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NO.2124(2013年3月11日号)

「PV EXPO2013」に続々出展
Al製ソーラー用架台・取付金具
カナメ・SUS・サンテック、一大市場に


第6回国際太陽電池展「PV EXPO2013」は2月27日〜3月1日までの3日間、東京ビッグサイトで開催。アルミ関連企業はアルミの特性を活かした架台や取付金具を多数出展、この分野は今後アルミ形材の一大市場を形成する勢いだ。

 同展は内外の太陽電池メーカー、関連機器企業など30ヵ国、1,890社が参加。中でもシャープなど日本の太陽電池大手や、中国・韓国・台湾系有力企業が大スペースを確保、高成長の続く日本市場での拡販を狙って意欲的に出展していた。
  アルミ関連で目立ったのが住宅用、公共・産業用、メガソーラー用のアルミ製架台や取付金具。金属屋根施工中堅の潟Jナメ、FA機器・アルミ建築構造材の SUS、世界最大手で中国の太陽電池メーカーの日本法人サンテックパワージャパン、金属屋根大手の元旦ビューティ工業、韓国系アルミ加工の潟潟xルワーク ス−などが出展。またアルミ製トップライトの特殊技研金属は最新技術を搭載したビル・マンション屋上用太陽光発電システムを公開。先発の日本軽金属、三協 立山・三協マテリアル社、貝IXILなどは参加を見合わせたが、昨今の太陽電池需要の急激な増加ぶりから見て、この分野のアルミ押出材需要は今後大幅な 増加が予想される。
 カナメは屋根一体型の住宅用太陽光発電システム「カナメソーラールーフ」を販売・施工する中堅企業。公共・産業用についても 屋根に穴を開けないで取り付けられるアルミ製取付金具「カナメソーラーグリップ工法」を開発。会場では特別に雇った赤いニミスカートのコンパニオンが説明 に大忙しだった。
 SUSは一般用からメガソーラーまで柔軟に対応するアルミ架台を発表。アルミ形材押出・加工の一貫企業として精度の高さや豊富 なアルミ製パーツの品揃えをPRする。元旦ビューティは高発電効率の両面受光型住宅用システム「Sun・Both(サン・ボース)」を持つ。新製品は既 存・新設の金属屋根に簡単にソーラーパネルを設置できるアルミ製取付金具で、屋根を知り尽くした屋根専業の製品として雨漏りの心配のない「安全・安心」を 強調。
 外国勢も積極的。中国系のサンテックパワージャパンは4月発売予定の住宅用モジュール取付架台「スムースルーフ」を発表。アルミ製レール の採用で軽量化を図るとともに、部品をプレセット化することで取付作業の簡易化を図ったという。また韓国系でシリンダーなどアルミ精密加工を主力事業とす る潟潟xルワークスは「軽量で耐久性に優れたアルミ製ソーラーパネル設置架台」を展示、日本国内での拡販を計画する。「シリンダーなどアルミ精密部品の技 術力を持つので精度の高さがセールスポイント」。もちろんアルミ形材は韓国産。
 またアルミトップライト大手の特殊技研金属はビルやマンションの 屋上に設置する「ソーラーパネル全自動太陽追尾式蓄電器システム」を発表。「突然の震災・停電から暮らしを守る。新築・既存ビル・マンション屋上設置に最 適」とPR。ソーラーパネルが常に太陽に正対するので、固定式に比べ発電効率が最大2.4倍に達するのがセールスポイント。屋上は強風対策が欠かせない が、同システムは風力センサーを装備し、強風になると自動的にソーラーパネルを2枚折りにし、収納できる国内初の技術も盛り込んだ。


