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NO.2135(2013年6月3日号)
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12年度のガーデンEX出荷 1,414億円で4.4%増と堅調 車庫9.3%増、住宅着工増が追い風
住宅外構を演出するガーデンエクステリア(EX)の12年度出荷は4.4%増となり、新設住宅着工増が後押しして堅調に推移した。門扉・フェンスはやや低調だが、カーポートは高強度の両支持型が大きく伸び、9.3%増となった。
ガーデンEXとは住宅外構に設置する門扉、フェンス、カーポート、ウッドデッキの4品目。ウッドデッキを除きその素材は殆んどがアルミ形材で、アルミ形材
出荷の主要需要分野の一つ。この統計は業界任意団体の全国エクステリア工業会がまとめた自主統計。会員は潟^カショー、三協立山・三協アルミ社、四国化成
工業、貝IXIL、YKK
APエクステリアの5社。この分野は非会員の中小企業もあるので全国総需要を示すものではないが、カバー率は95%超と高い。 品目別の詳細は次
頁・表の通りで、門扉の市場規模は266.44億円で2.0%増。開き門扉・伸縮門扉は伸びたものの、引戸・跳ね上げ門扉は低調だった。またフェンスは
541.90億円で1.6%増。この分野はアルミ形材製が多く、メッシュフェンスなど鋼製も比率が高い。意匠性の高いアルミ鋳物製も一定比率を占めるが、
割高なため12年度は横這いにとどまった。 門扉・フェンスは住宅外構を演出し、外部からの侵入者を防止する防犯型の住宅資材。ただ屋根や壁のよ
うに新築時に必要不可欠の資材でないため、住宅価格を引き下げるために省かれ、米国風のオープン外構とするケースも少なくない。また市街地の狭小住宅では
敷地的に取付けるスペースがない場合もあり、その需要は新築住宅着工数の増減と必ずしもパラレルではない。この分野では旧TOEXと旧新日軽を経営統合し
たLIXILがシェア50%超と断然強い。 カーポートの12年度市場規模は411.37億円で9.3%増と大きく伸びた。カーポートは1台用な
どで多用される片方だけの柱で屋根を支える片流れ型(片支持型)と、2台〜3台用の両側4本柱あるいは6本柱で屋根を支える両支持型があるが、両支持型が
19.7%増となった。相次ぐ台風の襲来や度重なる豪雪によって、強度の高い耐風・耐積雪型に人気が集まった。この分野もLIXILがトップだが、YKK
AP、三協アルミ社もシェアが高い。四国化成は高デザイン・高機能型に特化しつつある。素材はアルミ製が95%超と圧倒的に多い。 人工木のウッ
ドデッキの市場規模は194.53億円で6.2%増と堅調に推移した。アウトドアリビング化を好む若い世代に人気が高い。天然木製のように経年劣化による
割れやささくれ、腐食、蟻食などがないので安全性が高いとして人気を集める。また塗り替えなどの必要がないメンテナンスフリーも市場の評価を得ている。こ
の分野もLIXILが断然強い。
日本サッシ協会・カ防協が総会 藤木理事長「12〜13年度は堅調」
日本サッシ協会、カーテンウォール・防火開口部協会は24日、東京・信濃町の明治記念館で13年度の定時総会を開催、事業計画を承認した。今年度は2年任期の半ばのため、役員改選はない。 藤木正和理事長以下正副理事長は総会後記者会見し、要旨次のように述べた。 「円安・株高を初め景気回復への期待は大きい。円安は地金など原燃料費の価格高騰となり、足元は厳しい。しかしそれで景気が回復し、住宅・リフォームの需要増になれば我々にもプラスになる。ただ消費税増税後の反動減が懸念され、そうならないような措置を求めたい」
「13年度の新設住宅着工は94万戸程度で、12年度をさらに上回るという予測が多い。また先の公的調査で新設住宅着工と密接に関連する世帯数は、その
ピークが2015年から2019年に先延ばしされた。したがって消費税増税後の住宅着工動向が注視されるが、13〜14年度は堅調に推移するのではない
