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NO.2244(2016年1月4日号)

貝IXILグループの役員人事
創造性豊かなグローバル企業へ
後継者に瀬戸欣哉氏を招聘

2020年までに世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業になる。

  貝IXILグループ(本社:東京都千代田区、社長:藤森義明)は2015年12月21日、LIXILグループの代表執行役兼Chief Operating Officer(COO)および貝IXILの代表取締役社長兼CEOとして瀬戸欣哉氏を2016年1月1日付けで招聘することを決定した。同日付で藤森 義明氏はLIXILグループの取締役 代表執行役社長兼CEOの役職は継続し、LIXILの代表取締役会長兼CEOに就任予定である。
 瀬戸氏 は、2016年6月に開催予定の定時株主総会および取締役会の承認を経てLIXILグループの取締役 代表執行役社長兼CEOに就任する予定。同時に、2011年からLIXILグループの取締役 代表執行役社長兼CEOとして同社グループを国内中心の企業から業界のグローバルリーダーに大きく変革してきた藤森氏はLIXILグループの相談役に就任 する。
 瀬戸氏は、米国の資材流通企業であるW.W.Grainger, Inc(以下グレンジャー社) でオンラインビジネスのシニアバイスプレジデントを務めた。また、グレンジャー社と住友商事鰍ニのジョイントベンチャーで通信販売による工場用間接資材の 仕入・販売事業を行う凱onotaRO(以下MonotaRO)を創業し、社長兼CEOを務めた。
 藤森義明氏のコメントは以下の通り。
  「瀬戸氏のデジタル分野に関する深い専門知識と強いリーダーシップはLIXILに新しい創造性とエネルギーをもたらしてくれるでしょう。LIXILは国内 中心の企業からグローバル企業へと大きく変革しました。テクノロジービジネスを基盤とする事業モデル、そして経営陣もグローバル化を進める体制が出来上 がったと確信しています。また、次世代のリーダー達が成長していること、実力主義とダイバーシティの文化が定着し、より効率的に高い利益を生み出す企業風 土を築いたことを私は誇りに思っています。私はこの4年半の間で行ってきたトランスフォーメーションを完成し、次の世代に引き継ぐことがベストだと考えま す。共にLIXILの変革を成功させ、私をサポートしてくれたリーダーシップチームと社員の皆さんに心から感謝しています。」
 取締役会議長の潮田洋一郎氏は今回の役員人事について以下の通り語っている。
  「藤森はLIXILにグローバリゼーションをもたらしました。私と取締役会メンバーはこの4年半の間、藤森を信頼し強く支えてまいりました。藤森がグロー バルリーダー達と共に、新しい事業モデルの導入、実力主義とダイバーシティの企業文化の醸成によって、LIXILを大きく変革したことに心から謝意を表し ます。この1年をかけて、藤森と私と指名委員会は、藤森の後継者について議論を重ねてまいりましたが、このたび瀬戸氏を招聘することを決定しました。なぜ なら、LIXILを次のステージに成長させるためには、次世代のリーダーシップを必要とする時だと判断したからです。瀬戸氏はLIXILがこれから長期に 渡って成功するために重要である技術的な専門知識とリーダーシップを兼ね供えていることが実績として現れています。私は瀬戸氏が高い専門性と MonotaROを創業し、上場に導いた企業家精神と行動力をもってLIXILの将来に大きく貢献してくださることを期待しています。」
 藤森氏 のリーダーシップの下、LIXILは3段階の変革を進めてきた。まず、国内5社を統合し、強い経営基盤を築いた。次に、Permasteelisa、 American Standard Brands、Groheなどの海外企業の買収を通して成長のためのグローバルプラットフォームを確立した。そして第3ステージは、真のグローバル企業と なるために、企業文化とバリューを共有し、経営を効率的に統合して推し進めている。2015年4月にはLIXILをWater、Housing、 Building、Kitchenの4つのテクノロジービジネスと日本の営業活動を担うLIXILジャパンカンパニーに再編することで真のグローバルカン パニーになるための大きなステップを踏み出した。
 瀬戸氏のコメントは以下の通り。
 「このようにエキサイティングな時期にLIXILの 経営に携わることができて嬉しく思います。私は、LIXILがこの数年行ってきた大きな経営の変革を拝見し、世界の建材・住宅設備機器業界で大きく成長す るチャンスがあると確信しています。私はLIXILの2020年までに『世界で最も企業価値が高く、革新的で信頼されるリビングテクノロジー企業になる』 というビジョンを達成することを楽しみにしています。」
 新社長略歴は次のとおり。
 昭和35年6月25日 東京都に生まれる(55歳)▽昭和58年4月 住友商事梶i〜平成17年)▽平成 2年 7月 米国住友商事 デトロイトオフィス プロダクトマネージャー 特殊鋼製品担当▽平成 4年 7月 米国プレシジョンバーサービス社 バイスプレジデント▽平成 9年 5月 米国アイアンダイナミクスプロセスインターナショナル社 代表取締役社長▽平成11年 9月 住友商事 鉄鋼第一事業企画部 eコマースチーム長・マネージャー▽平成12年10月 凱onotaRO 取締役▽平成13年 6月 同社 代表取締役社長▽平成18年 3月 同社 取締役代表執行役社長▽平成22年11月 米国ゾロツール社 取締役(非常勤)▽平成23年 8月 階-engine 代表取締役社長▽平成24年 3月 Grainger Asia Pacific 代表取締役社長▽平成24年 3月 凱onotaRO 取締役代表執行役会長▽平成24年 4月 米国W. W. Grainger, Inc. バイス・プレジデント▽平成25年10月 同社 シニア・バイス・プレジデント(現任)▽平成25年12月 英国GWW UK Online Ltd. (現 Razor Occam, Ltd)CEO(現任)▽平成26年 3月 凱onotaRO 取締役会長(現任)。
所有株式数 0株


