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NO.2050(2011年9月12日号)
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表面処理のKST
大型化・環境対応の新工場稼働
硬質無電解Niと硬質アルマイト拡大
表面処理の歓鍍金は創業60周年を機に、社名をKST鰍ノ変更。併せて、大型化・環境対応を図った新工場を建設、このほど本格操業を開始した。硬質無電解ニッケル、硬質アルマイトなどの差別化技術で一段の事業拡大を狙う。
表面処理のKST(東京都渋谷区恵比寿、中澤敏明社長)の新工場が本格稼働を開始した。茨城県取手市小浮気179-2に建設したもので、8月1日付けで竣工、試験操業を続けていた。同社は1951年の創業。60周年を機に社名を滑ス鍍金からKST(K Surface Technology)に変更。併せて、既存の本社工場が手狭になったうえに、設備も老朽化したため移転、設備も一新した。
現在、同社が手がけている処理は▽無電解ニッケル▽硬質無電解ニッケル▽アルマイト・硬質アルマイト▽ジェニュインブラック▽電気ニッケル(環境対応型ほう素フリーめっき)。
新工場は敷地面積約600坪、延床面積約380坪、うち工場が約280坪、事務棟・倉庫が約100坪。環境対応を主眼に置いた工場として、亜鉛めっきや6価および3価のクロムめっきは中止、RoHSやELV指令、各種法的規制に該当する処理などは全廃した。
熱処理なしでHV700以上の硬質無電解Ni
主要設備として、無電解ニッケルめっきでは槽サイズ(o)が3,300L×1,200W×3,200Hという、日本でも有数の大型槽を新設。旧本社工場の槽(900×800×900)に比べて、最大サイズ3,000o角・重量5dの大型部材も処理可能にした。対応素材で多いのはアルミと、半導体・液晶製造装置関連などの鉄系素材という。
一方、従来の硬質クロムめっきの代替処理として「硬質無電解ニッケル」も量産化。1μm単位で制御可能など寸法精度に優れるため、従来の硬質クロムで行っていた精度出しのための後加工が不要で、コストダウンと納期短縮につながる。また、熱処理なしでもビッカース硬度(HV)が700以上を得ることができるという。硬質クロムめっきの800以上を若干下回るものの、400℃の熱処理を行えば1,000まで上げることが可能。半年ほど前から手がけていたが、新工場に本格的な量産設備を設置しており、槽サイズは2,500×600×1,200o。
従来の無電解ニッケルめっきは析出状態でHV500程度、300℃・1時間の熱処理を施すことでHV750程度となる。しかしアルミなどは高温の熱処理により硬度を上げることはできなかったが、硬質無電解ニッケルによりアルミでも硬度を上げることを可能にした。
対応素材はアルミ系、鉄系がそれぞれ40%、その他、銅、SUSがそれぞれ10%程度の内訳。半導体、液晶、太陽光発電関係などの製造装置の耐摩耗性が要求される部材、半導体関係では量産品、消耗品として採用されている。
耐摩耗性ある無電解黒色めっき
「ジェニュインブラック」は真黒色の色合いが可能な無電解黒色めっき。従来、亜鉛めっきで黒色クロメートめっきがあるが、環境対応に問題があるうえに、亜鉛めっきは表面を黒色化しているだけのため、耐摩耗性がないという問題がある。 同処理方法は、平成21年に経産省「中小ものづくり高度化法、特定研究開発計画」の認定を受けるのと同時に技術開発をスタート。1μm単位で寸法精度のコントロールが可能なほか、金属光沢があるため、耐熱性、熱吸収性、光吸収性に優れている。複雑な形状の製品や細孔内部にも均一な皮膜を作る。鉄系材料のほか、鋳物、ダイカストを含むアルミ系全般、銅系材料全般を処理することができる。
硬質アルマイト、難処理材にもHV400以上
