蓋の採用により、204径蓋を生産しない当社の納入量の大幅減、C原材料価格の高騰によるコスト増−などによる。
 前期と比較すると営業損益で12.8億円、経常損益で15.1億円悪化したが、約1/2が減販によるという。価格是正の未達も足を引っ張った。


三和HDベトナム合弁工場稼働
シャッター・スチールドア製造

 三和ホールディングス(HD)が建設を主体とした大手コングロマリットのビナコネックス(ベトナム・ハノイ市)と合弁で設立した「ビナサンワ」(藤澤道忠社長)の工場が完成、2月19日に開所式を行った。同合弁は資本金約380万米jで三和HDが60%、ビナコネックスが40%の出資。
 新工場は総投資額が約1,000万米j。ハノイ郊外のホアラック・ハイテクパークに位置し、敷地面積約2万u。防火シャッター・防火ドア(耐火認定取得済み)を含む各種シャッター、スチールドアを製造する。販売先は主にベトナムの中高級品市場がターゲット。ビナコネックスグループのネットワークを最大限活用し、2010年に12億円の売上を狙う。
 三和グループは日本、米国、欧州に次いでアジアでの事業基盤の確立に注力中。中国・上海では07年3月から上海宝産三和門業有限公司が生産を開始しており、今回のビナサンワの事業開始により、新たにベトナム市場の開拓を目指す。


新日軽・ナブコシステム等5社
「Al超軽量多機能扉」共同開発
折れ戸28%軽量化、安全大幅向上

 新日軽、ナブテスコ、ナブコシステム、パナソニック電工、森ビルの5社は23日、高層ビル向け新ゲートシステム「超軽量多機能二重扉」を共同開発したと発表した。5社が得意技術を持ち寄って、ドア重量を大幅に軽量化して高層ビルのドラフト現象を抑制するとともに、安全でセキュリティに優れる出入り口システムを実現した。3月3〜6日に東京ビッグサイトで開催する「建築・建材展・セキュリティショー」に出展する。
 新日軽の建具、ナブテスコ・ナブコシステムの自動ドア制御・誘導サイン、パナソニック電工の認証システム・音声案内・誘導サインの各技術と、森ビルのビル運営ノウハウを組み合わせ次世代型として開発した。今後実用化に向けて検証を行い、森ビルが上海に建設する101階建て上海環球ビルに第一号を納入する計画。
 構造はアルミ形材とガラスで構成する直方体の出入り口通路で、前後の出入り口に自動アルミ折れ戸を設置する。すなわち認証システムや共連れ検知センサーで認証を受けてドアが開いて通路に入り、入り口側の折れ戸が閉まった瞬間、出口側の折れ戸が開くインターロック制御による二重扉構造。インターロック制御としたことにより高層ビルの上下階の気圧差などで生じる上昇気流でドアの開閉がガタ付くドラフト現象を抑制できる。外気が直接室内に入り込まないので、冷暖房の空調効率が向上、省エネ効果や冷暖房費の節減ができるなどのメリットがある。
 新日軽が担当した折れ戸は従来の窓とは全く異なる縦・横枠一体構造。アルミの扁平な中空押出材の中央部をくり抜くことで縦枠・横枠を一体成形化、ガラスは形材先端の中空部から挿入する全く新方式の折れ戸に仕上げた。これにより薄肉化が可能となり、さらに縦・横枠材の接合部品が不要となることから従来の折れ戸14sに対し10kgに28%軽量化。扉重量の軽減で開閉時の衝撃力を抑制し、指詰め防止対策も万全になったという。
 間口900oの標準ユニット(有効開口幅650o×奥行き1,500o×高さ2,450o)と、間口1,150oのワイドユニット(同900o×1,500o×2,450o)がある。大型施設など多人数の場合はユニットを横連結して対応する。室内用だけでなく屋外用、クリーンルームなど産業用も開発課題という。


