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NO.2153(2013年10月21日号)

YKK APが4部門で1位
採用したい建材・設備ランキングで
貝IXILが猛追、三協アルミも健闘

建築専門誌の日経アーキテクチュアが建築専門家を対象とした「採用したい建材・設備メーカー」調査において、YKK APは建材主要4部門で1位を獲得した。LIXILのトステム・新日軽ブランドが肉薄し、三協アルミも追撃する。

 YKK AP(堀秀充社長=写真)が首位を獲得したのは建具工事の「戸建て住宅用サッシ」・「戸建て住宅用玄関ドア」・「ビル用アルミサッシ・カーテンウォール」 と、外構工事の「門扉・フェンス・塀」─の4部門。建具工事の3部門は前回に引き続き1位を維持、外構工事の「門扉・フェンス・塀」は前回の2位から1位 にランクアップ。このほか外装工事の「金属サイディング」は2位、外構工事の「カーポート」は4位にランクインした。
 LIXILはトステムブランドと新日軽ブランド別に集計したため、YKK APには及ばないが、実質肉薄しているものと想定される。三協アルミも「門扉・フェンス・塀」で2位に入るなど上位に名を連ねて健闘する。
  同調査は同誌が一級建築士を中心とした専門家に建材・設備の採用意向を聞き、その結果をまとめたもの。選定要因は品質・デザイン・コスト・サポートの4つ に分類、それぞれに具体的な選択肢を設けて選定理由を選んでもらったという。選定結果(上位10社)とポイントは以下の通り。
 【戸建て住宅用 サッシ】@YKK AP87.5P、ALIXIL(トステム)83.2P、B三協アルミ76.0P、CLIXIL(新日軽)68.3P、D不二サッシ52.9P、E日本ベ ルックス35.5P、Fキマド17.3P、Gエクセルジャパン14.0P、Hマーヴィンウインドーズ13.0P、Iエーデルジャパン8.7P
  【戸建て住宅用玄関ドア】@YKK AP74.1P、ALIXIL(トステム)73.5P、B三協アルミ62.4P、CLIXIL(新日軽)55.0P、D三和シヤッター工業42.8P、E 東洋シャッター28.6P、F阿部興業18.5P、Gキマド17.5P、Hエクセルジャパン10.0P、Iタミヤ7.9P
 【ビル用アルミサッ シ・カーテンウォール】@YKK AP86.9P、ALIXIL(トステム)80.3P、B三協アルミ76.4P、CLIXIL(新日軽)69.4P、D不二サッシ58.9P、E昭和フロ ント35.4P、F三和タジマ31.8P、G高橋カーテンウォール工業20.9P、H菊川工業16.6P、I豊和工業15.8P
 【門扉・フェン ス・塀】@YKK AP83.3P、A三協アルミ80.2P、BLIXIL(TOEX)77.6P、CLIXIL(新日軽)75.5P、D四国化成工業67.2P、E三和シ ヤッター工業58.4P、F朝日スチール工業53.1P、Gパナソニック52.6P、Hダイケン44.3P、Iサンポール40.7P
 堀秀充社長 はこの選定に当り「新築住宅の引渡し時に奥様やお子様がカギの開け閉めが簡単にできる〔スマートドア〕に目を輝かせ、喜ぶ姿を見て、大変嬉しかったと語る 営業スタッフがいたが、この喜びを社員全員の喜びにしたい。生活者に喜ばれるものを創り、品質に拘り続けることがメーカーの使命。今後ともメーカーに徹し たい」とコメントを発信した。


貝IXIL14商品で受賞
13年度グッドデザイン賞

 LIXILは10 月7日、公益財団法人日本デザイン振興会(JDP)が主催する13年度グッドデザイン賞において、14製品が受賞したと発表した。単一企業でこれほど多く の製品で受賞したのは極めて珍しく、総合住生活を標榜する間口の広いLIXILならではのこと。14製品は以下の通り。
@断熱・防音内窓「インプラスウッド」
A断熱玄関ドア「ジェスタ・S型ハンドル」
B同「キエテクノコート仕様」
C外付スクリーン「スタイルシェード」
DプラスG「スライドルーバー」
E「E-SHAPE Window+Wood」
F「通風・創風設計サポート」
G「スーパーストロング構造体バリュー」
H節水型タンクレストイレ「サティス」G型
Iシステムバスルーム「キレイユ」
JSキッチン用ガスコンロ「ひろまるコンロ」
K浴室用「エコフルシャワー」商品群
Lシングルレバー混合水栓「エコハンドル」
M「お手入れしやすい排水口」