アルマイトは槽サイズが2,500×600×1,500oで、重量は最大2.8dまで処理することができる。処理方法は「混酸+電解波形法」で、電源は「電流反転法」により、容量が「50V 2000A」。従来の「低温法+硫酸」による処理槽のサイズは2,000×1,000×1,000o。通常の直流電源に比べ必要な電圧が2分の1になるうえ、発熱が抑制されるため、冷却コストなどランニングコストを抑える。
電流波形の制御により優れた皮膜を生成することが可能で、1000系〜7000系の展伸材やダイカスト、鋳物材など、通常は皮膜生成が難しいアルミ材の処理に対応。ADC12材でもHV400以上や厚さ50μm以上の皮膜を生成することができるという。
会社全体の売上高ベースでは、アルマイトとめっきの比率は3対7。アルミ部品に限ると、6割がめっき、4割がアルマイト。普通アルマイトが6割、硬質アルマイトが4割。製造装置用の2m×1,200oの大型材をはじめ、自動車関係などの小物量産品まで幅広く手がける。業種別では、半導体・液晶製造装置関係が約6割、重電機器、自動車の量産品がそれぞれ2割。自動車関係の量産品はADC12を素材にしたブレーキ回りや、電源ボックスなどライト回りが多い。HV400以上の硬度を持たせた摺動部品が今年中にも製品化される見込み。同社は新工場の完成に伴い、量産品の受注開拓に力を入れていく考え。
7月圧延品設備稼働率、82.5%
板類85.2%、押出類78.4%
日本アルミニウム協会によると、7月のアルミ圧延品設備稼働率は82.5%と、前年同月の89.0%に比べ6.5ポイント、今年の6月比では0.5ポイントそれぞれ低下した。
内訳では板類の稼働率が85.2%。昨年7月の94.5%からは9.3%ダウン、前6月比では0.9ポイント低下した。生産能力が12万6,120d、5.0%増となった一方で、生産量は10万7,464d、5.3%減となった。押出類の稼働率は78.4%で、1年前の81.0%比2.6ポイントの低下。前6月比では横ばいとなった。生産能力が8万4,502d、1.0%増の一方、生産量は6万6,211d、2.3%減となった。
上期のアルミホイール国内生産
440万個・23%減、輸入197万個
日本アルミニウム協会・車輪委員会がまとめたメーカー14社の自主統計によると、2011暦年上期のアルミホイール国内生産量は439万9,530個、前年同期比23.1%減となった。また、輸入(国内ホイールメーカーによる海外現地子会社及び協力工場からの輸入分)は197万280個(24.8%減)で、
生産合計は636万9,810個(23.6%減)となった。輸入品比率は30.9%で、昨年上期の31.5%に比べ0.6ポイント低下した。
ホイールの種類別内訳では二輪車用、乗用車用は東日本大震災の影響を受けてそれぞれ16.4%、23.6%の減少。トラック・バス用は19.5%増と好調であった。
一方、販売は630万2,336個(24.9%減)となったが、トラック・バス用は7.8%増と伸びた。
「中国アルミと輸送フォーラム」
10月18〜20日、中国・重慶で
中国有色金属工業協会(CNIA)と中国アルミは10月18〜20日、輸送分野に特化した「2011中国アルミと輸送フォーラム」を重慶で開催する。今回は3回目だが、4年ぶりの開催となる。会場は中国重慶市のDays Hotel & Suites Sun Kingdom Chongqing(重慶上邦戴斯大酒店)。関係者の講演に加えて、西南アルミ、隆モータサイクル、捷力ホイールの工場見学も行う。
参加希望者は9月14日までに日本アルミニウム協会に申し込む。参加費は800米j(早期割引)、9月15日以降の申込は1,000米j。宿泊料は1泊65〜95j。