マグネのTOSEI、破産手続開始
受注の激減で事業継続を断念

 マグネシウムダイカストのTOSEI(静岡県伊豆市上船原、白井政孝社長、資本金8,400万円)は2月19日、静岡地方裁判所沼津支部に破産手続開始の申し立てを行うとともに、工場の操業を停止。20日に破産手続き開始の決定を受けた。破産管財人には南條潤弁護士(静岡県沼津市、電話055-931-0505)が選任された。負債総額は約11億円。
 同社は1983年10月、アルミダイカストを手がけていた三静工業から独立、三島市安久でマグネダイカストの専門メーカーとして設立された。1992年5月に天城工場を新設、04年8月には本社を天城工場に移転した。
 ホットチャンバ方式によるマグネダイカストでは業界トップクラスの実績を持ち、ピーク時の99年7月期には47億7,700万円の売上げを計上した。しかし、売上の低迷により08年3月期には16億2,200万円まで縮小。経営再建策を検討してきたが、昨年秋以降、IT機器や自動車関連の受注が激減、2月末の資金繰りが付かない見通しとなったことで、事業継続を断念した。


トステム住宅施工例コンテスト
「TH大賞」は潟Aークホーム

 トステムはこのほど、全国の工務店(ビルダー)を対象にした住宅施工例コンテスト「第19回トータルハウジング大賞(TH大賞)」を開催した。「新築部門」762点と「リフォーム部門」307点の合計1,069点の応募作品の中から、「TH大賞」及び「リフォーム大賞」それぞれ1点をはじめ、合計102点を優秀作品として表彰。「TH大賞」には、株式会社アークホーム(徳島県徳島市)施工の「S邸」、「リフォーム大賞」にはモノリス秀建株式会社(東京都荒川区)施工の「町屋のとんがり小屋」が選ばれた。
 「TH大賞」受賞の「S邸」は「どこまでも無駄を排除した『ミニマムの美』がたくさん詰まっている住宅。どこまでも無駄を排除したゼロ・ミニマムを感じるディテールが美しい」と評価された。


大阪富士工業、マグネ事業縮小
コイル圧延材生産からは撤退

 大阪富士工業(兵庫県尼崎市、大島時彦社長)はマグネシウム事業を縮小する。7月をメドに、マグネ押出板材を材料とした薄肉コイル圧延材の生産から撤退する。
 同社は01年4月にマグネシウム事業部を設置、本格的な事業化に着手するとともに、可逆式温間圧延機を導入してコイル圧延材の量産体制を構築した。しかし、ノートパソコンの筐体向けなどで一定の実績を上げたものの、需要が当初期待していたほどに伸びず、採算的に厳しい状況が続いていた。温間圧延機は売却ないしは09年3月期決算で除却処分とする。
 なお、マグネ押出板材や丸棒の切削・加工販売は継続するものの、人員などは縮小。事業拠点も現在の尼崎市東海岸町から移転する。


YKK APオーニング、新色追加
「ファブリック調」と「防水」

 YKK APはこのほど、オーニングシリーズ「サンブレロ」の新テント生地「ファブリック調テント」全5色と、「防汚テント」の新色4色を発表した。4月より発売する。
 「サンブレロ」は窓の外側に設置して日差しや紫外線を遮る可動式テント。シンプルでスリムなデザインで戸建て住宅から店舗向けまで幅広いバリエーションをもつ。新発売の「ファブリック調テント」はポリエステル製生地に撥水加工を施したもの。リサイクルPET樹脂を原料としながらも、コットンのような風合いと、退色しづらく鮮やかな発色を特長とするデザイン性の高いテント生地を実現した。
 また、「防汚テント」は酸化チタンによる光触媒コートの表面処理を施した生地を独自の縫製技術で商品化。油汚れや土ぼこりを落としやすくする優れた機能を持つ。全11色とさまざまな住宅スタイルに対応できるよう充実させた。
 価格は「サンブレロType01」(間口3,665o×出幅2,000o、ファブリック調テント)で29万955円。「サンブレロ」シリーズ全体で3億円の売上を見込む。