YKK、YKKAP3トップ会見
窓事業が好調、樹脂窓70%増に

 YKK・YKK APは12月17日、新装なった東京・秋葉原の本社で恒例の年末記者懇題会を開催した。吉田忠裕会長が本社の変遷と、黒部東京の新体制について、YKK猿丸雅之社長とYKK AP堀秀充社長が15年度の見通しについて語った。
 吉田会長は「黒部は、ファスナー専用機械部品の専用工場の完成に続いて春にYKK APのR&Dセンターが完成する。黒部の機能は技術の総本山とする。本社機能を一部移転したことから移動が多くなった」。
 YKK猿丸社長は、「ファスナー専用工場は5年後、10年後を見据えた自動化による競争力を強化し続けるための生産体制の構築を目指した。モノづくりの進化に対応、精密部品の安定生産を進めていく」
 YKK APの堀社長は「国内好調、アジアが不振。15年の国内事業は、窓事業が好調で前年比39%増、特に樹脂窓は70%増と普及に弾みがついている。20年には樹脂窓が40%、複合サッシ40%、アルミは20%減少する。


「連続開口設計サポート」が
ウッドデザイン賞優秀賞受賞

 LIXIL は、「ウッドデザイン賞2015(新・木づかい顕彰)」(主催:ウッドデザイン賞運営事務局)において、木造住宅では耐震強度の点から従来難しいとされて いた自由な開口部デザインを可能にする設計サポートサービス「連続開口設計サポート」が「優秀賞(林野庁長官賞)」を受賞した。また、アルミフレームの内 側に木材を組み合わせたビル用アルミ・木複合サッシ「E-SHAPE Window +Wood」も「ウッドデザイン賞(入賞)」を受賞した。
  今年度から創設された「ウッドデザイン賞」は、木の良さや価値を再発見させる製品や取組について、特にデザイン性が優れたものを消費者目線で評価し表彰す る、新しい顕彰制度。初回である今回は、全国から800点を超える応募があり、二次審査を通過した397点のなかから、「最優秀賞(農林水産大臣賞)」1 点、「優秀賞(林野庁長官賞)」9点(3部門×3点)、「奨励賞(審査委員長賞)」30点(3部門×10点)が選出された。
  今回「優秀賞(林野庁長官賞)」を受賞した設計サポートサービス「連続開口設計サポート」は「スマートスケルトン」として2012年4月に開始したサービ ス。従来、木造住宅では耐震強度を高めようとすると壁面が多くなり、窓を自由に設けることができなかった。当サービスでは、開口部を耐力壁として評価でき る開口ユニットと、ユニットごとの構造解析結果を提供し、これらを用いた家一棟の構造計算を行う。これにより木造住宅でも開口部を自由に配置し、四季や自 然を身近に感じて暮らすことができる、開放感のある住空間を実現する。
 当サービスを実際に活用されているビルダーからは「木造住宅における新しい開口部の取り方ができる」「筋交いによる耐力壁に左右されない自由な窓の配置が可能」といった声をもらっている。
 なお、受賞商品は12月10日(木)から12日(土)に東京ビッグサイトで開催される「エコプロダクツ2015」の東4ホールウッドデザイン賞特設ブース内に紹介された。