なお、プレゼンテーションの内容(予定)は以下の通り。▽商用車におけるアルミの需要開拓(CNIA)▽中国のアルミ輸送分野の分析(Antaike)▽中国南西部のアルミ輸送分野の需要予測(重慶西彭アルミ産業パーク)▽日本のアルミ輸送分野の現状と展望(日本アルミニウム協会)▽ 中国の自動車分野の産業計画(中国自動車工業会)▽中国における自動車軽量化の展望(中国自動車軽量化技術創新戦略連盟)▽自動車用のアルミ合金について(東風汽車公司)▽中国のアルミホイール産業の現状と国際展開(重慶戴捷力ホイール製造股有限公司)▽アルコアと宇通社の提携における好事例について(アルコア)▽ 北米の商用車市場におけるアルミ圧延品について(米国輸送用アルミ連盟:ATG)▽世界の鉄道輸送マーケットの展望(シーメンス)▽中国の都市鉄道交通の開発計画(中国建設部地下鉄・都市鉄道研究センター)▽中国のアルミ鉄道車両の需給予測(中国北車集団)▽鉄道車両用大型アルミ押出材の応用について(SAPA)▽世界の航空機産業のアルミ需要(Aleris)▽中国の商用航空機開発とアルミ圧延品の適用(Chinalco)▽アルミフェリーの生産とアルミ需要(武漢南華高速船舶工程股有限公司)▽中国バイク産業におけるアルミ需要(重慶隆モーターサイクル)▽ 自動車ボディ用アルミ板材の生産と市場展開(ノベリス)▽ 輸送分野におけるアルミ市場開拓(吉林利源アルミ)▽ 高成形性自動車用アルミ板材の研究(中国汽車工程研究院)。
7月Alサッシ出荷速報、2.7%増
住宅用3.4%増、ビル用1.8%増
7月のアルミ建材生産・出荷速報によると、総生産(アルミ製室内建具を除く)は2万4,706d、前年同期比5.4%増、出荷は2万9,069d、3.1%増となった。
このうち、サッシは生産が1万6,030d(5.1%増)、出荷が1万9,509d(2.7%増)となった。内訳では住宅用の生産が8,986d(6.3%増)、出荷が1万1,783d(3.4%増)、ビル用の生産が7,044d(3.6%増)、出荷が7,726d(1.8%増)。
木素材感表現の「クリエカラー」
家1棟分に品揃え強化、LIXIL
LIXILはこのほど、トステムブランドから色ムラ・色違いを抑えた樹脂シート仕上げの「階段ユニットSタイプ」と「手すりユニットG」に、木の自然な風合いを表現した「クリエカラー」を追加・新発売した。
「クリエカラー」は「ホワイト」「ペール」「ラスク」「モカ」「ダーク」の5色。同社の室内建具や床材、収納、システムキッチン、洗面化粧台などさまざまな商品で展開している。今回、室内階段や手すりのカラーバリエーションに追加することで、より一体感のある空間と家1棟分のトータルコーディネートを可能にした。
軽金属学会の121回秋期大会
講演発表145件、11月12日から
既報の通り、軽金属学会の121回秋期大会が11月12〜13日、早稲田大学で開催される。講演発表145件、ポスターセッション47件が行われるが、講演発表のテーマ別内訳は、▽組織制御:32件▽形状付与加工:14件▽力学特性:9件▽マグネシウム:21件▽腐食&表面改質:10件▽溶解・凝固・鋳造:13件▽変形および塑性加工プロセス:14件▽チタン:10件▽複合材料・発泡材料:8件▽粉末冶金:7件▽テーマセッション「摩擦攪拌接合(FSW)と組織制御」:7件。
SUSが「アルミテントハウス」
簡易で快適な仮設住宅ユニット
アルミ製住宅および建築用アルミ構造材のSUS(石田保夫社長)のecoms(エコムス)事業部はこのほど、居住空間としての快適性と組み立ての簡易性を兼ね備えた仮設住宅ユニット「アルミテントハウス」を開発した。大規模災害時の避難生活空間などでの使用を見込み、自治体や団体向けに10月3日から受注販売を開始する。
新開発の「アルミテントハウス」は、一辺が2.4mの正立方体を最小ユニット(写真)とするテント型の仮設住宅ユニット。ひとつの収納ケースにアルミフレーム(8本)やテント膜などの必要な部材がすべて入っており、パイプフレームをジョイントと組み合わせるだけで、大人2人で30分程度で組み立てることが可能。床面積は5.76u(3.4畳)で、2〜3人を収容することができる。収納ケース(プラスチックハニカムコア材)自体をテントの床材として利用するため、テントのようにペグ打ちによる固定や、大がかりな基礎工事は不要。
テント膜はダブルスキン構造とすることで断熱性と防水性を向上。室内は天井高は2.4mを確保して圧迫感を軽減した。
