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NO.2219(2015年5月4日号)

軽金属奨学会が創設60周年
総額21.6億円、Al業界に大貢献
今須理事長が財団の歩みと事業方針

(公益財団法人)軽金属奨学会は今年1月、創設60周年を迎え、去る4月21日に大阪のホテルで記念講演会を挙行した。60年間に軽金属業界の技術進歩に対して総額21.6億円を助成、その発展に寄与した功績は極めて大きく、賞賛に値する。

  創設60周年を迎えるにあたり、今須聖雄理事長(東洋アルミニウム渇長=写真)が会見し、財団創設の趣旨やその歩みを振り返るとともに、具体的な助成の 内容、今後の事業方針などを説明した。軽金属奨学会が創設されたのはいまだ戦後の傷跡の残る1955年1月。その趣意書には「アルミ産業は輸出産業として 日本経済の自立に大いに貢献し得る産業。更なる発展のため各種研究調査機関が必要だが、規模が小さいのでそれが困難なのが現実。そのため軽金属に関する学 校や研究者に必要な資金を交付して助成奨励し、ひいては我が国の軽金属学術の進行に寄与するため、財団法人を設立するものである」と高邁な理想を掲げる。
 その後日本経済が復興期・高度成長期・バブル期・ドルショック・バブル崩壊期・リーマンショックなど激変する中で、同会は安定して軽金属
に 関する学術研究や教育を支援し、軽金属工業の進歩・発展に寄与。「当初は特にスポットライトが当たりにくい基礎研究への助成に重きを置いた。基礎がしっか りしなければ新技術・新製品の開発は有り得ない。60年の長期に亘るが<継続は力なり>と申し上げて良い」(今須理事長)。
 その財源は日本軽金 属HDの持株(発行済み株式の2.7%・第5位株主)を基本財産とし、その株式の配当金及び積立金の運用益。事業実績は11年度5,273.5万円・12 年度5,212.5万円・13年度5,209.1万円・14年度5,576.4万円・15年度予算5,478.0万円。60年間の累計助成額は21億 5,660万円の巨費に達する。公益財団法人は少なくないが、軽金属奨学会ほど歴史が古く、しかも継続的に実績を積み上げてはきた例は珍しい。
  助成内容は@[教育研究資金]、軽金属に関する学科目を教授する大学または軽金属に関する研究機関への資金交付。対象は大学教授、A[研究補助金]、教育 機関(大学・短大・高専)や研究機関などに勤務する研究者の優秀な研究に対する資金交付。対象は原則として大学は講師以上、短大・高専は准教授以上、B [課題研究]、従来の軽金属材料の持つ特性を凌駕する高性能・高機能、あるいは省エネ性・省資源性を高めた環境に優しい軽金属材料の開発・研究に対して、 斬新にして独創的な研究計画を持って意欲的に挑戦しようとする若手研究者に対する資金交付。
 C[統合的先端研究]、将来に向けて発展の期待でき る軽金属分野の研究を強力に推進するため、複数のグループの協力関係により横断的成果が期待できる研究者集団を対象に資金を交付、D[海外交流補助金]、 海外の研究集会において軽金属に関する研究発表・討議を行う若手研究者への資金交付。
 E[研究試料の提供]、軽金属に関する研究者の便宜を図る ため、研究試料(例えば高純度アルミ地金)を提供する、F[研究成果の発表]、当学会が助成した研究成果の出版刊行・発表会或いは当会HPに掲載などの方 法によって公開する他、シンポジウムなどの研究集会を後援する、G[軽金属関係文献の寄贈]、軽金属関係の研究室を持つ国内の大学・高専・公的研究機関並 びに大阪大学付属図書館に対し、国内外の軽金属関係定期刊行物を寄贈する、H[軽金属研究者の表彰]、(一社)軽金属学会の「小山田記念賞」の受賞者に賞 金及び副賞を贈呈するほか、他の6大軽金属賞の受賞者に副賞を贈呈する。
 これまでに助成した21.6億円の内訳は、教育研究資金・研究補助金47.7%、課題研究10.8%、出版刊行8.6%、グループ研究6.7%、図書寄贈費4.4%、統合的先端研究3.9%、奨学金3.7%、研究成果発表3.4%─など。
  今須理事長は今後の事業方針について、「ITが急速に普及・進展し、成果発表も紙からウェブに変わるなど環境変化が激しいので、それに沿って事業の形態も 変えていく必要がある。軽金属奨学会をさらに利用して頂くべく、創立60周年を機に事業活動を拡大していく」と抱負を述べた。