か。それ以降新築着工は減少しようが、5,000万戸に達する住宅ストックがあり、リフォーム市場が拡大しよう。先行き住宅よりビルの減少幅は少ないと思
う」 「断熱・省エネ・防耐火・長寿命などこれからの建物に必要な性能の普及に対して、グリーン投資減税、建材トップランナー制度など各種の優遇措置が検討されている。それら社会ニーズに沿う高性能建材の開発が当業界の課題だ」
軽金属製品協会が定時総会 山田新会長「会員メリット追及」
軽金属製品協会は22日、定時総会を開催、13年度事業計画を承認した。同時に役員任期満了に伴う改選を行い、会長に山田浩司三協立山常務取締役(新
任)、副会長に二瓶亮貝IXIL専務執行役員(新任)、倉智春吉鞄本電気化学工業社長(留任)の3氏と、専務理事に佐藤信幸氏(留任)を選出した。山
田会長は総会後、記者会見し、要旨以下のように所信を述べた。 「円安で表面処理の電気代や薬品などが値上がりし、コストアップが目白押しの重大な時期に会長に就任、責任の重さを痛感する」
「仕事柄、地元団体や企業団体の会合によく参加するが、事業環境が厳しい今、どの団体の会員も加盟するメリットがないと、退会していく。当協会にとっても
同様で、会員数が減少する傾向が続く。この点について危機意識を持ってアンケートなどで会員の要望を吸い上げ、会員ベースに立って事業のあり方を見直して
いく」 「その一つとして当協会の団体憲章を制定した。当協会はアルミ製品製造、アルミ表面処理加工などに係わる品質・安全・環境など基盤整備を
行い、当業界の健全な発展と国民生活向上に寄与することを目的とするが、それをベースに3項目の協会ミッションと7項目の行動指針を策定した」
円安による電気代などコスト激増に悲鳴 軽金属製品協会が緊急調査 電気代15%増、産廃処理費29%
軽金属製品協会はこのほどアルマイト加工を中心とするアルミ表面処理業者の経営環境に関する緊急アンケートを実施した。電力費の高騰、急激な円安による輸
入物価の上昇など表面処理業者に対する影響が深刻なことから、表面処理部会会員56社を対象にその実態把握を行なったもの。今回の経営環境の激変に対応し
て企業経営への影響調査を実施したのはアルミ関連団体では初めて。半数の28社から回答があった。ちなみにアルマイト加工コストのうち電気代が約35%と
いう。 回答状況は次頁・表の通りで、エネルギー価格はこの1年間で電気85%、ガス75%、石油88%と大多数で値上がりし、その上昇幅は電気15%、ガス11%、石油13%と急激。特に大幅値上げの東京電力、関西電力管内では全社に影響が深刻。 また資材関連では水酸化ナトリウム・硫酸・封孔剤などの薬品やジグが値上がりしたとの回答が2〜3割あった。包装資材や輸送費も3割程度の業者でコストアップ。これら資材は輸入原材料が多用されており、今後の値上がりを危ぶむ会員が少なくない。
アンケートではコスト全体で9割弱の会員が上昇と回答。表面処理業者は電気設備の入れ替えや使用電力の抑制、資材の再利用など懸命な経費削減努力を実施。
しかしコスト削減は限界状況にあり、今回の大幅なコスト増を自助努力で吸収するのは困難な状況にあるという。値上げが一部認められたのは28社中わずか2
社だった。 工業統計によればアルマイト加工業者は1982年の約400事業所(従業員4名以上)をピークに年々減少、直近の2010年には213業者に半減している。需要先に業界の現状への認識と理解を願いたいとしている。
YKK12年度業績と13年度予想 建材営業利益2.3倍、大幅改善
国内構造改革が寄与、今期も増収増益 YKK
は24日、13年3月期の連結業績を発表した。詳細は別表の通りで、6.0%の増収、営業利益22.5%増益、営業利益率6.0%の好業績となった。12
年度の特徴は建材事業の目覚しい業績改善。売上高は3,452億円で6.9%の増収、営業利益は186億円で2.35倍の大幅増益をマーク、営業利益率は