価格は最小ユニットで59万円。オプションでLED照明、送風機、フレキシブルダクトの追加や、ユニットを連結したタイプの製作も可能。
昭和フロントが「EcoLEDa」発売
フロント組込型のLEDサイン
三和ホールディングス子会社の昭和フロントはこのほど、フロント組込型LEDサイン「EcoLEDa(エコレダ)」を新発売した(次頁・写真)。厚さ38oにスリム化したことで、100oのフロント枠内に納めることが可能。フロントの枠外に設置されていた蛍光灯を使用している従来のサインや看板に比べ、すっきりとした外観を実現する。
コンビニエンスストアやカフェなどの店舗、商業施設のファサードやガラススクリーンを広告スペースとして活用したり、既に蛍光灯やスポットライトを使用しているサインや看板の省エネ効果を高めたりすることができる。
価格は1,000×1,000o・片面発光・2エッジ・2シルバーで60万円。初年度2億円の販売を見込む。
LIXIL、福岡ショールーム刷新
900点の全ブランド商品を展示
LIXILはこのほど、「LIXIL福岡総合ショールーム」(福岡市博多区)をリニューアルオープンした。約2,000uと、住設メーカーとして九州最大級の展示スペース。システムキッチン、バスルームなどの水まわり商品から、内装建材、玄関、サッシ、外壁、エクステリアまで、九州で初めて、トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ、TOEXの全ブランド商品約900点を一堂に展示した。
さらに、広大な展示面積を生かし、モデルハウスの1階部分を4棟建てて商品を施工展示。「スーパーウォール工法」(高断熱高気密工法)のパネル、断熱サッシ「シンフォニー」、節水トイレ「サティス」、LED照明、ハイブリッド給湯器、霧島の火山灰を使った内装材など利用、九州地域に適した最新エコ住宅を再現した。
屋外に設置した太陽光発電システム搭載のカーポート「Solael(ソラエル)ウィンスリーポートU」で発電した電力を、モデルハウスの1つに引き込み、モニターによって消費電力や発電電力、売電電力、買電電力を把握できるようにした。
同社はショールームを会場とする積極的なイベントを開催、年間2万4,000組の来場者数を見込んでいる。
YKK、本社オフィスを移転
YKKは本社ビルの建て替えに伴い、9月26日から本社部門を秋葉原ダイビルおよび秋葉原センタープレイスビルに移転する。秋葉原ダイビルオフィス:東京都千代田区外神田1-18-13秋葉原ダイビル10F・11F▽秋葉原センタープレイスビルオフィス:千代田区神田相生町1秋葉原センタープレイスビル14F。
建産協・技術部会が「第2回見学会」
日本建材・住宅設備産業協会の技術部会は会員を対象に「平成23年度第2回見学会」を開催する。日時は10月13日9〜15時で、見学場所は東京スーパーエコタウン事業施設(リサイクル・ピア建設混合廃棄物リサイクル施設/リーテム廃情報機器類リサイクル施設/日本環境安全事業・PCB廃棄物処理施設)。集合・解散場所は臨海高速鉄道・東京テレポート駅。募集人員は30名、締切は9月30日(定員になり次第終了)。申込は参加者氏名、会社名、住所、所属、役職、電話番号、メールアドレスを記入して、以下のメールアドレスで。
https://ssl.alpha-prm.jp/kensankyo.org/gizyutu1013.htm
軽金属製品協会が小冊子発刊
『アルマイト発注者の手引』
軽金属製品協会はこのほど、小冊子『アルマイト発注者の手引』を発刊した。A4版・本文12頁・フルカラー。
内容は▽アルマイトの基礎知識▽アルマイトの構造と機能▽前処理▽封孔処理▽着色▽アルミ材料とアルマイトの関係▽アルマイトの品質特性と要求される性能─JISH8601陽極酸化皮膜規格▽品質特性と試験方法▽硬質アルマイト▽アルマイト処理の発注に当たっての取り決め事項▽設計および加工上の注意事項など、ユーザーに必要な知識を簡潔に、ポイントを絞って示した。
価格(税込)は一般400円、協会会員360円。100部以上注文の場合は、一般で1部370円、会員で335円。