四国化成・ニチハ・不二もGマーク賞

  四国化成はこのほど、いま売り出し中のカーポート「マイポートNext」が13年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。審査員の講評は「キャンチレ バー構造(片持ち梁構造)のカーポートの柱はカーポート後方の障害にならない位置に設置され、駐車の動きに対して最も障害にならない利用者にとって使いや すい設計となっている。新しい構造がもたらす抜群の使い勝手と開放感は従来のカーポートにない新しい存在感を放っている」
 不二サッシもLEDデスクライト「アルエア・ライティング・タイプU・コンポジットタイプ」でGマーク賞を受賞した。アルミ押出材から削り出したスリムなスタイルが高評価された。
  またニチハの窯業系外装材「オフセットサイディング」もGマーク賞を受賞。同サイディングは製材後に排出される端材や背板を木材チップとして原材料に有効 利用し、地球温暖化防止と健全な森林育成に貢献する。12年の「モエンエクセラード16キャスティングウッド」に続き2年連続の受賞となった。


北陸アルミがベトナムへ
ホーチミン近郊に鋳物建材工場
初期投資減・労賃安などで原価低減

  アルミ家庭器物・アルミキャスト建材の北陸アルミニウム(高岡市笹川、資本金3億円、荒井毅社長)はベトナムのホーチミン近郊にアルミ鋳物建材工場を建設 していたが、このほど完成、10月から稼働を開始した。中堅のアルミ関連企業ではアルミ押出の本多金属工業、アルミ板・棒・線のアルミネなどが既にベトナ ムに進出、北陸アルミはこれらに続く。同社は7年前から韓国企業と共同でベトナムでフライパン部品を製造しており、今回はアルミキャスト建材に領域を広げ た。地元の北日本新聞が伝えた。
 北陸アルミは13年1月、ホーチミン市近郊のドンナイ省ジャンディーン工業団地に100%出資の現地法人「北陸アルミニウム・ベトナム」を設立。アルミキャスト建材工場は敷地面積8,540u、建屋は鉄骨平屋造り1,800u。投資額は約2億円。
従来、この種の製品は中国企業に一部外注していたが、ベトナムでの自社生産に切り替える。
  主要設備は「Vプロセス」と呼ばれる砂型真空アルミ鋳造設備一式で、後工程のショットブラスト、バリ取り機、切削加工機など。最終仕上げは日本で行う。 「Vプロセス」は1972年に新東工業が開発した砂型アルミ鋳造法の1方式で、砂型の原料となる砂を減圧によって鋳型を造型する減圧鋳造法。同社は「Vプ ロセス」を基本としてアルミ鋳物製のフライパンなどハウスウェア事業、アルミ素材の製品事業、外装カーテンウォール・シェルター・ルーバー・庇・柱・モ ニュメントなど建材事業─を3本柱として展開する。
 販売目標は約3億円で、5年後5億円を目指す。従業員は当初15名。業容の拡大により将来は工場を2倍に拡張する青写真もある。ベトナム進出の狙いはコスト低減で、初期投資は日本の約4割程度で済み、人件費も中国の約1/2程度と安価なのがメリットという。