涯ACJの新執行役員5氏が抱負

◎深谷製造所のオンリーワンを育成
 [稲 垣公樹生産本部深谷製造所長]▽抱負、中期計画達成に向けて深谷製造所のオンリーワンを見つけて伸ばし、グローバル展開するUACJの一翼を担いたい。▽ 好きな言葉、「一燈照隅」、ひとり一人が持ち場で充実感を持って仕事ができる環境を作りたい。UACJグループの一隅を照らし、成長の一助となりたい。▽ 仕事の心得、自分の考えをできるだけ具体化して相手に伝えること、目標に向けて取り組みを続け、止めないこと。
◎チーム力を発揮、成果に結実
 [吉 田明典UACJ押出加工副社長]▽抱負、押出事業は内外10拠点を有する一大事業。その維持・発展に責任を持って当たる、▽好きな言葉、「急がば回れ」、 色々な事象に一喜一憂することなく、時間はかかっても真因にたどり着くことが結果的に早道と信ずる、▽仕事の心得、個人の能力には限界がある。チーム力を 発揮して成果に結び付けることが重要。現地現物主義も大切だ。
◎世界的競争力を持つ「技術のUACJ」に
 [細見和弘技術開発研究所副所 長・第五研究部長]▽抱負、世界No.1の研究開発力でUACJグループの技術の中枢となり、「技術のUACJ」として世界的競争力を持つアルミメジャー グループの実現を目指す、▽好きな言葉、「変革と挑戦」、これでいいのか?・逃げていないか?・失敗を恐れていないか?・自分を変えているか?・ポジティ ブ思考か?─いつも自問自答する、▽仕事の心得、誰からも信用・信頼されるように誠実・マナーそして相手を思いやる気持ちを持つこと。ビジョンと情熱を 持って地に足を付けて一つの仕事をすること。
◎率先垂範・「UACJに伸銅事業あり」
 [松下彰涯ACJ銅管常務取締役]▽抱負、国内 消費量が減少する中でUACJ銅管グループとして総合力を発揮したい。「UACJグループに伸銅事業あり」といわれるように率先垂範を心掛けて業務に当 る、▽好きな言葉、かつて上司に「給料はお客様から頂いている」といわれた。お客様から満足して頂けるよう努めたい、▽仕事の心得、組織内で内部エネル ギーの浪費を生じないよう心掛ける。その分効率的に外の仕事ができる。
◎需要増の自動車材をグローバル展開
 [大谷隆英営業本部自動車材 料部長]▽抱負、需要増が期待される輸送分野、特に自動車関連でアルミ製品採用に向けた活動を、国内はもとよりグローバルに積極展開し、将来につながるア ルミ需要創出の契機としたい、▽信条、「誠心誠意で丁寧に」、▽仕事の心得、一人や二人で行動できる範囲は限られているが、組織・チームで取り組めばその 効果は計り知れない。目指す目的を共有し、成果に向けて活動することを心掛けている。そして「なぜ」の好奇心を忘れないよう努めている。


