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NO.2236(2015年10月19日号)
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黒部萩生製造所 富山湾からの風を活用 夏場の空調エネルギー17%減
YKK AP株式会社は、環境政策の一環としてモノづくりの現場における省エネを推進している。
黒部荻生製造所では、2013年6月から工場のエネルギー消費量や職場環境(快適性)をリアルタイムに“見える化”する独自のシステムを生産工場(1棟)
に導入し、窓を開けて工場内に風の流れを作り、空調設備の運転を減らしてエネルギー消費を抑制する取り組みを開始。2014年度末までに全ての生産工場
(4棟)に導入し、2015年度から本格運用を行なった。この結果、夏期(6〜8月)の生産重量あたりの空調エネルギーを、導入前に比べ17%削減するこ
とができた。 黒部荻生製造所は黒部川扇状地に位置し、富山湾から適度な風(あいの風 ※1)が吹く環境にあるが、これまでは一般的な工場がそうである様に、窓を閉めて空調設備で職場環境を維持していた。 ※1)あいの風:富山など日本海沿岸で春から夏にかけて沖から吹く季節風の呼称 そこで、夏場の省エネ推進のため、富山湾からの風を有効に活用することを考え、社内で通風シミュレーションを実施し有効性を確認した上で、取り組みを進めてきた。
独自の“見える化”システムでは、風向・風速・温度・湿度や、その数値を元にした快適性と消費電力レベルをリアルタイムで表示するため、窓の開閉や空調設
備を稼動させるタイミングを適切に判断することにより、空調設備の運転時間を削減し、空調エネルギーの削減につながった。 今後は、本システムを更に活用し、「待機電力の抑制」「エアーもれの削減」「生産設備の稼働に応じたコンプレッサーや照明の適正運用」を実施するとともに、全国への水平展開を推進する。 ■夏期の風を活用した“見える化”の運用方法 @ 夜間・午前中は建屋全体で窓を開け、外気を導入 A “見える化”システムのモニターで、風向・風速・温度・湿度や、その数値を元にした快適性と消費電力レベルがリアルタイムで表示 B 空調運転開始条件を満たしたときに、工場内の各エリアで選任された“窓管理者”が窓を閉め、空調ファンを稼働 <黒部萩生製造所 概要> 住所:富山県黒部市萩生1番地 製造品目:住宅用建材 敷地面積:337,000u 操業:1995年7月
三協アルミ 「EXデザインコンテスト2015」
三協立山株式会社・三協アルミ社では、快適なエクステリア空間を提供するための提案力・施工力向上を目的として、全国の販工店を対象とした「エクステリアデザインコンテスト2015」を実施し、このほど最終審査結果がまとまった。
コンテストは、同社のエクステリア商品を用いた施工事例5部門と外構デザインのプランニング1
部門をあわせた6部門で作品を募り、総数約3,000点の応募があった。最終審査では4名の社外審査員により、デザイン大賞をはじめ、各部門のゴールド、
シルバー、ブロンズデザイン賞、奨励賞、特別賞、地区優秀賞、計135点を決定した。 デザイン大賞を受賞したのは、住友林業緑化株式会社 福山営業所(広島県福山市南蔵王町)。使用商品はM.グローリア 吊引戸+スクリーン5型。 プランニング大賞は、旭化成住宅建設株式会社 エクステリア事業部 東京事務所(東京都文京区湯島)。使用商品はフィオーレ 機能門柱・フェンス、M.グローリア ファサードフレーム、エルファード 門扉 M1型、M.シェード 片側支持。 【審査部門・6部門】 ・ファサード部門(門・車庫まわり) ・アウトドアリビング部門(庭まわり) ・エクステリアリフォーム部門 ・テーマ部門<コンパクト住宅>、<ペットライフ> ・パブリック部門・プレゼン部門 【審査員】 大熊 一幸氏 (グランフェイス デザインディレクター) 中尾 きみこ氏 (ガーデンコンシェルジュ アトリエ彩 代表) 須田 武憲氏 (株式会社ジイケイ設計 代表) 田中 美恵氏 (株式会社リクルート住まいカンパニー「住まいの設備を選ぶ本」編集長) 【審査結果】 ・デザイン大賞: 住友林業緑化株式会社 福山営業所 広島県福山市南蔵王町 ・プランニング大賞: 旭化成住宅建設株式会社 エクステリア事業部 東京事務所 東京都文京区湯島 ・ファサード部門:有限会社 ガーデンアート昌三園(広島県福山市向陽町)、住友林業緑化株式会社 名古屋中央営業所(愛知県名古屋市東区葵) ・アウトドアリビング部門:ザ・ガーデン鹿児島 東開店(鹿児島県鹿児島市東開町) ・エクステリアリフォーム部門:TAKUMI GARDEN(奈良県奈良市二名) ・テーマ部門<コンパクト住宅>:株式会社 ベストホーム(岡山県岡山市中区倉田) ・プレゼン部門:住友林業緑化株式会社 大阪営業所(大阪府大阪市中央区城見)