5.4%(11年度2.4%)に急上昇した。 YKKグループの建材事業は業界の過当競争もあって業績低迷が続き、リーマンショック後は赤字決算
に陥ったとこもあって、高収益のファスナー事業に「負んぶに抱っこ」状態が続いた。しかし12年度は国内の建材事業の構造改革が結実して利益率が大幅に改
善、グループの増益を支える一大プロフィットセンターに変わった。 業績好転は新設住宅着工が堅調に推移したことに加え、「国内建材事業の構造改
革」と銘打って実施した@輸配送体制の再構築や新物流管理システムが稼働した「ロジスティクス改革」、A工機技術本部と連携した「新ライン開発・改良」、
B「加工工場の集約・再編成」などにより、大幅なコスト低減と販売管理費の節減を実現、大幅増益になった。9ヵ国/1地域で展開する海外建材事業も、すっ
かり現地に定着して概ね好調に推移。 建材事業の業績改善の原動力となった国内建材事業の12年度実績と13年度計画は前頁・表の通りで、13年度も売上高3,377億円で8.6%増、営業利益172億円で17.8%増、営業利益率5.1%(12年度4.5%)と好調を持続する。
東洋製罐GHDの12年度業績 売上高3.7%増、営業利益率2.1%
東洋製罐グループHDはこのほど13年3月期業績を発表した。売上高は7,286億円で3.7%増、営業利益154億円で2.8%増、経常利益228億円
で22.9%増となった。当期利益112億円で前期赤字から黒字転換した。営業利益率は2.1%(11年度2.1%)と低迷する。 このうち包装
容器関連の売上高は6,360億円で4.3%増、営業利益は112億円で13.5%となった。営業利益率は1.8%(11年度1.6%)と低い。清涼飲料
用空缶はノンアルコール用が伸長したものの、主力のコーヒー缶が国内で低調、タイ子会社も得意先が洪水被害を受けて販売量が減少した。アルコール用飲料は
タイでビール向けが伸び、国内も仙台工場の本格復旧で売上高を伸ばした。
文化シヤッターの12年度業績 10.3%の増収、営業利益2倍超
今期売上高1,200億円、利益率5.8% 13年3月期は売上高1,129億円で10.3%増、営業利益55.15億円で2.014倍、営業利益率4.9%(11年度2.7%)の好業績をマークした。3期連続の増収増益。3円増配して1株年10円配当とした。
詳細は表の通りで、主力のシャッター関連は住宅ガレージ向け軽量と商業施設や工場・物流向け重量とも需要が好調。安全対策の機械式危害防止装置「エコセー
フ」も増販で大幅増収増益。売上高構成比40%と最大で各種ドア中心の建材関連は病院・福祉施設向け「カームスライダー」とオフィスビル向け間仕切りが堅
調で18.4%の増収となり、営業収益も黒字転換。アフターメンテ・修理対応のサービス事業も堅調。ただリフォーム事業は競争の激化により微減収微減益。 13年度計画は売上高1,200億円で6.3%増、営業利益70億円で26.9%増、営業利益率5.8%を計画する。配当は2円増配の1株12円を予定。期末受注算が21.6%増と高水準で、高付加価値品の拡販もあって増収増益は確実という。 文化シヤッターの決算発表は在京の全役員が出席するのが恒例で、どんな質問にも丁寧に応答。質疑が終了すると2階のカフェバーで記者団と懇親会。好業績となったことから茂木哲哉社長以下役員に笑顔が絶えなかった。
文化シヤッターが第三次中計 売上高1,400億円、営業利益率6.6% メンテ・リフォームで全国に営業マン配置
文化シヤッターはこのほど13〜15年度の第三次中期経営計画を策定、発表した。最終16年3月期は売上高1,400億円、営業利益率6.6%の高収益を目指す。
事業分野別の売上高計画は表の通りで、営業力の強化では第1に全国にメンテ・リニューアル・リフォームの担当を配置し、得意の電動技術を中心にサービス・
リフォーム事業の拡販を図る。軽量シャッターは「御前様」「小町様」などガレージシャッターを、重量シャッターでは「エコセーフ」を増販。ドア事業は