LIXILがアルミ建材を集約
立野のラインを小矢部工場に
北陸エリアの安定供給体制を確立

  貝IXILは4月23日、立野工場(富山県高岡市宝来町85、西田泰介工場長)の住宅用サッシの加工生産ラインを、近隣の小矢部工場(富山県小矢部市浅 地130、隈部達雄工場長)に集約すると発表した。北陸エリアでのアルミ建材の更なる安定供給体制の確立を目的としたもので、同エリアにおける一貫生産体 制を強化するのが狙い。
 これにより小矢部工場はアルミビレット鋳造・押出・表面処理の材料ラインから、加工ラインまで一段と量産体制が整い、北陸エリアのアルミ建材の生産を担うマザー工場に位置付けられる。立野工場は15年12月末までに操業を停止する。
  立野工場は1970年に旧新日軽の生産拠点として操業を開始。小矢部工場から材料の供給を受けて住宅サッシの加工を行ってきた。しかし操業45年を経過し て建屋・設備の老朽化が進捗したため、今後の事業継続計画が困難と判断、小矢部工場への移転を決めた。敷地面積5万3,647u、建築面積2万5,291 u。従業員は西田工場長以下235名(うち正社員199名)。
 小矢部工場は1992年の操業開始で、現在はビル用サッシ・住宅用サッシ・エクス テリアの北陸エリアにおける一大供給拠点。13年8月には大規模な材料ラインの増設工事を実施し、アルミ建材の生産能力増強を図った。敷地面積17万 627u、建築面積7万382u。従業員は隈部工場長以下826名(うち正社員554名)。
 13年8月に完了した増強工事とは@ビレット鋳造ラ インの新設(既存溶解鋳造炉の置換)、A押出ラインを新増設し、計4系列に(既存1系列、新設2系列、高岡工場からの移設1系列)、B表面処理ラインを2 系列に(既存1系列、新設1系列)─など。これによりアルミ形材の月産能力は従来の700dから3.6倍の2,500dに増強された。


15年2月アルミ圧延品出荷統計
板9.5%増、押出減と明暗二分

内需4.4%減と不振、板輸出48.5%増
 日本アルミ協会はこのほど15年2月のアルミ圧延品の生産・出荷をまとめた。それによると生産は16万1,056dで前年同月比1.6%増と4ヵ月ぶりプラスに転じた。
  内訳は板が10万1,068dで11.9%増と12ヵ月連続プラス、押出が5万9,988dで12.0%減。一方、出荷は16万498d・0.2%の微増 で、3ヵ月ぶりにプラスに。内訳は板が10万523dで9.5%増、押出が5万9,975dで12.3%減となり、明暗を二分した。出荷のうち内需は13 万9,513dで4.4%減、輸出が2万985dで46.8%増となり、板の輸出の激増で何とかプラス成長を維持した。
 詳細は前頁・表の通り で、板類では構成比31.8%の缶材がボトルコーヒー缶の出荷が好調で1.9%増、同12.0%の自動車向けも2.1%増と大口需要が伸長。箔用や日用品 を除くその他も堅調。目立って伸びたのが輸出で、48.5%増と5割近く伸びた。海外関連工場への素条の輸出増や円安による輸出環境の好転が牽引した。
 一方、押出は同58.1%を占める建設向けが住宅着工不振など建設向けが低調で17.7%減となり、依然として急激な右肩下がりに歯止めが掛からない。同18.5%の自動車用も国内の自動車減産から3.6%減。


15年2月のアルミ二次合金統計
生産4.8%減、出荷5.2%減と低調

自動車国内生産低迷でDC用6.3%減
 日本アルミ合金協会はこのほど15年2月のアルミ二次合金の地区別・品種別生産・出荷と部門別出荷をまとめた。それによると生産は6万5,844dで4.8%減、出荷は6万5,560dで5.2%減と低調だった。
  詳細は別表の通りで、出荷は鉄鋼向けを除く5部門で前年同月比マイナス。構成比55%のダイカスト向けは国内の自動車生産の減少を反映して6.3%減と大 きく落ち込んだ。自動車への依存度の高い鋳物も3.6%減。ちなみに15年1月の自動車国内生産は65万7,000台で前年同月比11.0%減と不振を極 めた。
 また再生ビレットなど押出向けも新設住宅着工の減少から9.3%減と低迷した。ちなみに15年1月の新設住宅着工は6万7,713戸で同 13.0%減と大幅マイナスが続く。自動車生産も住宅着工もまだ回復の兆しが見えず、アルミ二次合金の需要低迷は長期化するという見方が強い。