アルミ缶リサイクル協会が表彰
08年度のアルミ缶回収協力者

 アルミ缶リサイクル協会(堀町勝理事長)はこのほど、2008年度のアルミ缶回収協力者として70件(個人1件、団体69件)を表彰した。同制度は1976年から実施しているもので、累計表彰者数は1,330件。2月17日、関東地区で再選8件を含む24件が如水会館(東京・一ツ橋)で開催された合同表彰式で表彰された。
 併せて、今年度の優秀回収拠点として株式会社高良(福島県相馬市)が選ばれた。同協会認定の回収拠点の中からアルミ缶のリサイクルに特に尽力した拠点を表彰する制度。高良は東北6件を営業範囲として本社および11営業所・2事業所を展開しており、07年度のアルミ缶取扱量は1,784d。


マグネシウム成形セミナー
「展伸材の最新成形技術」

 日本マグネシウム協会は3月18日10〜17時、江戸東京博物館(東京都墨田区横網)において第10回マグネシウム成形セミナー「マグネ合金展伸材の最新成形技術」を開催する。内容は、▽冷間加工と材料の関係(日本大学・勝田基嗣)▽冷間加工について(産業技術総合研究所・千野靖正)▽AZ31圧延板の結晶方位ランダム化プロセスとその機構−冷間成形が可能なMg板の工業生産を目指して(大阪府立大学・高津正秀)▽高速大圧下圧延によるマグネ合金板の組織制御(大阪大学・佐海哲夫)▽マグネ圧延材の開発と将来像(日本金属・樋口秀二)▽スピーカへのマグネ適用(東北パイオニア・高橋宣章)▽AZ80合金押出材の特性について(三協立山アルミ・安田英司)。参加費は会員2万円、非会員3万円。申込は電話03-3538-0230/FAX0233まで。


トステム「春の大商談会」
福岡国際センターで開催

 トステムは3月6〜8日の3日間、福岡国際センター(福岡市博多区)において展示即売会「09春の大商談会」を開催する。05年開催以来、4年ぶりとなる展示即売会で、約3,200uの展示面積に「エコと安心〜地球にやさしく暮らしを快適・安心に〜」をテーマとしたエコ・省エネ建材や防犯商品など春の新商品、全74商品を展示する。
 温暖で台風が多い九州地方に最適なエコ商材としてオーニングや耐風圧性能の高いカーポートなどの他、簡単な操作で確実に玄関の2ロックができて安心便利なICカードキー「CAZAS(カザス)」と窓の框内蔵型ロック「CAKUS(カクス)」を実際に体験できるコーナーや、手軽にリフォームできる商品を集めた「ONE-DAYリフォーム展示コーナー」などを用意する。
 なお、当日アンケートに協力した来場者にはもれなく記念品を進呈。100万円以上成約の場合には温泉宿泊券や液晶テレビなどがあたる「抽選会」を開催する。問合せは電話092-415-5400まで。

トステムが床下収納「スライドタイプ」

 トステムはこのほど、取り出し口が収納ボックス1つ分の大きさで2倍の収納ができる床下収納「スライドタイプ」を新発売した。
 2つの収納ボックスを連結させるとともに、可動式にすることで、従来と同様に取り出し口は1つでも、収納ボックスをスライドさせることにより、床面積を取らずに2倍の収納量を実現した。
 2リットルのペットボトルはもちろん、一升瓶の高さまでスッキリ収まる深型の収納ボックスが2連式になっている。このため、キッチンでは缶詰・酒類・お漬け物・調味料などを、洗面所ではシャンプー・コンディショナー・石鹸・洗濯洗剤などを十分に収納できる。収納ボックスがスライドすることで、簡単に目的のモノを探すことができるので取り出す際にも便利。
 価格は収納本体、枠、専用部材のセットで7万3,000円。初年度1億円の販売を狙う。


