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NO.2212(2015年3月2日号)

昭和電工の高ア執行役員が現況
地金高騰が重荷、14〜15年度減益
海外売上30%に、技術力の研磨が鍵

昭 和電工の高ア完二執行役員は2月19日、小山事業所で会見し、アルミ部門の現況と見通しを明らかにした。地金市況の急騰などから15年も減益を余儀なくさ れるとし、ポスト「PEGASUS PhaseU」ではその打開策として技術をさらに研磨して世界市場で先行することが大事という。

ロールマージン改定は凸凹感が顕著
 高ア執行役員(写真・右)は圧延品・機能部材・アルミ缶・小山事業所・喜多方事業所を管掌するアルミ部門の事実上のトップ。会見には稲泉淳一執行役員機能部材事業部長(同左)が同席した。
  去る2月12日に公表した14年(1〜12月)の連結業績のうち、アルミ部門は売上高980億円で8.4%増となったが、営業利益は30億円で48.7% の大幅減益。営業利益率は3.1%(6.4%)と大幅に低下した。部門別の売上高と出荷量は次頁・表の通り(但し単体ベース)。
 「14年は軽圧 品が中国・南通のコンデンサー用高純度箔加工子会社への素材箔輸出の増加で大きく伸びた。また地金価格の変動が製品価格に連動するNSPにより、地金高騰 分が上乗せされた水膨れ分もある。ちなみに14年の地金平均価格はd31万円で、13年27万7,000円比12%アップした」。「収益は大幅減益だが、 地金価格の高騰分の転嫁が難しかったアルミ缶の収益悪化が厳しく、その他の分野も競争が激化した」
 15年度の業績予想は売上高1,110億円で 13.3%増と大きく伸びるが、営業利益は25億円で16.7%減と2期連続の減益予想。営業利益率は2.3%にさらに低下する。「圧延品は中国・南通の 能力増強(月産400dから600dへ)、高純度電解箔の3月以降の内外の需給改善などで増収増益を予想。アルミ鋳鍛造のショウテック・押出のプリンター 用感光ドラムなど機能材は自動車向けが端境期にあり減収減益、アルミ缶も地金市況高騰の影響が依然深刻で、業績低迷から抜け出せそうにない」。「また中 国・南通の増設投資、ベトナム・ハナキャン社の買収が遅れたため、両社からのリターンの時期の遅れも減益要因の一つ」。「その打開策として板・缶・棒・箔 についてロールマージンの改定をお願いしている。しかし地金価格高騰分の値上げと重なったためなかなか通りにくく、浸透度は需要筋によって凸凹感が著し い」
技術革新による商品力の強化
 昭和電工は全社的に2015年を終点とする中期経営計画「PEGASUS PhaseU」を推進中。アルミ部門は15年の数値目標として売上高1,200億円、営業利益90億円を設定するが、売上高・営業利益とも未達の公算が 大。「売上高は中国・南通やベトナム・ハンキャン社の立上りの遅延などが未達の主要因。収益面では予期せぬ地金市況の高騰と、地金価格と連動しないモノ価 格製品への転嫁が遅々として進まないため。これに円安による原材料の価格上昇などが加わった」
 ポスト「PhaseU」について「まずPhase Uの遅れを取り戻すこと。そのため中国・南通の能力増強工事やベトナム・ハナキャン社のアルミ缶蓋の新設工事(15年10月稼働予定)を順調に立ち上げた い。いま一つは商品力を活かして利益を稼ぎ出すことだ。新規事業開発・新規商品開発は勿論大事だが、高純度箔・機能材・アルミ缶など既存の各分野の技術を さらに研磨して国際市場で先行することが重要だ」
 15年の売上計画1,110億円の内外内訳について「国内70%・海外30%程度」という。 14年が国内82%・海外18%だったので、海外比率が一気に12pも上昇する。「昭和アルミ缶の国内販売はビール主力に年約30億缶で、15年はミルク 入りコーヒー缶の増量が見込まれる。これにハナキャン社の年産能力は約13億缶で、グループ全体では約30%の増販を計画する。ハナキャン社は従来蓋ライ ンを保有せず、コスト的に割高な蓋を外部購入せざるを得なかったが、内製化することでそのギャップを解消、収益も好転する」