12暦年の太陽電池出荷
3,061MWで11%増、輸出激減

住宅用48%増、メガソーラー用7倍
 太陽光発電協会はこのほど12暦年における太陽電池の出荷実績をまとめた。それによると総出荷は3,061,624kW(3,062MW)となり、11年比11.0%増となった。ただ12年は太陽電池市場に大きな変化があった。顕著な変化は次の4点
 @ 内需主導型へ。12年の国内出荷は2,467MWで90.3%増、輸出は595MWで49.3%減と激変した。構成比は内需80.6%、輸出19.4%。 かつては8割超を輸出していたが、完全に逆転。欧州各国の財政危機で欧州の需要が大幅に減退、価格競争も激化。反面国内は12年7月に開始したkW42円 という家庭電力料金の約2倍の全量固定価格買取制度により、需要が急増する。
 A太陽電池の輸入急増。12年の輸入量は776MWで2.95倍に 急増。総出荷に占める輸入割合は25%だが、内需に占めるそれは31%に急伸。欧州の需要不振により中国・台湾・韓国・欧米各社が需要好調な日本で拡販を 意図する。また国内の太陽電池システム各社の中には価格的に割安な海外企業と提携、積極的に輸入する。輸入量は12年第1Q100MW、第 2Q132MW、第3Q203MW、第4Q342MWと急増中で、今後も大幅な増加が予想される。
 B住宅用の比率が低下。国内需要はこれまで住宅用が85%程度を占め、市場の圧倒的主流にあった。12年の住宅用は1,637MWで48.4%増となり、構成比は66%に低下した。住宅用システムはフレームや取付金具にアルミ形材が多用される。
 C 発電事業者用が7.07倍に激増。非住宅分野で激増したのがメガソーラーの発電事業者用。12年は324MWで7.071倍と驚異的な伸びを記録した。高 額な固定価格買取制度によって安全・高効率の投資先として企業・地方公共団体・個人が積極的に設置しているもの。四半期ごとに見ても第1Q8MW、第 2Q30MW、第3Q71MW、第4Q216MWと急伸しており、今後も激増する。政府の13年の買取価格に注目が集まる。ソーラーパネルの設置架台は鋼 製が主流だが、アルミ形材製も沿岸地域などで幅広く普及する。


YKK APがインドに進出
アルミ押出のボルーカ社を傘下に
建材で初の海外企業買収、年1.5万d

 YKK AP(堀秀充社長=写真)は3月1日、インドのアルミ押出メーカーのBhoruka Aluminium Ltd(ボルーカ・アルミ)のアルミ押出事業の譲受について同日契約したと発表した。譲受金額は11億ルピー(約20億円)。同社が建材事業において海外 企業を買収するのは今回が初めて。
 同社は第3次中期経営計画の中で「海外建材事業の拡大」を掲げ、インフラ投資や住宅市場の成長著しいインドに ついても、市場調査を実施、新規参入の準備を進めてきた。その過程でボルーカ社から事業譲渡の打診があったという。ボルーカ社の基本姿勢は品質を最重要視 し、人材を大切にすることで、事業活動から生み出される商品を通じてインド社会に貢献するということを原則としており、YKKグループが創立時から提唱す る企業精神「善の巡環」に合致したという。
 ボルーカ社はインド主要都市のバンガロールから南西140qのカルナタカ州マイソール市に位置し、ア ルミ押出設備を保有して産業用アルミ形材、建材向けアルミ押出材を生産。設立は1979年で、資本金は2億6,184万ルピー。生産能力は年間約1万 5,000d。経営責任者はRa Kumar Aggarwal氏で、従業員は約250名。年商規模は11年度11.5億ルピー。
 YKK APは3月末までにインド法人を設立し、事業譲受の受け皿とする。今後ボルーカ社が築いてきた生産設備や販売チャネルを活用するとともに、同社の商品力・技術力・ビジネスモデルを融合することで高い相乗効果を生み出していく。
 YKK APの海外進出は13年4月に予定するベトナムを含め合計10ヵ国となる。これまで同社は全て100%出資の現地法人を設立し、「善の巡環」を定着させな がら時間をかけて育成するのを常道としてきた。今回は初めての事業譲受だが、海外進出の基本姿勢を変えたわけではなく、今回たまたま「縁があっただけ」と いう。


エクアドルに記念プレート
住軽金「MALT’Sマーメイド号」で

 住友軽金属は3月7日、 1997年に贈呈し、エクアドル共和国ガラパコス諸島バルトラ島とサリナスに設置された記念プレート2枚を再製作し、贈呈式を行うと発表した。贈呈式は東 京都港区西麻布のラテンアメリカサロンにおいて、山内重徳社長からエクアドルのレオナルド・カリオン・エギグレン大使に手渡される。
 この記念プレートは堀江謙一氏(74歳)が環境保全を謳ったアルミ缶リサイクルソーラーパワーボート「MALT’Sマーメイド号」で、1996年に東京単独無寄港太平洋横断に成功したことを讃え、エクアドル・日本の友好の証として同国2ヵ所に設置されていたもの。