貝IXILがインド進出
CW大手Star社の株式70%を取得
年商規模約17億円、グローバル化加速

 LIXIL (藤森義明社長=写真)は10月8日、インドのアルミファサード設計・製造・施工会社のStar Alubuild Private Limited(以下スター社)の株式70%を、インドの不動産会社DLF Ltdの関連会社及びスター社の創業者から取得することで合意し、同日付で株式の引渡しを行ったと発表した。LIXIL側の出資は100%子会社の LIXIL ASEAN PTE.LTD(シンガポール、Bill CrichtonCOO)を通じて行い、同社の孫会社となった。代表者はRomi Malhotra氏が引き続き継続する。
 スター社は03年2月11日設立のカーテンウォール(CW)のインド大手で、商業ビルやショッピング モールのCW、全国のプロジェクト用のドア、窓の設計・製造・施工を専門に行う。02年からデリー・ムンバイ・チェンナイなど大都市のPJに携わり、 DLFなど有力な顧客基盤を持つ。本社・工場はデリー首都圏に持ち、12年の年商規模は約1,003百万ルピー(約17億円)。従業員数は517名。企業 価値は798百万ルピー(約13億円)。
 LIXILは17年度に国内2兆円、海外1兆円、総売上高3兆円とする壮大な中長期計画を展開中。この うち海外売上高は13年度約2,000億円、総売上高に占める割合14%だったが、13年8月に北米の衛生陶器・浴槽など水周りのAmerican Standard Brands(ASB)を買収、海外売上高約3,500億円、同20%超に拡大。さらに9月にはドイツの水栓金具のGROHE社の株式取得で合意済みで、 着々とグローバル化が進行する。
 なお、アルミ押出・建材事業におけるインド進出は13年3月、YKK APが現地の大手アルミ押出のBhoruka Aluminum社(カルナタカ州マイソール市)のアルミ押出事業(年商規模11.5億ルピー)を11億ルピーで買収した例がある。


三協立山の第1四半期業績
実質微増収、営業利益2割減

  三協立山が8日発表した第1四半期(6〜8月)業績は実質売上高微増、営業利益20.1%減の微増収・2割減益となった。12年12月に三協・立山HDを 吸収したため、前年同期比較はない。期末業績は売上高2,860億円(4.6%増)、営業利益64億円(2.2%増)の期初予想と変わらない。
 建材事業は堅調に推移する建築着工や新設住宅着工、改装・リフォーム需要を取り込んだが、市場競争の激化や地金価格の上昇で、微増収・営業利益13.3%の減益。営業利益率は2.0%と低い。
  マテリアル事業は地金価格連動による売上増や好調な太陽光発電関連の需要取り込みもあったが、電気機器・一般機械関連の需要低迷と価格競争の激化などで微 増収・営業利益28.4%減。ただ営業利益率は6.2%を確保。商業施設事業はコンビニなど好調な業態への拡販やコストダウンが奏効し、7.4%の増収・ 59.2%の大幅増益となった。営業利益率は3.3%に好転。


不二サッシがLED新製品
アルエア・タイプUコンポジット型
Gマーク賞獲得の高デザインが魅力

  不二サッシは10月9日、LEDデスクライト「アルエア・ライティング」に「タイプUコンポジットモデル」を品揃えし、11月から全国展開すると発表し た。13年度のグッドデザイン賞を受賞、そのデザイン性の高さは折り紙付き。本体価格はオープンで、初年度販売目標1,000台。
 「アルエア」 は同社が開発し、製造特許を取得済みの面発光体LEDプレートと、アルミの高級感を前面に押し出したアルミ形材で構成するデスクライティング。LED40 チップを有効に配列して面全体を均一に発光させる独自の光源と、押出成形・削り出し成形でスリム・スタイリッシュに仕上げたアルミフレームにより、造形美 に優れるデスクライトに仕上げた。
 Gマーク賞の講評では「アームの繊細なディテールの美しさ」、「紙のように繊細で軽快な存在感」、「どの角度から見ても美しい品のある光沢感」など100点満点の高評価。
 10月30日〜11月4日に東京・六本木の東京ミッドタウンで開催する「グッドデザインエキシビジョン2013」で受賞作品の1つとして展示される。


