このサイトは、本誌の定期購読契約者のみが利用できるメンバー専用ページです。

NO.2256(2016年4月11日号)

不二サッシグループ千葉事業所
高性能な新溶解・鋳造設備
近代化・最適化を徹底追及

燃料は都市ガスへ変更、特殊の省エネバーナを採用して燃料削減効果を得るなどの生産性原単位の向上を図っている。

 不二サッシグループ千葉事業所(千葉県市原市)において、かねてより進めていたアルミ工場の新溶解・鋳造設備の第1期工事が完了し、2016年3月24日の火入れ式を経て、3月28日より操業を開始した。
 今回の新溶解・鋳造設備設置は、設備の単なる更新ではなく、同社グループの生産設備の要である鋳造設備の近代化・最適化を図ることにより、 イニシャルコスト、ランニングコストの削減を図るとともに、省エネおよびCO2排出量削減による環境負荷の低減に努めたもの。
 これらの新溶解・鋳造設備設置により、今後、安定した高品質の製品をユーザーに届けるとともに、高効率な稼動により、業績の向上につなげていく。
 なお、2016年9月に第2期工事(付帯設備)の完成を予定している 。
 新鋳造設備概要は次の通りである。
 所在地:千葉県市原市八幡海岸通13 不二ライトメタル梶A鋳造工場(溶解、鋳造)建屋面積:2,447u、着工:2015年7月、稼動:2016年3月、投資額:約21億円、設備能力:2,500d/月。溶解炉は宮本工業所製、鋳造設備は鈴三テクノ製。
  環境負荷を低減する方策として、溶解炉の燃料を都市ガスへ変更するとともに溶解炉に省エネバーナー(リジェネレーティブバーナー)を採用している。この バーナは、排ガスの熱量を燃焼予熱空気として有効利用し省エネを図る方式であり、省エネバーナーによる燃料削減効果 (燃料原単位で33.6%の削減)を得られ、地球温暖化の原因となるCO2排出量を、年当たり1,574d(50.4%)削減し、大気汚染の原因となる硫 黄分の排出をゼロにする。
 また、生産効率化の一端として、@溶解炉の材料投入口の幅を7m(既設は2.8m)に拡張、長尺リサイクル材を切断ま たはプレス加工せずに直接投入し、作業効率向上を図り、A鋳造機(アルミビレット生産設備)を従来の1台から2台に増設、操業度に合わせた効率的な稼働に より、生産性原単位の向上を図っている。


人気のPixceraシリーズに
個性溢れる新柄ラインナップ!

 ケイミュー(本社:大阪市中央区、社長:野浦高義)では、全社のスローガンである“暮らしをまもる、住まいを魅せる”の実現に向けて、このたび窯業系サイディングのエクセレージPixceraシリーズに、個性溢れる新柄をラインナップした。
 エクセレージ・光セラ15/親水セラ15 Pixceraシリーズに個性豊かな新商品3柄をラインナップした。
  無機質なコンクリートに木の質感をプラスした「木枠コンクリート調」、豊かな色彩の極細タイルが個性ある外観を演出する「ミルフィータイル」、大胆なス ケールの上質な大割石が邸宅感を演出する「ファサードストーン」、何れもオリジナリティのある戸建住宅のアクセント使いはもとより、集合住宅や非住宅への 使用にお勧め。
 これによりますます幅広い住宅スタイルに使いやすいラインナップとなり、コーディネートの幅を広げた。


ファサードエクステリア
「フィオーレ」体系強化 

 三協立山・三協アルミ社は、一昨年発売したファサードエクステリア「フィオーレ」の体系を強化し、多彩な新アイテムを追加発売する。
  「フィオーレ」はブロック塀に笠木やフェンス、スクリーン、機能門柱などのアイテムを組み合わせることで、オリジナリティのあるファサード空間を演出す る、ブロック塀の装飾材。今回、5月発売予定の新玄関ドア「ファノーバ」とのコーディネートが可能なスクリーン(鋳物タイプ)など、多彩な新アイテムを追 加したことで、さらに、ファサード空間を美しくコーディネートし、幅広い外構プランの提案が可能となった。
【特長】
1.ブロック塀をドレスアップ
 「フィオーレ」はシンプルなブロック塀に笠木やフェンス、スクリーンなどのアイテムを
組み合わせることで、手軽に自分好みにドレスアップすることができる。
(1)「デザイン笠木」をラインナップ
(2)「スクリーン」に鋳物タイプをラインナップ
2.サイズバリエーションの追加
  フェンスは従来の高さ200 o、400 oに加え、新たに600 oをラインナップ。また、スクリーンは従来の高さ1,200 o、1400 o、1,600 oに加え、1,800 oを新たにラインナップするなど、サイズバリエーションを拡充した。これにより、目隠し用途や高低差のある敷地への対応力がアップした。