日軽金HD社長に岡本取締役昇格
石山社長は会長に、エース登場
成長分野拡大を軸に新中計を推進

  日本軽金属ホールディングス(HD)は4月24日、トップ交代など新役員人事を内定したと発表した。それによると社長に岡本一郎取締役(写真)が昇格し、 石山喬社長は代表会長に就任する。6月24日開催の定時株主総会とその後の取締役会で決定する。この社長交代は岡本氏が13年6月に日本軽金属社長に就任 して以来の既定路線で、アルミの総合デパート日軽金にエース登場といってよい。
 「13年度を初年度とする3ヵ年中期経営計画の最終年度に入り、同計画の着実な遂行を期するとともに、成長分野における積極的な事業展開を推進させるため、新たな経営体制とした」。
  岡本取締役は1981年京都大学大学院冶金工学科専攻を修了、日本軽金属に入社、アルミ板の生産拠点の名古屋工場冷延課に配属。それを振り出しに板製造に 長らく関与した後、グループ技術センター長を歴任、役員になって技術開発・製品開発を担当するなど、同社の成長戦略を主導した。
 身長181p・ 体重70sと均整のとれた体躯で、記者が呈する難問にも的確に応答する能弁家でもある。趣味は中年から始めたマラソンで、毎日欠かせない日課。「私は竹刀 での剣道は邪道と思うし、ブルペンだけでよい球を投げる投手は要らない」とピシャリ。写真のように一見優男だが、見かけとは裏腹に精神力は筋金入りで、社 員をぐいぐい引っ張る率先垂範型と見受けられる。1956年6月12日生まれの58歳。6月24日付の日軽金HDの経営執行体制は以下の通り。
 ▽代表会長、石山喬、▽社長兼日軽金事業G板事業・化成品事業担当兼CSR・監査統括室担当、岡本一郎
 ▽取締役技術・開発統括室、製品安全・品質保証統括室長、日軽金事業G電極箔事業担当、NPS担当、村上敏英、▽同企画統括室長、人事・総務・経理統括室長、岡本泰憲、▽同日軽金事業G日軽金加工開発事業担当、清水幹雄
 ▽同東洋アルミ事業G担当、今須聖雄、▽同、山本博、▽同日軽金事業G日本フルハーフ事業担当、上野晃嗣、▽同日軽金事業Gパネルシステム事業担当、昼間弘康、▽同(新任)日軽金事業Gメタル・産業部品事業担当兼日軽エムシーアルミ事業担当、浜村承三
 ▽執行役員大阪・名古屋支社担当、原隆、▽同東洋アルミ事業G担当、上田雅通、▽同CSR・監査統括室長、人事・総務・経理統括室総務担当、高徳宏和、▽同経理担当、外池稔、▽同購買担当、網村英城、▽同技術・開発統括室・研究・開発担当、土田孝之
 ▽監査役、東洋アルミ取締役常務藤井康司、▽退任(取締役)、藤岡誠、▽同(監査役)、山岸敏夫


日本軽金属の役員人事
網村・外池氏が常務執行役員に

新執行役員に坂田・早乙女・鈴木・山口氏
 日本軽金属は6月24日付で以下の通り役員異動を発令する。
  常務執行役員(執行役員)グループ・メタルセンター長、資材・物流部長、化成品事業部海外業務部担当、網村英城、▽同(同)経理部長、外池稔、▽新執行役 員板事業部長、坂田清司、▽同メタル・素形材事業部長、早乙女雅人、▽同熱交事業部長、鈴木啓悦、▽同商品化事業化戦略プロジェクト室長、山口仁、▽取締 役を退任、石山喬、▽同(副社長執行役員)、藤岡誠


不二サッシが業績を下方修正
原材料の高騰や税金費用増で

  不二サッシは4月22日、15年3月期業績予想を下方修正したと発表した。修正予想は売上高988.60億円(中間期予想比11.40億円減)、営業利益 30.20億円(同1.90億円減)、経常利益26.40億円(同1.60億円減)、最終利益12.90億円(7.10億円減)、一株当たり純利益 10.22円(同9.05円減)。前期実績比では売上高0.2%増、営業利益18.7%減、経常利益21.3%減、最終利益47.9%減。
 「利益確保の営業に徹してきたが、円安や市況の変動によるアルミ地金など原材料価格の上昇が厳しく、各利益は予想を下回る見通し。また繰越欠損金の解消に伴い税金費用が増加するため、当期利益はほぼ半減する」