LMEアルミ下落 中国需要懸念で8週間ぶり 安値
20日のロンドン金属取引所(LME)のアルミニウム相場は下落し、一時は約8週間ぶりの安値を付けた。世界最大の原材料消費国である中国の需要への懸念が高まる中、他の工業用金属も総じて値下がりした。 LMEのアルミニウム相場(3ヵ月物)は前日比0.3%安の1d=1,545ドルで終了。一時1.1%安の1,532.50ドルと、8月26日以来の安値となった。LME指定倉庫のアルミニウム在庫が9月28日以降初めて増加したことを受けて、下げ幅が拡大した。 LMEでは亜鉛と銅、鉛、スズも下落し、ニッケルは上昇。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門12月限は前日比0.1%安の1ポンド=2.3655ドル。
SUSがアルミショーケース提供 「バカラ・シャンデリア」用に
東京を代表する冬のイルミネーションを支える、アルミ構造材の可能性への挑戦 FA
向けアルミ製機器製品および機械装置の設計開発、製造、販売会社であるSUS株式会社(本社:静岡県静岡市
代表取締役社長:石田保夫 以下、SUS)は、2015年11月7日〜2016年1月11日まで恵比寿ガーデンプレイス(東京都渋谷区)にて開催される
『Baccarat ETERNAL LIGHTS ー歓びのかたちー』の特別協賛社として、世界最大級のバカラ
シャンデリアを展示するアルミ製ショーケースを提供する。なお、本イベントへの特別協賛は建築構造材としてのアルミの魅力をアピールする
目的で2006年よりスタートし、今年で10年目を迎えた。 アルミは軽量で耐食性に優れ、精度が高くボルトによる接合だけで構造物を製作するこ
とが可能。そのため、重量など各種制限がある場所でも使用しやすく、組立や保管も容易で繰り返し利用できるという特徴がある。SUSではこれらの特性を活
かしつつ、世界最大級のシャンデリアを支える強度と剛性を備えたショーケースを提供してきた。 2006年、外装デザインとしても美しい構造材
「ラチスパネル」を採用することで従来にないアルミの大空間を実現したショーケースは、2013年まで8回使用され、優れたリユース性を実証した。昨年
は、シャンデリアがGLAMOROUS co.,ltd. 森田恭通氏デザインの特別仕様になることを受けて、ショーケースもGLAMOROUS
co.,ltd.監修のもとに新たにし、従来よりも大きくなったシャンデリアを支える性能の進化と、デザインの幅広さも示した。本年は、昨年のショーケー
スをリユースする。
日本フルハーフ 東京モーターショウ2015に出展
日本フルハーフは第44回東京モーターショー2015(一般公開日:10月30日〜11月8日、会場:東京ビッグサイト)に2台の参考出品車を展示する。 出展コンセプトは「新時代の鼓動に応える 日本フルハーフ」。 2台の参考出品車は、同社がこれからの新しい時代に応えるべく、提案する車両。 (展示場所:東ホール屋外展示場、一般社団法人日本自動車車体工業会共同出展ブース内)
出展するのは電気式冷凍機「e―CHILNO」搭載温度管理車(写真・上)と新法規対応ウィングトレーラ フルハーフウィングエーストレーラ(同・下)。
「e―CHILNO」は前室は生鮮食品などで使用するチルド帯、後室は弁当などを暖かいまま運ぶことができる加温帯の2温度帯仕様の温度管理車。冷凍機は
日本フルハーフオリジナル冷凍機「チルノ」の電気式タイプとなる『e―CHILNO(イーチルノ)』を提案。電気式冷凍機のメリットはトラックエンジンの
回転数の影響を受けることなく、アイドリング等低回転時の冷却能力低下を最小限に抑え、さらに荷役時などのエンジン停止状態でも稼動し続けられ。冷凍機が
安定して運転できることで、庫内は常に最適な温度を保ち易くなる。また、さらに展示車は以下の装置も備えている。 ・加温帯である後室を温める装置として、オリジナルの電気式床加温装置 ・庫内上部両側に設置したダクトファンを兼ねたコーナーLEDライト ・「温度の見える化」を可能にした庫内温度監視装置 ・用途に合わせたモード選択が可能なスマートエントリーキー
一方、ウィングトレーラ2015年の保安基準改正により、更に車両全長を延長して新登場した。
サイド開口長は13.8m、内法長は13.9m。飲料用パレット(1,100×900o)を30パレット積載可能。従来のバラ積み緩和3軸車