YKK APが住宅建材を値上げ
4月20日受注分から5〜10%

 YKK APは2月24日、4月20日受注分から住宅用建材商品の価格改定を実施すると発表した。「諸資材、運賃などの上昇と円安の定着により生産コストに大きな 影響を及ぼしている。当社は生産性向上・企業努力によるコスト低減に努めたが、自助努力では吸収が困難なため価格改定に至った」。今回の値上げはメーカー 仕切り価格の引上げではなく、カタログ掲載価格を改定する本格的な価格改定。14年秋以降のアルミ地金高騰などに対応する製品価格引き上げはアルミ建材大 手では初めてで、貝IXIL・三協立山 三協アルミ社など同業他社の動きが注目される。
 改定幅は以下の通り。[部材標準販売価格(カタログ掲 載価格)の改定]@ウォールエクステリア5〜8%、Aガーデンエクステリア5〜6%、Bアルミサイディング8%、C単板ガラス仕様アルミサッシ10%。 [住宅用商品全般のサイズオーダー価格]8%。但しAPW・防火設備(窓・ドア)・防音サッシ・エクステリアは除く。


三井物産がAl加工会社に出資
ガルフAl系ガームコSGに

 三井物産はこのほどシンガポールのアルミ加工会社ガームコ・シンガポール社の株式25.1%取得、資本参加した。取得額は約7億円という。大手経済紙が伝えた。
  ガームコSGは中東バーレンのアルミ製錬・圧延大手のガルフ・アルミニウム・ローリング・ミルなどを親会社とする東南アジア最大級のアルミ加工会社。年産 能力は約2万dで、コイル・厚板・棒・形材など板・押出の切断加工を行う。三井物産は既存親会社2社から株式を取得した。
 経済成長が顕著な東南 アジアは家電・電子部品・建材などアルミ加工品の需要が増大する。ガームコSGはタイや中国にも加工拠点を持つことから、同社と組んで新規顧客開拓に取り 組む。日本の圧延・その流通も東南アジア市場の高成長に着目してそれぞれ進出、地産地消体制を築く。三井物産はこれら国内企業ではなく、ガルフ系外資と組 んで業容拡大を目指す。


住友商事がAl製錬第3期PJに参画
マレーシア・Press Metalと共同事業
年産能力32万d、住商は20%を出資

  住友商事は2月16日、マレーシアの押出製品最大手のPress Metal Berhad社(クアラルンプール市近郊、Dato Koon Poh Keong代表)がサラワク州ビントゥル市近郊で推進するアルミ製錬計画第3期プロジェクトに参画し、20%出資すると発表した。アルミ地金年産能力は 32万dで、住商はその20%分・年間6万4,000dの地金の引き取り権利を確保した。
 同社は同計画の第1期PJ(サラワク州ムカ・09年8 月生産開始)・年産能力12万d、第2期PJ(サラワク州ビントゥル市近郊・12年9月生産開始)・同32万dにもそれぞれ20%を出資する。従って第3 期PJ同32万dと併せ、第1〜第3期PJのアルミ地金生産能力76万トンのうち20%分・15万2,000dのエクイティ地金を確保することになった。 同社は地金の供給ソース獲得について、三井物産・三菱商事・丸紅など他の大手商社に比べ若干出遅れていたが、これで先行ライバル商社に肩を並べることにな る。
 第3期PJはPress Metal社が80%、住商が20%出資するPress Metal Bintulu Sdn.Bhdが運営する東南アジア最大級のアルミ製錬PJ。16年1月から操業を予定する。
  住商は「当社はマレーシアに加えオーストラリアなどでもアルミ製錬権益を保有し、日本及びアジア地域で広く地金取引を展開する。第1・第2期PJに続く Press Metal社との第3期PJへの取組みは、長期にわたって住商のアルミビジネスの中核になるものと位置づけ、需要の伸びが見込まれるアジア市場での取引拡 大を目指す」という。