「カームスライダー」の商品力の充実、BX紅雲のガラス入り防火戸・高遮音ドアなど高付加価値品の拡販に注力する。高付加価値品の売上高は12年度155
億円から15年度200億円に拡大する。また、「エコセーフ」・「ケムストップ」・学校門仕切り「プレウォールSA80C」など防災製品も充実する。
生産面ではグループに吸収したBX紅雲、鉄矢工業、朝日建材などを活用、グループ内生産・供給体制を強化し、コスト低減と収益力向上を目指す。また不二
サッシとの協業では12年度売上高45.1億円、営業利益3.7億円の効果があったが、これを15年度売上高60.0億円、営業利益5.4億円まで引き上
げる方針。
日本マグネシウム協会 特別功労賞に兵庫県立大椿野氏
日本マグネシウム協会はこのほど、12年度の日本マグネシウム協会賞の受賞者を決めた。以下各賞の受賞者と受賞理由。 【特別功労賞】椿野晴繁氏(兵庫県立大学名誉教授、72歳)、マグネ研究の推進と同協会の事業運営への貢献 【奨励賞】@森田繁樹氏(佐賀大学准教授、38歳)、マグネ合金展伸材に対する疲労特性に関する研究、A佐々木泰祐氏(独立法人物質・材料研究機構研究員、32歳)、マルチスケール組織解析を機軸とした時効析出型展伸マグネ合金の開発 【技術賞】鞄穴C理化・日産自動車・トヨタ自動車、マグネ製パドルスイッチの量産化
日本マグネシウム協会 学生マグネコンペで6作品選出
日本マグネシウム協会はこのほど第22回学生マグネシウムデザインコンテストの審査結果を発表した。今回は過去2番目に多い59作品の応募があり、製作部
門で5作品が、デザイン部門で1作品が受賞した。製作部門では独創性に優れた作品や加工面で努力した作品が多く見られたという。受賞作品と受賞大学は以下
の通り。 製作部門@第2席、「宇宙エレベーターのクライマー」、慶応大学石田貴行君他2名、A第2席、「Mg-EV」、日本大学寺澤勝央君他3
名、B奨励賞、「自転車用スプロケット」、有明工業高等専門学校古賀健一郎君他1名、C努力賞、「マグネシウム幾何学オブジェ」、日本大学中井川秀敏君、
Dアイデア賞、「折り畳めるラップトップPCケース」、富山大学松田若菜君、Eデザイン賞、「手えかけ太郎」、富山大学島裕次郎君他1名
アルミニウム鍛造技術会 13年度の技術講座と工場見学会
アルミニウム鍛造技術会(櫻井久之会長)は下記の要領で13年度第1回工場見学会と第58回技術講座を開催する。開催テーマは「競合アルミニウム材料の今
を知り、足元を見つめ直す」。アルミ鍛造業界は自動車産業の海外移転などで厳しい状況にあるが、製品開発面でも鍛造領域に鋳造材や展伸材などが侵食しつつ
あるという。そこで「己を知り、敵を知れば百戦危うからず」と競合材料の今を知るのが狙い。 〔日時〕6月21日午前10時30分〜午後5時。JR豊橋駅に午前10時10分に集合 〔場所〕潟Aーレスティ テクニカルセンター(愛知県豊橋市アーレスティ東海工場内) 〔工場見学〕アーレスティテクニカルセンター及び東海工場 〔技
術講座〕@「アルミニウム半凝固鋳造によるディーゼル用シリンダーブロック製法」、ホンダエンジニアリング・谷川仁氏、A「軽金属鋳物の自動車への適用動
向と課題」、富山大学工学部・才川清二氏、B「車体用アルミニウム合金展伸材の開発動向と適用事例」、住友軽金属・伊藤清文氏、C「アルミニウム鍛造品の
形状設計と強度検証」、ティ・エフ・オー梶E武藤晃司氏 〔定員と参加費〕定員50名、会員1万円・非会員1万5,000円。申し込みはFAX048-754-1948。
日軽金加工開発HD社長に清水氏