大阪大・熊本大などが開発
弾性率高いMg合金の測定方法

「KUMADAI Mg合金」は65GPa
  大阪大学産業科学研究所の多根正和准教授・萩原幸司准教授・君塚肇准教授は、熊本大学の河村能人教授らと共同で、たわみにくさを示す弾性値が高いマグネ合 金の測定方法を開発した。マグネ合金の微細(数100μm)な結晶の向きを揃えて、剛性の方向性を解明したもので、マグネ合金が優れた剛性を発揮すること を実証した。
 熊本大学の河村が開発した亜鉛(Zn)・イットリウム(Y)を添加材とする「KUMADAI マグネ合金」は単結晶育成が困難なため、弾性率と方向性の測定が難しかったという。多根准教授らは微細な数100μm程度の結晶の向きを、一方向に揃える ことで単結晶の弾性値を推定できるようにした。
 すなわち炭素容器中にマグネ合金素材を入れて、850℃で容器ごと加熱して素材を溶かす。さらに容器を上から下に移動させることで溶けたマグネ合金を一方向に成長させると、その際に結晶の向きが一定に揃うという。
 Mg -Zn-Y合金の「KUMADAI マグネ合金」について同法で測定したところ、特定方向に対して65GPaの弾性値を示したという。従来のマグネ合金の45GPaを44%上回った。これで 同合金の剛性の良さが証明されたわけで、同合金による自動車材・航空機材への実用化が前進した。


元旦ビューティ工業が開発
簡易施工縦葺き屋根材「TRX6型」
高気密・高防水、ソーラー後付けも可

 元旦ビューティ工業はこのほど縦葺きの金属屋根材「元旦TRX6型」を開発したと発表した。2枚の屋根材を吊り子に嵌め込むだけの簡単施工・工期短縮が大きな特徴で、屋根施工職人の人手不足にも対応する。
 金属屋根材は側部を成形し、接合部では下側の屋根材を吊り子に固定し、もう一方の上側の屋根材でそれをカバーして屋根を形成する簡単工法。職人1人で施工でき、大掛かりな工具も不要。
  上の屋根材がキャップの役目を果たすので、雨水の内部への侵入を防止。また4ヵ所に突起状の山を設けたので強風で吹き付ける雨も山でブロックする。寒冷地 では小屋裏に高温多湿の空気がこもる「すがもり」が問題視されるが、パッキンゴムとビス締めにより気密性が高く、融雪水の内部への侵入を防止する。
 ソーラーパネルの取付けも簡単。すなわち屋根材がそのままソーラー支柱・架台となり、ソーラーパネルを屋根に直接固定できるので、架台分が割安となり、低価格・短工期を実現。吊り子に4ヵ所で固定するので正圧・積雪、負圧・台風にも強い。
 標準材質は板厚0.5〜0.8oの鋼板系で、アルミ板も可。有効幅は500o。


YKK AP大賞に潟^ケウチ
第3回EXデザインフォトコンペ

 YKK APは10月9日、第3回エクステリアデザイン施工フォトコンテストの審査を行い、最優秀賞のYKK AP大賞に熊本市の潟^ケウチを決めた。その他5部門で応募作品1,549件の中からそれぞれ金賞・銀賞・銅賞など合計31件が選ばれた。
 YKK AP大賞は写真の通り、「リレーリア」「カスタマイズパーツ」「リウッドデッキ200」で構成するアウトリビングスペース。審査委員は「金物や商品、壁や 床の装飾・色彩・植物に至るまで、しっかりとした空間の意味が施された理由が見受けられる。そこで過ごす家族の愉しい時間が想像できる」と講評した。


三和シヤッター工業が増機種
「スムード」に「木楽(きらく)」
初年度3億円、バリアフリー設計

  三和シヤッターは10月15日から医療・福祉施設用のロングセラー製品「スムード」に、木質系軽量引き戸「木楽」を加え、市場投入した。温か味のある木目 の風合いが特徴で、初年度3億円の販売を見込む。自動閉鎖式バリアフリー引戸は文化シヤッターなども保有するが、三和シヤッターがトップシェアを確保す る。
 新製品は病院や老人ホームなど医療・福祉施設向けに開発された引き戸。床にレールのないバリアフリー設計で、軽い操作性も魅力。10色と豊 富な木質系扉カラーを揃えた。設計範囲は幅が片引き765〜1,410o・引分け1,530〜2,820o、高さ1,700〜2,200o。
 特 徴は@吊り戸式で床にレールがない、A開き戸に比べ体の移動が少なくて楽、Bデッドスペースがなく、有効利用幅が拡大、C自動閉鎖装置を装着、軽い力で開 閉が可、D木質系扉カラー全10色、扉デザイン10種類、目地カラー3色と豊富なバリエーション─など。価格は写真(幅1,000o×高さ 2,000o)で税込み25万6,000円。