YKK APの中央試験所
民間企業初のJNLA登録

「窓」品質保証体制を一段と強化
 YKK APはこのほど、同社商品品質センター中央研究所が独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)認定センターから、複層ガラス(JISR3209)にお けるJNLA(工業標準化法による試験事業者登録制度)登録事業者として、認定されたと発表した。複層ガラス試験におけるJNLA登録事業者は民間企業初 という。
 同社は05年から「『窓』事業の強化」を中期経営計画の主要テーマの一つに掲げ、「窓」の重要な要素である複層ガラスも自社生産する。今回の認定で信頼される性能と品質を持った「窓」の供給体制が一段と強化されたとしている。
 同試験所は10年8月に窓及びドアについてJNLA登録事業者の認定(認定番号100301JP)を取得済み。第三者的な立場での厳格な試験、信頼される試験実施体制の構築を進め、試験業務を通して商品の品質保証体制を強化していく。
  中央試験所は1973年の設立で、JIS規格などに規定される試験を実施し、自社製品の性能保証や新製品の開発・既存製品の改良のためのデータ提供などを 行う。建材の主要生産拠点である黒部・越湖(富山県黒部市)・東北(宮城県大崎市)・滑川(富山県滑川市)・四国(香川県綾歌郡)にそれぞれ実験室を保有 する。


貝IXIL TOEXが市場投入
省エネ型日射遮蔽商品2機種

 LIXILはこの夏の省電力・省 エネに貢献する日射遮蔽商品2機種を3月1日からTOEXブランドで全国発売した。「プラスGスライドルーバー」と「レイスクリーン」。ともに日本古来の 知恵と工夫を取り入れ、屋内と屋外を緩やかにつなぎながら自然を上手に受け入れる空間<ミッドテリア>を創造する。
 「プラスGスライドルーバー」はEX空間を立体的に間取る「Gフレーム」と、自然の光・風を採り入れた空間を作る「Gスクリーンルーバータイプ」などを組合せて<ミッドテリア>を構成。冬は暖かい日射しを取込み、夏は日射を遮って快適な住空間を創造する。
 「レイスクリーン」は現代版「よしず」。角度違いの固定ルーバーにより、夏場の強い日差しを効果的に遮る。


YKK APが3月発売
「APW330真空トリプルガラス」

断熱性能はLow-E複層の約2倍
 YKK APは窓事業ブランド「APW」の新製品として戸建て住宅用樹脂窓「APW真空トリプルガラス」を3月1日から発売した。一般的な複層ガラス窓の約4倍、Low-E複層ガラス窓の約2倍という国内最高レベルの高断熱性能が特徴。初年度販売目標1億円。
  新製品は断熱性能に優れる樹脂フレームと、高性能な真空トリプルガラスで構成。窓の熱貫流率は1.09と国内最高クラス。ガラスを3枚重ねているにも拘ら ず日射取得率は0.51を確保するなど断熱性能と日射取得を両立させた仕様が特徴で、冷暖房のエネルギー消費を抑制する。
 トリプルガラスの性能を向上するには2層の空気層を十分確保するため、ガラス総厚が厚くなり、フレームも重厚にする必要がある。新製品は総厚を複層ガラスと同等の22oを実現。従来のフレームに十分納まり、スリムな意匠を維持した。
  窓の断熱性能表示制度による省エネ建材等級は最高級の★4。アルミ複層ガラス窓に比べ約25%電力を節約でき、年間のCO2排出量も25%カットする。ま た独自のガラス接着技術により従来の樹脂窓に比べフレームをスリム化したことにより、ガラス面積を約12%拡大、採光性も高めた。


貝IXILが換気ユニット窓
「Segel Window」、自然換気促進

 LIXILは3月からビル用の自然換気商品「シーガルウインドウ」を発売した。建築に求められるCO2削減・省エネ化など低炭素建築に寄与する。
  風の力を用いた自然換気は通常風上・風下の2方向に開口を設ける必要がある。しかし2方向に開口を設けるのは平面プラン的に困難な場合が多い。新製品は建 物に当たった風が外壁面に沿って流れる特性を活かし、その風を有効活用して自然換気を実現する新しいメカニズムを採用。
 形状は縦細型の換気ユ ニットで、開口幅は180o(有効開口幅110o)とスリムな意匠。外部侵入による防犯性や乳幼児の転落防止を図るなど「安全・安心」を確保する。オペ レーター操作によりきめ細かな風量調整を行うとともに、オペレーターと締まり装置を無目周辺にまとめたことで操作性と意匠性を高めた。
 品種は逆開き勝手段窓仕様と単窓仕様がある。カラーは6色。基本性能は耐風圧性S-5・S-6、気密性A-4、水密製W-5、遮音性T-1、断熱性H-1と高性能。本体参考価格は高さ1,800o段窓仕様で5万6,900円。