三協マテリアル
「アルファーム」発売

 三協立山・三協マテリアル社は、アルミ製の植物工場用ラック<完全人工光型水耕栽培専用>「アルファーム」を発売した。
  「アルファーム」はフレームや接合部材にアルミ形材を使用しているため、錆びに強く、湿度の高い栽培環境下でも美しい外観を保つことができる。アルミ製の ため同サイズのスチール製ラックと比べ重量が約1/3と軽く、棚をユニット化していることから、設置場所での施工性を高めている。また、ラックに積載する 荷重や剛性など、ユーザーの使用条件にあわせて、オーダーメイド製作も可能。発売日は平成27年10月30日。
 【特長】
 1. 施工性の高いユニットラック
 2. 軽くて丈夫なフレーム
 3. 配線カバーの取り付けが可能
 4. 装備品の取り付けが可能


足場台業界初!
新技術情報を提供

 潟sカコーポレイションは、折りたたんで収納でき、簡単に素早く安定した足場を形成することができる足場台(可搬式作業台)ダイナワーク「タフ」が国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)の登録された。
 従来の方法では、2台の脚立に足場板を渡して緊縛し、作業用の足場を作り出していたが、本製品を活用することで、分解の危険性が無くなり安全性が向上。また容易に設置、高さの調製が可能なため施工の利便性が向上、施工時間の短縮を図ることができる。
 そのほか、キャスターや手掛り棒、アウトリガー等の多様なオプションを活用することで、より安全な作業空間の形成に役立ち、作業効率を向上させることができる。また連結足場を使用すると、さらに広い足場を確保でき、より柔軟に作業対応できる。
 NETIS登録技術を活用することで、公共工事等の入札で主流となりつつある、総合評価落札方式での工事成績評定へ加点となり、施行者にとってもメリットとなる。


宮本製作所
マグネシウムde水素浴

 “洗たくマグちゃん”の宮本製作所(茨城県古河市水海2393)が新製品バスマグ(入浴剤)を発売した。
 BATH MAGは、マグネシウムでつくられたアルカリイオンの水素なので自然にやさしい水素浴が楽しめる。機械式のように電気を使うことも、入浴剤タイプのように 高い熱を発することもない。マグネシウムは、私たち人間にとっても大切な必須ミネラルの一つ。BATH MAGに使われているマグネシウムは、純度99.95%のピュアな金属を使用しているので赤ちゃんやアレルギー体質で敏感な肌の方でも安心して使用するこ とができる、無害で自然環境にやさしい商品。自然にやさしい水素浴は、マグネシウムによって作りだすことができる。
 【商品特性】
 ●BATH MAGを入浴前に入れるだけで、家庭のお風呂が弱アルカリ性イオンの水素風呂に変化する。
 ●ネット表面から、絶え間なく0.6〜1.2ppmの水素が発生しているので、水素浴全般の効果が期待できる(同社測定値)。
 ●弱アルカリ性イオン水に変化するので、除菌、洗浄、消臭の効果がある。浴槽はもちろん、お風呂周辺の排水溝にも同様の効果が期待できる。
 ●高純度のマグネシウムを使用しているので、自然や環境に優しい無害な商品。


ホームページ充実度
UACJが業種別1位

 UACJのウェブサイトが、12月10日に日興アイ・アール鰍ェ発表した「2015年度 全上場企業ホームページ充実度ランキング調査」において、全上場企業3,622社中総合ランキング6位、業種別ランキング1位を獲得し、最優秀サイトに選ばれた。
 総合ランキングにおいては、昨年度の18位から大幅に順位を上げ、業種別ランキングでは3年連続で1位となった。特に、「使いやすさ」の評価項目については、3,622社中トップ評価を獲得した。
  同社ウェブサイトは、顧客、取引先、株主、投資家、学生、地域社会といった幅広いステークホルダーに、分かりやすく、使いやすく、より多くの情報を提供で きるサイトを目指して構築している。本年度より掲載を開始したUACJ Report(統合レポート)をはじめ、潟Cンデックスや格付情報の掲載、ガバナンス情報の充実など、開示情報を拡充させるとともに、ニュースを内容ごと に閲覧できる機能や、業績のグラフを自由に生成する機能の追加など、使いやすさを向上させた。