8月の圧延品出荷は±0
板は缶材8.0%増、自動車9.8%減
押出は住宅着工増で建設が3.7%増と好調

  日本アルミ協会はこのほど8月のアルミ圧延品の部門別出荷をまとめた。それによると総出荷は14万8,988dで前年同月比68d(±0) となった。アベノミクス効果や五輪招致決定などで先行き景気回復が期待されるが、実体経済の圧延品需要にはまだ結びついていない。
 詳細は別表の 通りで、部門別の差異が目立つ。すなわち板類は構成比41.2%を占める缶材が、第3のビール・低アルコール飲料の好調に加え、コーヒー向けボトル缶の出 荷が増加したことから、3万5,737dで8.0%増と大きく伸びた。同10.5%の箔用も9,111dで13.6%増と2ケタ増を記録した。半面、同 11.3%の自動車用は9,808dで9.8%減となり、1万dの大台を割り込んだ。前年がエコカー補助金の復活で高水準にあったためという。民生用電 機・電子通信・その他電機の電気機械の落ち込みも大きい。同12.2%の輸出は中国・東南アジア向けが低調で6.5%減。
 一方、押出は同 49.6%とほぼ5割を占めるサッシ・ドア・内外装材の建設向けが4万263dで3.7%増と堅調に推移した。新設住宅着工数が消費税引上げ前の駆け込み 需要などで5月以降高水準にあることを反映した。ちなみに新設住宅着工数は5月7万9,751戸で前年同月比14.5%増、6月8万3,704戸で同 15.3%増、7月8万4,801戸で同12.4%増、8月8万4,343戸で同8.8%増(年率換算96万戸)と高水準で推移する。


8月の圧延品・箔の生産・出荷
板は5ヵ月連続のマイナス

 日本アルミ協会がこのほどまとめた8月のアルミ圧延品の生産は14万2,141dで前年同月比14.%減となった。内訳は板が8万703dで2.1%の減少で、5ヵ月連続の前年同月比マイナス。押出は6万1,438dで同0.4%減となった。
 一方、出荷は14万8,988dで同0.0%と横這いながら微増となり、2ヵ月連続でプラス。内訳は板が8万6,768dで0.3%減とマイナスに反転、押出は6万2,220dで0.5%増と2ヵ月連続増。
 箔は生産が8,027トンで11.0%増と2ケタ増を記録、2ヵ月連続でプラスとなった。出荷も7,659dで5.3%増となり、2ヵ月連続増。


貝IXILが品揃え充実
「ファミリーライン」に4種

 LIXILはトステムブランドで販売するリビング建材「ファミリーライン」に4デザインを追加し、10月から発売した。これにより全22デザインに拡充した。
  追加したのは室内ドアで、いま流行のカフェ風住宅にマッチするナチュラルなデザイン4種を加えた。また把手やドア枠などに重厚感のある鋳物をイメージした 「アイアンブラック」を設定。窓のガラス部には視線を遮りながら人の気配を感じることができるチェッカーガラスを採用。
 カラーバリエーションはエクステリア(門扉「ジオーナ」)、玄関ドア(「ジェスタ」)でも採用するクリエカラー5色を用意。インテリアだけでなく住宅全体とのコーディネートが可。


8月のアルミ建材出荷0.7%微増
サッシ1.6%増、ドア・EXが低迷

  日本サッシ協会はこのほど、8月におけるアルミ建材・スチール建材の生産・出荷速報をまとめた。それによるとアルミ建材の生産は2万3,990dで 0.8%増、出荷は2万7,804dで0.7%増とほぼ横這い推移した。出荷は住宅サッシが2.4%増、ビルサッシが0.4%増と前年同月を上回ったが、 ドアが1.1%減、エクステリアが0.4%減と低迷した。ただ新設住宅着工戸数は5〜8月まで高水準が続くので、休日増などによる減少と見られる。
 一方、スチール建材はドアが横這い推移したものの、シャッターは6.9%増と好調に推移した。


図・表・写真は本誌でご覧ください。