平成28年度「素形材産業技術賞」募集

 素形材センターでは、今年度も11月の素形材月間事業の一つとして「素形材産業技術賞」について、下記要領にて募集を開始した。
【素形材産業技術賞】
 優秀な素形材産業技術の開発等により、わが国素形材産業の技術水準の進歩向上に著しく貢献した技術の開発者を表彰する。過去31年間に206件が受賞している。
◆表彰対象者:鋳造、ダイカスト、鍛造、金属プ レス加工、粉 末冶金、型、金属熱処理に関す る技術▽鋳造機械、鍛圧機械、工業炉に関する 技術▽素形材及びその製造に密接な関連がある 加工技術(3Dプリンティング等)、材料技術及 びソフトウェア技術等
◆応募技術の条件:概ね過去5年以内に開発され、 ある程度の実用化実績(実用化の具体的な見通 しのあるものを含む)がある、技術の開発に顕 著な功績を収めた技術開発者を表彰の対象とす る。
◆表彰の種類:経済産業大臣賞、中小企業庁長官 賞、経済産業省製造産業局長賞、素形材センター 会長賞、奨励賞
※応募締切 平成28年5月20日(金)
■表彰式:素形材月間記念式典の一環として、平 成28年11月11日(金)、 機械振興会館大ホー ル(東京都港区芝公園3-5-8)にて実施する。
■応募要領及び応募様式:詳しくは次の素形材セ
 ンターHPよりダウンロード。http://sokeiza
 i.or.jp/japanese/topics/sokeizai_award2016.
 html
■受賞の特典:受賞テーマについては、月刊誌「素 形材」、ホームページ、展示会での無料展示等、 色々な場で紹介する。
■提出先及び問い合わせ先
 一般財団法人素形材センター 業務部
 TEL:03(3434)3907 FAX 03(3434)3698
 e-mail:gyoumu@sokeizai.or.jp


国内Mg需要と16年の予測
構造材分野に期待

添加材・構造材とも約1.1%の微増
  日本マグネシウム協会は、4月4日、15年における国内のMg需要実績と16年の予測をまとめた。それによると15年は添加材向け・構造材向けの需要がと もに約1.1%の微増、輸出が倍増となり、全体では41,308dで前年比2.5%増の順調な増加となった。16年は全体で42,200d(前年比 2.2%増)になるものと予測している。
 分類別出荷は別表のとおりで、15年は構造材向けの需要は鋳造関連が横這い、展伸材、その他が若干の増 加で、全体では1.1%増加の7,150dとなった。一方の添加材向けは、アルミ合金添加、ノジュラー鋳鉄分野が減少したもののチタン製錬向けが 138.1%増の1,000d、鉄鋼脱硫向けが1.8%増の5,600d、化学・触媒向けが22.2%増の2,200dとなり、全体では1.1%増加の 31,800dとなった。
 なお、中国・天津で発生した爆発事故により、特にマグネシウム粉粒が関連する射出成形、鉄鋼脱硫、化学・触媒分野に影響が出ると思われたが、純マグネシウム地金や半製品等を輸入して国内で粉粒にするといった国内回帰の対応などにより、需要が減少することはなかった。
 16 年の予測は、構造材向けは輸送分野など各分野で研究開発等の成果が出始めると見られることから全体的に増加傾向と見込まれ、合計で7.7%増の7,700 dと予測した。添加材向けはアルミ合金添加のみ若干増加、その他は横這いとみて、全体で0.9%微増の32,100dと予測した。
 防食その他および輸出については横這いで推移するものと考え、ともに1,200dを予測している。