革新アルミ開発等成果
ISMAの報告から

 新構造材料技術研究組合は、自動車を中心とした輸送機器の抜本的な軽量化に向けて、5種類の材料と接合技術を合わせた研究開発プロジェクトを推進している。
 ISMAがどのような研究を行ない、成果を生み出しているかを、昨年度に引き続き、革新的新構造材料等研究開発「平成27年度成果報告会」を開催する。
 今回はすべて公開とし、3件の招待講演、ISMA各研究分野における成果報告、パネルディスカッションを行なうとともに、研究テーマ毎のポスター発表を実施する。
 【開催概要】
 日時:平成28年1月22日(金)10時〜(9時半受付開始)
 会場:イイノホール
 定員:500名(定員になり次第締め切り)
 参加費:無料(一般公開形式、事前登録制)
 【プログラム】
 ▽ISMA 概要報告=秋宗淑雄(ISMA技術企画部長)、▽招待講演@「異種材料接合の最前線」=Sullivan Smith(The Weldeing Institute, Automotive Programme Manager)招待講演A「将来車体実現のための技術開発」=石田恭総(自動車技術会構造形成技術部門員会/マツダ)、招待講演B「モノづくりを支える 材料応用技術」=宮崎克雄(日立製作所材料イノベーションセンタ主幹研究員)。
 ▽「革新鋼板の開発」成果報告=兵藤知明(ISMA)、富津分 室・尼崎分室(新日鐵住金)、▽「革新的アルミニウム材の開発」成果報告=堀谷貴雄(ISMA)、千年分室(UACJ)、▽「革新的チタン材の開発」成果 報告=堀谷貴雄、西神分室(神戸製鋼所)、▽「革新的マグネシウム材の開発」成果報告=堀谷貴雄、射水分室(三協立山)、▽「CFRPの開発」成果報告= 山下秀(ISMA)、伊予分室(東レ)、▽「接合技術開発」成果報告=平田好則(大阪大学教授)、広島分室(マツダ)、▽NEDO革新的新構造材料等研究 開発の概要=今西大輔(NEDO電子・材料・ナノテクノロジー部主査)。
 ▽パネルディスカッション「マルチマテリアル化の課題と今後」=モデ レーター:餌取章男(科学ジャーナリスト)、パネリスト:香川豊(東京大学教授)、岩尾信哉(自動車ジャーナリスト)、吉田愼一(三菱重工業交通・輸送ド メイン技術統括室顧問)、東雄一(ホンダ技術研究所上席研究員)、ISMAコーディネーター:平田好則、武田展雄(東京大学教授)、吉澤友一(産業技術総 合研究所)、大村孝仁(物質・材料研究機構)。
 ▽ポスターセッション(フリータイム・コアタイム)。


昭和フロントが開催
「47回ストアフロントコンクール」

 昭和フロントでは、「第47回ストアフロントコンクール」を開催し、作品を募集する。
 1970年より開催しているストアフロントコンクールでは、同社のアルミ建材を使用した施工例の中から優秀な作品を表彰し、発表することで、新たなストアフロントの可能性を示す役割を担っている。
 審査には現代の建築・インテリアシーンを代表する八木幸二氏、橋本夕紀夫氏、牛建務氏を特別審査委員として迎え、グランプリを始めとする各賞を選定します。また、受賞作品は同社ホームページや各種媒体に掲載されるほか、作品集やカタログで紹介する。
 【募集要項】
 1.募集期間:2015年12月21日(月)〜2016年2月22日(月)
 2.募集対象:2015年2月24日から2016年2月22日までに引渡しが完了、または完了予定で、昭和ストアフロント製品を採用した作品。
※過去に応募したことのある作品は除く。
 3.募集部門:▽第1部 店舗建築部門
大型店舗、複合施設、各種専門店、各種飲食店、サービス業、娯楽施設、宿泊施設
▽第2部 一般建築部門・住宅、事務施設、医療・福祉施設、教育施設、文化施設、交通関連施設、その他
▽第3部 アイディア部門:アルミ形材を活用した作品:モニュメント、装飾類、エクステリア、家具、その他
 4.応募資格:第1部/第2部=作品に関わった@設計事務所 A建設会社 B販売店・加工店
第3部=作品の加工を行った代理店
 5.賞:第1部/第2部
★グランプリ (両部門より1作品)… 賞金総額60万円+記念品
★部門賞
 金賞(各部門より1作品)… 1作品につき賞金総額30万円+記念品
 銀賞(各部門より1作品)… 1作品につき賞金総額15万円+記念品
 銅賞(各部門より1作品)… 1作品につき賞金総額 9万円+記念品
第3部
★優秀賞(1作品)…賞金20万円+記念品
★優良賞(2作品)…賞金10万円+記念品