と比べ、全長は約1.3m延長された。 東京モーターショー2015のご提案としてさらに以下の装置を装備している。 ・屋根にウィングの開閉や室内灯の電源用バッテリーを充電するソーラーパネル ・ボタン一つで昇降が可能なエア式ランディングギア ・中間軸接地タイプリフトアクスル ・ブレーキはEBS装置搭載
アルミニウム鍛造技術会 工場見学会・ミニ技術講座
アルミニウム鍛造技術会では、「平成27年度第2回工場見学会&第62回ミニ技術講座」を以下の要領で開催する。テーマ:「最新技術SKYACTIV 自
動車工場に学ぶ、ものづくりトレンドと動向」、日時:平成27年12月8日(火)13:00〜17:00、会場:マツダ梶A広島本社・本社工場(広島県安
芸郡府中町)。 《プログラム》【工場見学】マツダ
@6300d鍛造工場見学Aダイキャスト工場見学Bアルミ砂型鋳造ライン見学【ミニ技術講座】 @マツダ鰍謔陂b題提供(調整中)Aアルミニウム中空材を
素材とする塑性加工の基礎的研究・宇都宮大学大学院工学研究科機械知能工学専攻白寄篤氏。定員:35名。参加費:会員10,000円・一般15,000円
(協賛団体会員は会員扱い)。申し込み・問い合わせは、アルミニウム鍛造技術会
事務局(e-mail:aluminum.forging@gmail.com FAX:03-6206-2148)。締切り:11月20日。
(一社)軽金属学会 第97回シンポジウム
(一社)軽金属学会が第97回シンポジウム「アルミニウム溶解炉における複合酸化物の異常生成」を以下の要領で開催する。 日時:平成27年12月14日(月)12:45〜16:45 会場:品川区総合区民会館「きゅりあん」6階 定員:90名 参加費:正・維持会員8,000円、学生・学生会員2,000円、非会員12,000円。 申込先:軽金属学会HP:http://www.jilm.or.jp/より申し込む。 問い合わせ:一般社団法人軽金属学会(〒104-0061東京都中央区銀座4-2-15塚本素山ビル6階)TEL:03-3538-0232、FAX:03-3538-0226 《プログラム》 第一部:基調講演 1.「溶湯酸化による粗大酸化物『オバケ』の生成と成長」東京都立産業技術研究センター佐藤健二氏 2.「アルミニウム溶解・保持炉用耐火物の概要」元AGCプライブリコ褐ウ木英二氏 第二部:「アルミニウム溶解炉における複合酸化物の異常生成」研究成果の報告 1.目的と背景 2.溶解炉のオバケ調査 3.オバケ再現試験と結果 4.オバケ生成挙動に関する考察 5.文献調査結果とまとめ 質疑応答、総合討論
軽金属学会 秋期大会プログラム
軽金属学会は11月21、22日の2日間で129回秋期大会を開催する。主な詳細は以下の通り。 開催日:平成27年11月21日(土),22日(日) 会場:日本大学生産工学部津田沼キャンパス 39号館(〒275-8575 千葉県習志野市泉町1-2-1)
《プログラム》21日(土)9:00〜12:00一般講演、15:20〜16:10小山田記念賞受賞講演、16:20〜17:20市民フォーラム「宇宙エ
レベーターとその現実に向けた取組み」(日本大学教授青木義男氏)、17:45〜19:45懇親会。22日(日)9:00〜17:40一般講演テーマセッ
ション1「難燃性マグネシウム合金展伸部材創製のための最新技術開発3」、同2「結晶方位解析とその応用」、同3「アルミニウム合金の熱処理に関連した最
近の原子空孔・溶質クラスタ・GPゾーンおよび時効析出研究とその検出方法」、同4「軽金属の先端的表面の創成とその機能2」、10:30〜12:10企
業交流会招待講演、12:10〜13:00若手の会。11月21〜22日機器・カタログ展示(多目的ラウンジ)
平成27年度日本アルミニウム協会賞公募
(一社)日本アルミニウム協会では、アルミニウム産業における技術の進歩、製品の開発、需要の拡大ならびに協会の運営および事業活動に顕著な貢献をした個