子会社吸収合併を機に
東洋アルミが大幅な機構改革

1.箔事業本部の再編
 平成28年4月1日付で東海アルミ箔株式会社、東洋アルミ千葉株式会社、トーヤル テクノフロンティア株式会社を吸収合併したことにより、箔事業本部の職制を次のとおり変更する。
【箔事業本部】
 箔事業本部はアルミ箔並びに関連製品の生産、製品開発、販売及び商品購入に関する事項を所管する。
 なお、ユーザーからの多様なニーズに対応する為、販売部門を素材箔事業部、加工品事業部から独立させ、箔販売ビジネスユニットを新設する。
これにより、素材箔事業部・加工品事業部は廃止し、販売部門以外の部門にて組織される素材箔ビジネスユニット、加工品ビジネスユニットを新設する。
 箔事業本部は事業戦略室、箔販売ビジネスユニット、加工品ビジネスユニット、八尾製造所および素材箔ビジネスユニットを分掌する。
【事業戦略室】
 事業戦略室は、箔販売ビジネスユニット、加工品ビジネスユニット、素材箔ビジネスユニットの予算・月次管理及び業務に関連した事項を分掌する。
【箔販売ビジネスユニット】
 箔販売ビジネスユニットは素材箔製品並びに加工製品、電極箔製品の販売及び商品購入に関する事項を所管し、素材箔販売部、加工開発営業部、加工品営業部を分掌する。
【加工品ビジネスユニット】
 加工品ビジネスユニットは加工箔製品を含む加工品の生産、製品開発に関する事項を所管し、群馬工場、茅ヶ崎工場、湘南矢畑工場および八尾加工工場を分掌する。
 また、群馬工場の設置により群馬製造所ならびに群馬製造所業務管理部は廃止とする。
【八尾製造所】
 八尾製造所は、八尾地域に於ける諸般の事項を所管し、業務管理部を分掌する。
【素材箔ビジネスユニット】
 素材箔ビジネスユニットは電極箔並びに素材箔製品、加工箔製品(含む タバコ用)の生産、製品開発に関する事項を所管し、八尾圧延工場、蒲原製造所、千葉製造所、生産管理部および生産技術部を分掌する。また、生産技術部設置により、新機能材技術部は廃止とする。
2.ITマネジメント部の新設
  経営企画本部戦略統括部は中期経営計画のフォロー、事業戦略支援、情報システム関連業務等を行なうことを目的に平成25年4月1日付で発足したが、中期経 営計画のフォロー及び事業戦略支援等の業務については、他部門と重複する部分が多く、重複業務を解消するため戦略統括部を廃止する。会社の経営情報システ ム構築、IT活用推進を目的として経営企画本部ITマネジメント部を新設する。
 これに伴い、戦略統括部が分掌していた、中期経営計画のフォローについては経営企画部に、事業戦略支援については 各事業本部事業戦略室に、情報システム関連業務についてはITマネジメント部に、各々移管することとする。
3.人事異動
 ▽ 取締役常務執行役員・経営企画本部経営企画部並びにITマネジメント部統括・経営企画本部経営企画部長=田中浩▽執行役員・箔事業本部加工品ビジネスユ ニット担当・箔事業本部加工品ビジネスユニット長=山本政史▽執行役員・原料部、経営企画本部経営企画部並びに経理部担当 原料部長=楠本薫▽執行役員・ 総務部、秘書室並びに東京総務部担当・総務部長 兼 CSR推進室(大阪)担当部長=吉田昌弘▽執行役員・経営企画本部ITマネジメント部、箔事業本部並びにパウダー・ペースト事業本部事業戦略室担当・経営 企画本部ITマネジメント部長=綛谷則夫▽執行役員・箔事業本部素材箔ビジネスユニット担当・箔事業本部素材箔ビジネスユニット長 兼 生産管理部長=麻生敏▽執行役員・箔事業本部箔販売ビジネスユニット担当・箔事業本部箔販売ビジネスユニット長=田中勝元


「ものづくりのまち」から日本全国へ
1o単位の収納家具

 潟Vンドー(本社:燕市燕5525-1)は燕市を拠点に金属製品の設計、加工、生産を中心に事業を行なっている。この度、「ミスターアルマン」という新たなサービスを立ち上げ15年6月に商品販売を開始した。
  「ミスターアルマン」は、棚やシェルフ、ハンガーラックを「1o単位でオーダーメイド」できるサービス。リビング、ダイニング、キッチン、クローゼットや 押入れ、階段下など、ユーザーが収納したい「場所」や「モノ」に合わせて、「ピッタリ合う」製品をオーダーメイドで提供する。
 本サービスを立ち 上げた経緯としては消費志向の変化など、生活者のニーズが多様化を極めるなか、「ユーザーが本当に求める商品が何なのか」と悩んだことがきっかけだった。 思案を重ねるうちに、「ユーザーが欲しいものをユーザー自身が作ることができるサービスがあるべき」という考えに行きついた。同社がこれまで培ってきた金 属製品の設計・加工技術・燕市のネットワークによるアルミ材の調達力をフル活用し、「ミスターアルマン」というビジネスモデルが生まれた。
 従来 のオーダーメイド商品は1〜2ヵ月程度の納期が必要とされがちだが、同社ではオーダーを受けた商品を4日以内に発送し、ユーザーの元へいち早くとどける (ビジネスモデル特許出願中)。注文はミスターアルマンのホームページより。収納したい場所の幅・高さ・奥行を測り、その場でスマホから商品を選びサイズ を入力すれば注文完了である。