文化シヤッターが3月発売
「エコセーフ・既設対応タイプ」

 文化シヤッターは既設の防火シャッターに設置できる機械式危害防止装置「エコセーフ・既設対応タイプ」を3月から品揃えした。これにより新設物件だけでなく、リフォーム需要にも対応が可能となり、市場が大きく広がった。初年度販売目標は6億円を計画する。
 05 年12月に建築基準法の改正が行われ、避難者の安全確保のため防火区画の防火シャッターについて、危害防止装置の設置が義務付けられた。11年に発売した 「エコセーフ」は、従来の電気制御に替わり、同社独自開発の「機械制御」によって作動する機械式危害防止装置。したがってバッテリーが不要となり、その交 換や充電の必要がなくなり、待機電力も発生しない環境配慮型装置として販売を伸ばしているという。
 今回開発の「既設対応タイプ」は既存の防火シャッターに設置するもので、機械式なので配線・配管などの付帯工事を必要としないことが大きな特徴。施工性の向上が図られるほか、既存建物への荷重負荷も軽減する。
 設計範囲は最大間口10m以下、最小高さ1m〜最大高さ5.1m以下。適用スラットは4種。参考価格は間口5m×高さ3mで51万7,800円。


貝IXIL・TOEX
新型通路用シェルター・バス停

高意匠が魅力、ソーラー一体型も
 LIXIL は洗練されたスタイルとシンプル・シャープな形状のシェルターを、3月からTOEXブランドから発売した。製品名は「Archiline(アーキライン)シェルターGK-A」。駅前広場の通路やバス停などで使用する公共製品。
 新製品はその屋根材に特色がある。すなわち@
長期に亘って美観を維持できる不燃材のガラス屋根仕様、Aソーラーパネル一体屋根のソーラー仕様−を用意した。ともにエッジの効いたモダンな形状に仕上げた。カラーは3色がある。
  ガラス屋根仕様は安全性の高い強化合わせガラスで、クリア・遮熱・乳白の3種から選択。ソーラー仕様のソーラーパネルは発電効率の高い6インチ単結晶セル を採用し、公称最大出力150Wを実現。発電電力は電力会社に売電する。セルの間から屋根下に光が透過するライトスルーモジュールにより採光性と遮光性を 両立させた。
 ともに単体・連棟・Y合掌納まりが可。オプションでガラス製背面パネル・同側面パネル、LED照明、貼付用サインなどを用意する。 標準タイプ(風速34m・600N)と高強度タイプ(同40m・1,500N)がある。参考価格は幅2,100o×長さ9,229o ×高さ2,500oの標準仕様で、ガラス屋根仕様348万6,000円、ソーラー仕様で547万80円。


三菱アルミ、副社長に古柴氏

  【三菱アルミニウムの役員人事】4月1日付▽社長(三菱マテリアル常務取締役資源・リサイクル事業本部長)半沢正利、▽副社長兼富士製作所長(三菱伸銅副 社長)古柴豊、▽常務取締役執行役員箔事業本部長(常務執行役員研究開発部長)渡辺英雄、▽同板事業本部長(同)小山隆也、▽取締役相談役(社長)吉村寛 範、▽取締役、三菱商事執行役員兼三菱商事ユニメタル社長谷謙二、▽退任(常務取締役執行役員、三菱電線工業副社長就任予定)岩野功、▽同、三菱商事執行 役員西浦完司、6月27日付▽常勤監査役(常務取締役執行役員)鈴木明夫、▽退任(常勤監査役)谷川久男、
 4月1日付▽常務執行役員鋳造工場長(執行役員富士製作所長)加藤安秀、▽執行役員、経理部長石原広之、▽顧問(常務執行役員箔事業本部長)伊東隆、▽研究開発部長(執行役員研究開発部熱交開発室長)渡部晶
 【半沢氏(写真上)の略歴】本誌No.2121号で既報済み。
  【古柴氏(写真下)の略歴】▽1975年3月、九州工業大学大学院工学研究科修士課程修了、同年4月三菱金属(現三菱マテリアル入社)、▽01年6月、非 鉄材料カンパニー銅加工製品部長、▽07年6月、執行役員銅事業カンパニー副社長、▽09年6月、三菱伸銅常務取締役、▽12年6月、副社長。▽1950 年11月8日生まれ、62歳。