昭和電工が3月から出荷開始
世界最大容量750GBのHD

 昭和電工はこのほど、 2.5インチサイズとしては世界最大となる1枚当りの記憶容量750ギガバイト(GB)のハードディスク(HD)の出荷を、3月から開始すると発表した。 HD事業は同社が現在進行する中期経営計画「PEGASUS・フェーズU」において、黒鉛電極事業とともに同社の明日を担う両翼の一つに位置付けられ、世 界最大のHD外販メーカーとして大記録容量のHDの安定供給に努めるとしている。
 2.5インチ・3.5インチサイズのHDは、垂直磁気記録方式 により第6世代・第7世代の製品について量産体制を構築済み。3月から出荷する2.5インチサイズHDは第6世代(記録容量500GB)・第7世代(同 670GB)を大幅に上回る750GBの第8世代。今回の開発を2.5インチサイズで1テラバイトの記録容量を持つ次世代製品の開発に繋げるとともに、高 容量化をリードしていく考え。
 垂直磁気記録方式とはHDの記録容量を大幅に拡大する技術。即ち従来の面内記録方式がディスク面に水平に記録するのに対し、垂直磁気記録方式は縦方向に記録するため、記録密度を大幅に高めることができる。


北海道不二サッシが竣工・稼働
ビルサッシ・CWの現地加工拠点

  不二サッシグループのグループ会社で広域販社の北海道不二サッシ(札幌市西区発寒13条13-4-40、資本金2,000万円、榎本克英社長)はかねて、 本社工場の建替え工事を進めていたが、このほど完成、竣工式を行った。投資額は約2.2億円で、14年7月に着工した。
 工場概要は敷地面積 6,700u、建屋面積3,367u(事務所を含む)。主な生産品目はビル用アルミサッシ・カーテンウォール。生産ライン構成の刷新により生産性が大幅に 向上し、道内生産による製品の供給体制が整った。同社は1963年の設立で、不二サッシグループの北海道地区における製販一体拠点。当初はスチールサッ シ・ドアの生産工場としてスタートしたが、その後ビルサッシ・カーテンウォールに転換。業容の拡大に合せた供給能力増、耐震化対応などを目的に建屋の拡張 建替え工事を実施した。


住友商事首脳がAl地金需給予測
中国減産による需給改善は期待薄

15年のLME相場は1,850〜2,000ドル
 住友商事はこのほどアルミ地金の市況が本格的に改善するのは需給がタイト化する17年以降になるとの見通しを明らかにした。外国通信のインタビューに軽金属事業部の山際真義地金チームリーダーが応えた。以下その要旨。
  焦点は世界のアルミ地金の約1/2を生産・消費する中国の動向。「中国のアルミ需給は政府主導で沿岸部の中小製錬所の統廃合により、14〜15年にかけて 改善すると予想していたが、抜本的な取り組みが見えていない」という。その背景に雇用維持を優先する地方政府の意向もあるようで、「1〜2年遅れる」と見 る。一方、中国を除く世界の需給は減産の進行でタイト化しており、中国の生産調整が進めば需給がバランスし、それ以降世界の需給もタイト化するとの見方を 示した。
 住友商事の15年における世界のアルミ地金需給は、供給量が5,447.1万dで14年比5.9%増、需要量が5,431.5万dで6.0%増。供給過剰量は15.5万dで、14年の22.3万dより縮小するものの07年から継続する供給過多が続くという。
 15 年におけるLMEのアルミ地金市況(3カ月先物)は平均価格で下値がd当り1,850ドル、上値が2,000ドルと想定する。日本アルミ協会のデータによ るとLMEのアルミ地金市況(3カ月先物)は14年2月の1,771.11ドルを底値に14年11月には2,041.35ドルまで15%上昇。これに円 安・対日プレミアムの上昇が加わって国内価格は14年2月の24.23万円から14年11月の33.28万円(日経新聞市況)まで37%も急騰。この値上 りに対応してアルミ圧延各社はロールマージンの是正を15年年初の実施で打ち出したが、住友商事の見通し通りに進行すると、アルミ地金市況の軟化に原油価 格の低迷もあって値上げムードに水を差されることになりそうだ。


貝IXILの「ココエコ」が受賞
「ECHO CITY製品大賞2014」

 LIXIL はこのほど一部屋単位で断熱リフォームが可能な「ココエコ」が、「ECHO CITY製品大賞2014」を受賞したと発表した。13年の次世代型断熱サッシ「サーモスU」に続いて2年連続の受賞。同賞は民間建築関連誌が主催し、都 市や建築・住宅の未来を切り拓く優れた建材・住宅設備機器を選出、表彰する制度で今回が2回目。審査委員長は建築家の隈研吾東京大学教授。
 「コ コエコ」は従来大規模な工事を必要としていた断熱リフォームを、一部屋単位から最短1日で行える簡易工法。防音・断熱内窓「インプラス」に加え、厚さ12 oの真空断熱材を採用した壁パネルの「ウォールインプラス」・「フロアインプラス」などによる断熱リフォームが部屋の内側から簡単に施工できる。