人やグループ等を顕彰することを目的として、日本アルミニウム協会賞(開発賞・技術賞・功績賞・功労賞)を設置している。 (1)開発賞:下記の製品開発に係わった個人またはグループ @アルミニウムの需要拡大に貢献のあった製品 Aアルミニウムの需要促進、新市場開拓が期待できる開発製品で、実績があるもの (2)技術賞:下記の技術開発に係わった個人またはグループ @アルミニウム材料および製品の製造・加工技術で特に優れた技術 A環境対策・対応など社会的に貢献度の大きい技術 上記の他、開発賞・技術賞のうち、特段の功績があった開発製品・技術には、特別賞を顕彰する。 また、開発賞・技術賞に準ずるものとして、選考委員会から推薦された開発製品・技術には各奨励賞を顕彰する。但し、各奨励賞の対象は原則として中小企業に限る。 (注:中小企業とは、資本金3億円以下または従業員300人以下の企業をいう) 表 彰は正賞(賞状)と副賞を贈る。表彰式は、平成28年5月27日(金)開催の定時総会会場において、総会終了後おこなう。 ・副賞金額:開発賞 30万円(3件以内)技術賞 20万円(3件以内)。 提出先および問い合わせ先は(一社)日本アルミニウム協会 協会賞係 担当:石川龍男氏。TEL:03(3538)0221 FAX:03(3538)0233 E-mail:t-ishikawa@alkyo.jp。
日本アルミニウム協会 アルミ研究助成事業公募
日本アルミニウム協会は11月2日から2016年1月29日まで、平成28年度「アルミニウム研究助成事業」の公募を開始する。 1.目的
アルミニウムは、軽量性、熱伝導性、耐食性等の優れた特性により近年急速にその用途を拡大し、現在ではあらゆる分野で必要とされる金属材料となった。特
に、地球環境対応が重要な課題となっている現在、優れたリサイクル性を有し、使用時の省エネルギーに貢献する金属材料として高く評価されている。 このように優れた特性を持つアルミニウムをさらに発展させ、急速に変化する社会の要請に応えるためには、アルミニウムに関する多方面からの技術研究が重要となる。 本事業は、アルミニウムの可能性をさらに広げるため、長期的な視野に立ち、アルミニウムの技術研究を行う若手研究者の育成をめざすと共に、優れた技術研究を助成することにより新たなアルミニウム市場の創造と発展に資することを目的とする。 2.研究対象分野 アルミニウム産業の需要拡大に役立つものを対象とし、公募要領に記載する研究に関連するテーマを優先とする。 3.応募資格
国内の大学、短大、高専、工業高校、公設研究機関に在籍する応募時点で40才未満の研究者(個人又はグループ)とする。博士課程後期への進学確定者、博士
課程後期在籍者を含む。ただし、博士課程後期の進学確定者並びに在籍者が申請する場合は、申請書に指導教官の署名が必要。 4.助成期間 1技術研究課題当たり2年間を基本とするが、1年間も認め、期間は会計年度とする。 5.助成金額 1技術研究課題当たり、第1年度は50万円、第2年度は30万円。 6.助成件数 12件以内 7.研究成果の発表 研究助成対象者は、必ず(一社)軽金属学会に入会し、研究成果の学会報告および論文投稿。 8.研究成果報告会 (一社)日本アルミニウム協会において研究成果報告会を行い、必ず出席、成果を報告。 9.募集期間 応募書類は、平成27年11月2日(月)〜平成28年1月29日(金)までに、下記宛に提出。郵送の場合は、募集締切日必着。なお、募集日以降の提出は受付けない。 10.公募要領等
「アルミニウム研究助成公募要領」並びに「アルミニウム研究助成申請書」は、日本アルミニウム協会及び軽金属学会のHPから入手。(一社)日本アルミニウ
ム協会 http://www.aluminum.or.jp、(一社)軽金属学会 http://www.jilm.or.jp 11.問い合わせ先 (一社)日本アルミニウム協会 事務局 石川 〒104-0061 東京都中央区銀座4-2-15塚本素山ビル(7階)、TEL:03(3538)0221、E-Mail: t-ishikawa@alkyo.jp
LIXILが開催 ほっとリフォームキャンペーン
LIXILは15年11月1日(日)から16年2月29日(月)までの期間、リフォームに断熱性能をプラスし“冬をかしこく、健康的に過ごす”LIXILのリフォーム商品を対象とした『LIXILほっとリフォームキャンペーン』を開催する。 窓や壁・床の断熱などにより、「朝の冷え込みで、毎朝布団から出るのがつらい」「足元が冷えて、暖房をつけてもくつろげない」「結露でのカビ・ダニが気になる」などの冬場の住まいのお悩みを解決する「ほっとリフォーム」を推進していく。
今回の『LIXILほっとリフォームキャンペーン』では、今ある窓にプラスするだけで窓を断熱化する防音・断熱内窓「インプラス」や、最短1日で工事可能
なひと部屋ごとの断熱改修工法「ココエコ」、浴槽・浴室内の保温性に優れたシステムバスルーム「スパージュ」など、冬の住まいを快適にするLIXILのリ
フォーム商品を成約し、応募した人の中から抽選で1,200名に、10万円相当の旅行券や、選べる「ほっと」なグルメをプレゼントが当たる。
図・表・写真は本誌でご覧ください。
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