2月のAl建材・St建材統計速報
Al建材出荷2.6万d、6.3%減

住建中心に右肩下がりに歯止めなし
  日本サッシ協会はこのほど15年2月のアルミ建材・スチール建材の生産・出荷速報をまとめた。それによるとアルミ建材は生産が2万1,932dで前年同月 比9.3%減、出荷が2万6,029dで6.3%減と依然大幅な減少が続く。スチール建材も生産が7.2%減、出荷が3.3%減と不振。
 品目別 の詳細は別表の通りで、住宅用サッシ13.7%減、ドア19.8%減、エクステリア13.3%減と大きな落ち込みが目立つ。新設住宅着工の大幅減が依然継 続すること、前年2月は消費税増税前の駆け込み特需で高水準にあったことなどが大幅減の要因。比較的に堅調だったビル建材も出荷が8.8%減となり、先行 きに黄色信号が点滅する。


アルミの薄型ペンダントライト
不二サッシ、ミラノサローネ出展

建築家窪田氏が監修、厚さは僅か6.0o
  不二サッシはこのほど著名な建築デザイナーの窪田茂氏がデザイン監修したアルミボディの薄型LEDペンダントライト「i-v(アィ・ヴィ)」を開発した。 4月14〜19日、イタリアのミラノで開催されたミラノ・サローネ(国際家具見本市&デザインイベント)の「Shigeru Kubota×Fujisash」コーナーで展示発表した。
 同社は長年蓄積したアルミ加工技術と独自開発の薄型LEDモジュールを組合わせた「アルエア デスクライト」などLED製品を新規事業として展開中。新製品はその一環として開発した。
  「可視/不可視(visible/invisible)」をコンセプトに「i-v」を開発。不二サッシ独自の薄型面発光LEDモジュールを連結し、長さ 1,880o×幅60o×厚さ6oのアルミボティに組み込んだ。「極限まで薄く仕上げ、空間に溶け込み、光だけが浮遊するスタイ リッシュなペンダントライト照明を実現した」(窪田氏)。カラーはシルバーとホワイトの2色。7月の発売予定で、オープン価格。


三協アルミ社が大開口引戸
高齢者施設向け自閉機能付

 三協アルミ社はこのほど高齢者施設向け商品「ウッデリアVS」に自閉機能付き大開口引戸を加え、全国発売した。建築需要が低迷する中でサービス付高齢者住宅や高齢者用集合施設は堅調に推移しており、同分野の品揃えを充実した。
 自閉機能を付加したので閉める動作が不要で、閉め忘れもない。車椅子の通り抜けがスムースな全開保持機能や、引違い戸3枚連動型、ガード仕様などもラインナップした。
 自閉機能は特殊な定トルクコイルバネを利用した技術で、常に一定の力で障子を引くことができる。手を放すと自動的に閉まる。戸先約30pからはエアダンパーによってブレーキが掛かるので、戸当りの衝撃を軽減、静かに閉まる。
 片引き戸・片引き戸2枚連動・片引込み戸・引違い戸3枚連動の4タイプがある。


3月末の軽圧品市況は若干上昇
東京は板、大阪は全6品種5円

  全国軽金属商協会市場調査委員会(委員長・岩田龍一白銅東日本営業部長)はこのほど、3月末時点の軽圧品の市況投票結果を発表した。それによると東京はア ルミ大板がs当り15円、52S板が5円上昇し、大阪は6品種全てが5円値上りした。軽圧品は地金の価格高騰への対応と輸送費増などにより、年初からメー カーがNSPによる値上げとロールマージン改正に踏み切ったが、今回はその積み残し分が加算されたと見られる。



図・表・写真は本誌でご覧ください。