三協Al社、首都圏展示場を開設
代理店などが参加、記念行事も

  三協立山 三協アルミ社は2月6日、東京・新宿に「首都圏ショウルーム」を開設、代理店など約60社を招いてオープニングセレモニーを挙行した。首都圏で初めての大 型ショウルームで、ボリュームゾーンの関東圏において製品情報の発信基地として位置付け、代理店・販工店など流通や最終顧客との接点の場とする。
  所在地は新宿区西新宿3-6-11、西新宿KSビル9階。東京都庁や新宿中央公園に近く、交通至便。約600uの展示スペースに、玄関ドア89点・住宅 サッシ129点・室内建具55点・エクステリア13点などを展示。建具について「before・after」をビジュアルに確認できる最新施設も整えた。
 三協立山の山下清胤社長の挨拶「首都圏に念願のショウルームを開設出来た。ビジネスパートナーである流通と協力しながら展示場を活用することでともに発展・飛躍につなげたい」
 三協アルミ社の蒲原彰三社長の挨拶「これからが本番である。流通とともにこのショウルームを活用できれば大きな成果が生まれる。今後とも総力を挙げて展示場の充実に取り組む」


文化シヤッターがHEMS対応品
パナソニックと電動窓シャッター
スマホで開閉制御、先端技術で先行

  文化シヤッターは2月19日、HEMS対応の電動窓シャッターを開発したと発表した。パナソニックが運用する「スマートHEMS」に対応するもので、商品 名は「マドマスター・スマートタイプ」。2月25〜27日に東京ビッグサイトで開催する「国際スマートグリッドEXPO」のパナソニックブースにおいて初 公開する。5月から全国発売する。
 HEMS(Home Energy Management System)は家庭内のエネルギー管理システムで、省エネを目的に家電各社が開発と普及を急ぐ。他にビル用のBEMS・工場用のFEMS・地域用の CEMSなどがある。これまで対象は家電機器が中心で、建材や住設との連携は極限られており、本格的なHEMS対応はこれが初めてといってよい。
  新製品はHEMSの標準通信規格であるECONET Liteに準拠する。即ちパナソニック製「スマートHEMS」の中核機器の「AiSEG」に対応、モニターやスマホを使って家電同様に窓シャッターの間開 閉操作を制御できる。具体的にはタイマー制御による自動開閉により、朝は自動的にシャッターが開いて自然光で目覚め、日中は閉じて日差しを遮るなど節電に 貢献。また不在時には自動開閉することで在宅感を演出して防犯に役立ち、台風や竜巻などの発生時には一斉閉鎖して防災・安全効果を高める。
 文化 シヤッターは重量・軽量シャッター・鋼製ドアの大手だが、バリアフリーの自動閉鎖装置付き引戸、環境対応型の木樹脂複合建材、防災・減災の止水装置など新 製品・新技術開発で業界をリードするなど技術立社型企業でもある。業界の最先端を行く節電・省エネのHEMS対応建材の開発でも先鞭をつけた。


三協アルミが高水密CW商品化
想定外の豪雨・雨台風にも対応

ガラス溝幅を30・42・50oに拡大
 三協立山 三協アルミ社はこのほど高水密性能をポイントとするビル用カーテンウォール(CW)「NL-R」を開発、受注を開始した。近年多発する想定外の豪雨や雨台風など異常気象に対応するなど安全性を高めた。
 最大の特徴は等圧設計の採用により、水密性能を従来品「NL」の500Paから国内最高水準の1,500Paに3倍も引き上げたこと。高層・超高層ビル・マンションでは豪雨・雨台風時にCW壁面からの漏水が指摘された例もあったが、新製品はこれを防止する。
  また従来品のFIX開口部のガラス溝幅の標準設定は20o・30oの2種だったが、新製品「NL-R」は30o・42o・50oの3種とし、最大溝幅50 oでは空気層16oの複層ガラスへの対応を可能にした。即ち一段と断熱性能を高めたもので、近く施行される建物の断熱義務化に先行して対応した。さらに FIX開口部の外観見付寸法を60oに統一したことで、スマートでバランスのとれた外観意匠を実現した。
 窓種はFIX窓・スイング系3種(外開き窓・たてすべり出し窓・外倒し窓)・スライディング系2種(引違い窓・外動片引き窓)。基本性能は水密性1,500Pa・耐風圧性S-5(2,400Pa)・気密性A-4・層間変位追従性H/300・H/200・H/100。