米国アルマイト業協議会
アリゾナ州で年次大会開催
米国アルマイト業協議会(Aluminum Anodizers Council)の第20回講演大会&展示会が今年10月4日〜6日の3日間、アリゾナ州テンピ市で開催される。詳細は同協議会のホームページ(http://www.anodizing.org/index.html)に公開されており、非会員でも参加できる。
展示会、工場見学、ワークショップなどの各種行事が行われるが、「今年度から、学生のポスター発表開催や学術分野の人々の参加促進」などの改善をした。大会では@ダイキャスト材をHIP炉で処理すると良好なアルマイト皮膜が形成される方法、AHEA法とHardcoat 93法の2通りの省エネ・アルマイト法の紹介、B2段階の封孔処理で処理時間の短縮と皮膜性能の向上する方法など、15件の講演が発表される。全講演の題名、発表者氏名と所属、数100字程度の講演概要がホームページで紹介されている。
日本アルミ協会と全国軽商会共催
東・阪・名で「アルミ技術研修会」
日本アルミニウム協会と全国軽金属商協会は第50回「アルミニウム技術研修会」を開催する。開催日時及び会場は▽東京:11月4日/きゅりあん(定員300名)▽大阪:同10日/OMMビル(100名)▽名古屋:同11日/名古屋銀行協会(120名)。時間はいずれも午後1時30分〜4時30分。
主な内容は、▽アルミニウム技術戦略ロードマップの実現に向けて(日本アルミニウム協会参与高杉篤美氏)▽スマートコミュニティの現状と今後の展望(新エネルギー・産業技術総合開発機構スマートコミュニティ部後藤謙太氏)▽NTTファシリティーズ研究開発本部リスクマネジメントシステム部門次世代構造技術G主任研究員鈴木幹夫氏)。参加費は1人2,000円。参加申し込みの締切は10月7日だが、定員に達した時点で終了する。
オールサッシ販売が自己破産
負債43.6億円、建設需要不振直撃
サッシ販売および取付工事の大手、オールサッシ販売(名古屋市千種区、大澤勇二社長、資本金4億9,194万円)は8月30日、東京地裁に自己破産を申請した。信用調査会社によると負債総額は11年3月期末時点で約43億5,700万円。
同社は1972年4月の設立。大手住設機器メーカーの有力代理店としてアルミサッシ工事・アルミサッシ販売を手がけ、好況期の92年3月期には売上高141億5,900万円を計上していた。
しかし不況による民間設備投資の減少や戸建て住宅・マンション販売の低迷、公共工事の減少による建設需要の不振に加え、同業他社との競争激化や取引先の破綻による不良債権処理などで収益が悪化。2011年3月期には売上高が70億4,700万円まで落ち込んだが、12年3月期に入っても回復は見られず、資金繰りもひっ迫の度合い強めているため、自己破産申請に踏み切った。
「鋼製ドア契約適正化研修会」
10月に全国11会場で開催
日本サッシ協会、日本シャッター・ドア協会、カーテンウォール・防火開口部協会の3団体は、契約適正化活動の一環として、10月に「平成23年度スチールドア契約適正化全国研修会」を11会場で開催する。
内容は▽ステンレス鋼板の技術的説明▽建築基準法、建築基準法施工令等関連する法規及びその解説▽性能:防火戸・遮煙(CAS)及び耐震ドアの種類と性能▽用語:商品説明書、取扱説明書等における表現と用語の説明▽品質保証(取扱説明書、品質保証書)の説明と運用▽積算事例集に基づく積算研修(間違いやすい失敗例)▽契約適正化の推進。
開催場所・時期は▽札幌(10月21日)▽仙台(26日)▽東京(18日)▽さいたま(27日)▽金沢(同日)▽名古屋(21日)▽大阪(同)▽広島(26日)▽高松(27日)▽福岡(26日)▽沖縄(21日)。問い合わせ・参加申し込みは各団体の事務局へ。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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