【日本軽金属HDの関係会社役員人事】 〔日本フルハーフ〕6月21日付▽取締役、品質保証部長伊藤洋一▽顧問(取締役)吉田明雄▽退任(取締役)橋本誠 〔日軽金加工開発ホールディングス〕6月21日付▽社長、日軽金アクト社長清水幹雄(写真)、▽日軽金アクト顧問(社長)井上厚 〔理研軽金属工業〕6月21日付▽社長(専務)前田富夫▽顧問(社長)勝山滋 〔日本電極〕6月21日▽退任(常勤監査役)中村秀樹▽同(執行役員)伊藤公貴▽同(同)芦川進 〔日軽産業〕6月26日付▽取締役、綿引義昌▽同、渋谷成海▽退任(取締役)伊波清▽同(同)加藤伸一▽同(同)宮下敏彦▽同(常勤監査役)水野繁 〔日軽パネルシステム〕6月21日▽取締役、生産本部長三谷義巳▽潟Gヌ・エル・エム・エカル社長に就任予定(常務)花木信雄 〔日軽エムシーアルミ〕6月25日付▽執行役員、総務部長加納幸彦▽同、営業部長朝来野修一 〔日軽松尾〕6月19日付▽退任(取締役)瀧澤博 〔日軽北海道〕6月14日付▽社長、岩崎好美▽顧問(社長)三宅純明 〔潟Gヌ・エル・エム・エカル〕6月20日付▽社長(日軽パネルシステム常務)花木信雄▽顧問(社長)田村和徳
【不二サッシの役員人事】6月27日付▽取締役常務執行役員環境事業部担当、梅原敏▽非常勤監査役、斉藤実▽退任(非常勤監査役)木村博一▽顧問(専務執行役員)田中昌弘▽同(常務執行役員)海瀬秀美▽同(相談役)吉本直史 【四
国化成工業の人事異動】6月25日付▽執行役員建材事業担当補佐兼エクステリア営業統括、高木仁史▽総務部長兼人事部長、池田武▽カスタマーズセンター担
当部長、西岡宣隆▽同主席部員、松原浩▽首都圏営業部長兼東日本業務センター部長、田中郁夫▽エクステリア開発チームリーダー、遠所裕▽カスタマーズセン
ター長、吉井康紀▽特注・設計チームリーダー、大塚恭平▽設計・特注営業部主任部員、岩井敦▽特注・設計チーム主任部員、渡邉利孝
元旦ビューテイの13年3月期 売上高14.9%増で100億円超に
営業利益86.7%増、今期は増収減益 元旦ビューティ工業がこのほど、発表した13年3月期業績は大幅増収増益をマークした。ただ有価証券評価損0.72億円、固定資産減損損失1.72億円を特損に計上したため、最終利益は1.15億円で、30.7%の減益となった。
建設業界は震災関連工事など市場環境は緩やかな回復傾向にあった。その中地球環境保全に貢献する太陽光発電屋根や従来の金属屋根では対応できないビル・マ
ンションの防水屋根、高機能・高品質屋根の拡販に注力。内訳は製品売上高59.44億円で14.0%増、請負工事42.13億円で16.2%増。 13年度の業績予想は売上高110億円で8.2%増、営業利益3.5億円で40.9%減、経常利益3億円で44.3%減、当期利益1.8億円で56.4%増を見込む。
リョービの13年3月期 微増収で各利益1/2以下の減益
ダイカストが固定費増と販価下落 リョービがこのほど発表した13年3月期連結業績は売上高1,665億円で0.6%の微増収となったが、営業利益は33.07億円で57.1%減、経常利益は29.80億円で57.1%減、最終利益は20.09億円で51.9%減となった。営業利益率は2.0%。
主力のダイカストは売上高売上高1,266億円で2.7%増となったものの、営業利益は22.42億円で63.1%減と大きく落ち込んだ。中国での生産拡
大や米国の受注は堅調に推移したが、工場建設に伴う固定費の増加や製品単価の下落などで大幅減益。この分野の営業利益率は1.8%(4.9%)低下。 印刷機器の売上高は155億円で11.1%減となり、営業損益は7.11億円の損失。12年度も黒字化はならなかった。クローザーなど住建機器は売上高243億円で1.8%の減収。営業利益は17.76億円で24.3%の減益。
新日軽元社長の長谷川和之氏が死去
日本軽金属元常務取締役、新日軽元社長の長谷川和之氏は5月20日午後8時10分、肺癌のため東京医科歯科大学医学部付属病院で死去した。満72歳。告別
式は5月28日、埼玉県上尾市の葬儀場でしめやかに執り行なわれた。喪主は道子夫人。 長谷川氏は01年4月に新日軽社長に就任、専門の財務・経理の知識
をフル活用して新日軽の経営建て直しに奔走した。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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