三和シヤッターが住宅用ガレージ
最大幅6.3m、高速開閉が魅力

 三和シヤッターは2月から住宅用ガレージシャッター「エレガノSTワイド」を全国発売した。住宅用ガレージ市場は14〜15年度に新設住宅着工の大幅な落ち込みで低迷するが、新製品の投入で顧客の注目を集め、活性化を図る。
  新製品は電動式で、素材はスラットが鋼製・ガイドレールと座板がアルミ形材。面材のカラーは木目調2色・防火設備対応のメタリック調3色の計5色。サイズ は2台駐車用で最大開口幅6,300o・最大高さ3,000o。開閉音約60dB・耐風圧性750Pa・防犯性能CP対応。
 特徴は@スラットの 形状をフラットとし、シンプルでかつ高級感のあるデザイン、A開閉速度は約6m/秒で、軽量電動シャッターの約2倍と高速化、B侵入手口による攻撃を5分 間以上防ぐことが可能なCP対応品とし、高い防犯性能、C多軸エリアセンサー・負荷検知の二重の障害物検知装置及び急降下停止装置を標準装備─など。
 初年度販売目標は5億円。参考価格は写真(幅5,400o×高さ2,300o、リモコン付、工事費・税別)で164万4,200円。


SUS「JAPAN SHOP」に出展
設計自由度の高いアルミ製家具

  アルミ製FA機器・機械装置・建築資材のSUS(石田保夫社長)は15年3月3〜5日、東京ビッグサイトで開催される店舗総合見本市「JANAN SHOP 2015」に、オリジナル開発のアルミ製家具を展示発表する。同社は既存のアルミ業界の常識にとらわれることなく、環境負荷の少ないアルミ材料を素材とし たユニークな住宅建築やユニット製品、家具などの開発・製作を手掛け、持続可能な環境型社会の構築を提案する。
 同社は既存のジャンルにとらわれ ず、用途やライフステージに合せて変化しながら、暮らしの多様なシーンに活用されるアルミ製品を「ecoms ライフ・プロダクト」として商品化する。今回展示するのはその中でも店舗や施設の設計自由度を高め、設計者の創造力に柔軟に対応するアルミ製家具8種類。
 例えば@用途に応じて空間を仕切るシステムウォール、Aアルミと木の組合せが絶妙な収納棚、BY字型の構造材でアルミ・ガラス・木の天板を支える高意匠のテーブル、Cワンアクションで直立収納が可能なアルミ製ベッド─など。


【四 国化成工業の人事異動】3月16日付で以下の通り発令。建材事業関連部長級以上。▽執行役員建材事業開発統括、安藤正泰、▽執行役員建材事業営業担当、高 木仁史、▽市場開発部長、詫間茂雄、▽業務推進部長を兼務、販売促進部長田中靖、▽営業統括付部長(壁材)、牧野勝英▽同(エクステリア新規商品担当)、 滝川理博、▽近畿・北陸営業部長兼同業務センター部長、藤崎茂昭、▽中部営業部長、齋藤秀紀


旭トステム外装が新発売
金属外装材「スレンダライン」

 旭トステム外装は2月から金属外装材「Danサイディング」深絞りシリーズに新柄「スレンダライン」4商品を品揃えし、市場投入した。iD塗装や単色ビーズ塗装など多彩な塗装技術を駆使し、表情豊かな細石積柄を再現した。
 iD 塗装品は@優れた耐候性とセルフクリーニング機能を持つ塗料「セルフッ素コート」(塗膜15年保証)を採用した「スレンダラインSF」(6色)と、A自浄 機能を持つ「セルクリーンコート」(同10年保証)を施した「同SX」(6色)の2種。単色ビーズ塗装品はB「セルクリーンコート・ライト」を採用した 「同SN」(全3色)と、C一般品の「スレンダライン」の2種。
 基材はガルバリウム鋼板で、断熱裏打ち材は硬質発泡ポリウレタン。サイズは厚さ15o×幅370o×長さ3,788o。



図・表・写真は本誌でご覧ください。