ドア吊元指挟み防止カバー
「ガードフラップ」、新日軽

 新日軽はこのほど、手動ドアの指挟み事故を防止することを目的に、ドア吊元部分の防止カバー「カードフラップ」を新発売した。
 扉の動きに追従し、常にドア吊元の隙間をカバー(特許出願中)。透明(ガラス色)のポーリカーボネート樹脂製のため、框ドアの透明感・開放感に馴染む。開閉耐久試験30万回以上(社内試験値)をクリアする耐久性も確保した。商業施設などの出入り口ドア(手動タイプ)の安全性をより高めるドアとして拡販する。


富士通、HD事業を昭電に譲渡

 昭和電工と富士通はこのほど、09年第2四半期をめどに、山形富士通のハードディスク事業を昭和電工に譲渡することで基本合意した。
 富士通は新会社を設立し、山形富士通が営むメディア事業を新会社に承継させ、富士通の保有する新会社の全株式を昭和電工に譲渡する。


アーレスティ、ダイカスト子会社解散

 アーレスティは2月23日、100%子会社の晦TCつくば(茨城県坂東市、小倉正己社長、資本金9,000万円)を解散すると発表した。
 同子会社は94年5月の設立で、ダイカスト製品の製造・販売が事業内容。1650d及び1000dマシンを各1基保有しており、月産能力は100d。「昨今の厳しい事業環境及び将来見通しを踏まえ、事業継続は困難である」と判断した。09年6月に解散、同9月に清算が完了する予定。


住軽金の人事異動

(3月1日)▽兼管理本部人材開発部担当部長、生産本部名古屋製造所鋳造技術部長・杉江明士▽生産本部伸銅所業務部担当部長兼企画室長(住軽エンジニアリング)木田啓一。


不二サッシの人事異動

(2月28日)辞任、不二サッシ九州社長就任(取締役常務執行役員営業統括本部副本部長兼ビル建材統括部長兼シンガポール支店長)中重健治▽辞任(非常勤取締役)不二ライトメタル社長・前畑政富(3月1日)総務部・人事部・監査部担当(管理本部・総務部・人事部・監査部・情報システム部担当)代表取締役専務執行役員・石橋雅夫▽営業本部営業統括部開発営業統括部担当(営業統括本部長)取締役上席常務執行役員・大橋幸夫▽営業本部営業統括部住宅建材営業部・環境事業部担当(営業統括本部住宅建材事業部長兼管理部長、新規事業推進部・環境事業部担当)取締役常務執行役員・大江敬文▽営業本部営業統括部長兼シンガポール支店長(技術本部長品質保証部担当)取締役常務執行役員・土屋英久▽管理本部長(管理本部長兼総合企画部長兼与信管理部長)取締役執行役員・柳澤孝司▽技術本部長品質保証部担当(不二サッシマレーシア社長)茂木紳一▽専務執行役員営業本部長(不二サッシ九州社長)田中昌弘▽執行役員、環境事業部長・梅原敏▽総合企画部長、菅原伸幸▽関連事業部長、濱高和長▽情報システム部長、岡野直樹▽監査部長兼監査室長、磯典雄▽監査部監査室部長、鈴木俊朗▽開発営業統括部開発営業二部長、田村義弘▽東北支店長、古川賢一▽関東支店長、藤田義和▽中四国支店長、高松正博▽住宅建材営業部長兼不二サッシサービス社長、川島正記▽生産本部環境安全部長、星俊一▽技術本部管理部長、高見澤啓二▽不二サッシマレーシア社長、齋藤誠。


四国化成の人事異動
建材開発、吉岡社長が陣頭指揮

(3月16日)兼建材開発担当、社長兼最高執行責任者化学品研究・開発担当兼R&Dセンター所長・吉岡隆▽シコク景材社長(常務執行役員建材開発担当)取締役・田中直人▽兼幕張支社長、執行役員化学品事業業務統括・松原純。





図・表・写真は本誌でご覧ください。