四国化成
「2015空間デザインコンテスト」

 四国化成は、全国の販売工事店ならびに設計事務所を対象とした「2015空間デザインコンテスト」を実施し、その審査結果を発表した。
  同コンテストは、一般住宅、店舗、官民各施設の外構ならびに内装など、幅広いジャンルの製品を取り扱う同社ならではの多彩な施工作品が集まるコンテスト で、全国から1,773点の応募があり、この内、地区審査を通過した作品の中から厳選な審査の結果、「住宅エクステリア」、「景観エクステリア」、「内装 材・外装材・舗装材」の各分野のグランプリ作品ならびに全8部門のゴールド、シルバー、ブロンズ各賞、応募者のアイデアやこだわりが評価された審査員特別 賞、さらに同社の営業部(7エリア)ごとにエリア入選作品が選ばれた。


LIXILが高性能樹脂窓
「エルスターS」新発売

 LIXILは、複層ガラス仕様の樹脂窓において国内最高※1となる断熱性能(熱貫流率)1.30W/u・K※2と美しいデザインを両立した高性能樹脂窓「エルスターS」を開発し、北海道で2016年3月15日から、東北以南で5月1日から販売を開始する。
※1:2015年12月17日現在
※2:縦すべり出し窓(TF)16513 複層ガラス(アルゴンガス入り)内Low-Eグリーン(3-16-3)樹脂スペーサー 社内試験値
 2020 年の改正省エネ基準義務化を見据え、住宅の省エネ性能の向上が求められるなか、同社では、“窓のリーディングカンパニー”として、すべてのグレードで窓の 高性能化を促進していく。2013年にアルミと樹脂のハイブリッド窓「サーモスU−H」、2015年にはトリプルガラスを採用したハイグレードクラスの高 性能ハイブリッド窓「サーモスX」と高性能樹脂窓「エルスターX」を発売。そしてこの度、さらなるラインアップ強化のため、スタンダードクラス(普及価格 帯)の樹脂窓をフルモデルチェンジし、複層ガラス樹脂窓において国内最高の断熱性能を実現した高性能樹脂窓「エルスターS」を発売し、窓の高性能化を加速 した。
 「エルスターS」は、高い断熱性能を実現させるため、フレームの見付部分(正面から見えるフレームの幅)を細くし、熱を通しにくい高性能 なガラスの面積を最大化するというハイブリッド窓「サーモス」の設計コンセプトのもと、「エルスターX」で開発した樹脂窓で業界一スリム※3なフレームを 継承し、従来品と比べてガラス面積を約10%※4拡大した。さらに、見込寸法を拡大し、中空層(ホロー)を増やす多層ホロー構造で、フレームの耐久性と断 熱性が向上している。また、フレームのデザインにも磨きをかけ、美しい窓デザインとの両立も実現している。
※3:2015年12月15日現在。縦すべり出し窓の縦框59oにおいて。
※4:「マイスターU」縦すべり出し窓06013との比較。
 引違い窓や、面格子付窓、縦すべり出し窓、勝手口ドアをはじめ、業界初の隠し丁番を採用したドレーキップ窓や、樹脂窓初となるフラットスライド構造の上げ下げ窓など、さまざまな要望に応えた多彩な窓種をラインアップしている。
 さらに、トリプルガラスを搭載する高性能樹脂窓「エルスターX」とデザインや納まりを統一し、同一物件での使い分けも可能となった。 



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