 【住友軽金属の役員人事】4月1日付▽取締役専務執行役員生産本部長(名古屋製造所長)、上野順一郎、▽ 同(研究開発センター所長)、安藤誠、▽執行役員研究開発センター所長(同副所長)渋江和久、▽名古屋製造所長、執行役員生産本部副本部長(名古屋製造所 副所長兼設備部長)石原美幸、▽執行役員鰹Z軽名古屋取締役名古屋製作所長、阿部禎一、▽同管理本部副本部長(管理本部事業企画部担当部長兼経理部担当部 長兼総務部CSR推進室)川島輝夫
 ▽退任(執行役員)、鰹Z軽テクノ名古屋社長正木克明、▽同(同)、潟iルコ岩井社長八坂洋司


三協立山・三協アルミ社
玄関ドア「ラフォース」新デザイン

 三協立山・三協アルミ社は主力の玄関ドア「ラフォース」について、12年に発売して好評の内開き窓タイプの「採風ドア」を拡充する。またリフォーム玄関ドア「ラフォースR2」もニーズの強い採風ドアや新色をラインアップする。
  「ラフォース・採風ドア」はドア内部の開き窓から自然風を取り入れる独自機構の玄関ドア。内開き窓の調整によって、ドアを閉めたままで適度な採風・換気が 出来る環境対応型製品として人気上昇中。従来の採風機構であった上げ下げ窓タイプに比べドア外観をスリム化できる。12年度のグッドデザイン賞を受賞済 み。
 今回新たに寄木風デザインなど3デザインを加えた。またリフォーム用「ラフォースR2」にも採風ドアを設定するとともに、洋風住宅にフィットするホワイトを追加した。


山東省のボーキサイト輸入状況

 中国税関のデータによると、2012年における山東省のボーキサイト輸入量は3,672万dで、中国のボーキサイト輸入総量の92.7%を占めた。
  主要輸入先国別に見ると、同時期に山東省はインドネシアから2,569万dのボーキサイトを輸入し、同省ボーキサイト輸入総量の70%を占めた。オースト リアから896万5,000d輸入し、同省ボーキサイト輸入総量の24.4%を占めた。インドから130万7,000dを輸入し、同省ボーキサイト輸入総 量の3.6%を占めた。


フィジーからボーキを大量輸入

 インドネシアが2014年からボーキサイトの輸出を禁止し始める可能性が出てきたため、中国はフィジーからボーキサイトを大量に輸入する計画である。
 2012 年下半期に、中国はフィジーからボーキサイトを輸入し始め、6〜12月の輸入総量が28万5,000dであった。なお、フィジー・オーラム開発会社 (Aurum Exploration Limited)の発表によると、昨年下半期に、同社は既に中国へ6ロットのボーキサイトを輸出した。


ベトナムのアルミナ工場が稼動

 China Aluminum International Engineering Co.,Ltd(チナルコ国際工程公司)は、ベトナム国家石炭工業集団(Vinacomin)が投資し、チナルコ国際工程公司がEPCモデルで建設を担当 したベトナムLam Dong省アルミナ工場プロジェクトがほぼ完了し、稼働したと発表。この新工場の年産能力は65万dである。


中信が豪アルミナ会社の株式取得

 中国国有投資公司であるCitic Group Inc.(中国中信集団公司)は、4億5,200万豪jを出資して、オーストラリアのアルミナ生産企業であるAlumina社の株式13%を買収すると発表。
 その1株あたり買収価格は1.235豪j、買収量が3億6,600万株である。


嘉潤資源の電解アルミ生産開始

 Xinjiang Manasi Xian Jiarun Holdings Co., Ltd(新疆マナス県嘉潤資源控股公司)は、自己投資して建設していた電解アルミ生産工場の第1期工事を竣工稼働させた。第1期工事は合わせて30基の電 解槽を設置し、年産能力が5万d。


2012年のアルミ製ホイール輸出状況

 12年1〜12月期における中国製のアルミホイールの輸出量は86万5,000dを記録し、前年同期比5.1%増となった。輸出額は40億4,900万jで、前年同期比9.8%伸びた。平均輸出価格は4.68j/kgであった。
 12月単月の、中国のアルミ製ホイール輸出量は7万9,000d、輸出額は3億7,700万jで、平均輸出価格は4.77j/kgであった。


図・表・写真は本誌でご覧ください。