日本政策投資銀行より
最高ランク「DBJ 環境格付」取得

 昭和電工は、株式会社日本政策投資銀行の環境経営度の審査において最高ランクの格付を取得し、3月31日に同行の「DBJ環境格付」融資を受けた。
 「DBJ 環境格付」は日本政策投資銀行が開発した格付システムにより企業の環境経営度を評価し、優れた企業に対して融資条件を優遇する「環境格付」の専門手法を導入した融資。
  このたびの最高ランクの格付取得は、@ISO26000やGRI指標等を用いて事業活動に必要な検討課題を検証した上で、自社の中長期の経営課題と紐づけ た重要課題の特定に至っていること、ACSR調達の改善に向けた取り組みを2008年から継続するとともに、化学物質総合管理システムの導入により、グ ループの化学物質の情報管理を一元化する等、サプライチェーンの高度化に取り組んでいること、Bダイバーシティ推進のための社内組織立ち上げやCEO表彰 制度の創設等を通じて、女性・高齢者・障がい者等の活躍の機会を広げるダイバーシティ経営を積極的に推進していることが評価されたものである。


8年連続受賞
優秀賞と優秀企業賞を受賞

 LIXIL は、このたびLIXILが手掛ける「スーパーウォール工法(以下、SW工法)」の「ウェルネスパッケージ」が、省エネルギー住宅のトップランナーを選定す る表彰制度「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エナジー 2015」(主催:一般財団法人 日本地域開発センター)において、「優秀賞※」を受賞した。
※国が定めた次世代省エネルギー基準の「地域区 分5・6地域」において受賞している。
 あわせて、前身となる「ハウス・オブ・ザ・イヤー・イン・エレクトリック」の第1回目から数えて8年連続での受賞が評価され、3年以上連続受賞の企業に授与される特別表彰の「優秀企業賞」を受賞した。


ノンキャスタータイプの
カーテンゲート「エアリーナU」

 三協立山・三協アルミ社は、ノンキャスタータイプのカーテンゲート(伸縮性の車庫前門扉)「エアリーナ」を刷新し、サイズバリエーションの拡充による敷地対応力に加え、操作性、意匠性なども向上させた「エアリーナU」を発売する。
【特長】
1.サイズバリエーション拡充により敷地対応力 向上
 エアリーナUは、従来の車庫前のバリエーションに加え、新たに門扉用途の「ミニタイプ」をラインナップするとともに、サイズ設定を見直し、バリエーションを拡充したことで、様々な敷地への対応が可能となった。
(1)「ノンキャスタータイプ」の対応可能範囲を 最大43mまで拡大
(2)高さ1,410o(H14)を新たにラインナップ
(3)狭い場所にも設置可能な「ミニタイプ」を追 加
2.操作性の向上
 従来よりも握りやすいハンドル形状で操作性を向上させるとともに、防犯性に配慮したディンプル錠を採用した。また、これまでツーアクションだった落し棒をワンアクションタイプに変更することで、操作性を向上させた。


オフセットサイディング利用
最優秀レジリエンス賞を受ける

  ニチハ株式会社(本社:名古屋市、社長: 山中龍夫) は、「第2回ジャパン・レジリエンス・アワード( 強靭化大賞)2016」( 主催:一般社団法人レジリエンスジャパン推進協議会)の住宅・建築部門において、「最優秀レジリエンス賞」を受賞した。国産木材を主原料とした外壁材「オ フセットサイディング」を使用することが公共建築物の価値向上に貢献し、豊かでレジリエントな地域社会づくりに寄与するとして、高い評価を受けた。


YKK初の事業所内保育所
「たんぽぽ保育園」開所

 YKKはこのほど、パッシブタウン(富山県黒部市)内でYKKとして初めての事業所内保育所である「たんぽぽ保育園」を開所した。
 式典には、約40名の来賓を含む関係者が出席し、堀内康男黒部市長や保育園を運営する社会福祉法人あいじ福祉会(所在地:富山県黒部市、理事長:岩井恵澄様)の岩井理事長が挨拶をした。式典後は、保育園関係者と報道関係者に対し、内覧会を実施した。
<保育所概要>
名称 :たんぽぽ保育園(Tampopo Child Center)
事業主体: YKK株式会社
運営主体 :社会福祉法人あいじ福祉会
運営場所 :富山県黒部市三日市4016-1 パッシブ タウン商業南棟
運営開始日 :2016年4月1日(金)
延床面積 :472.89u(1階 154.26u、2階 77.76u、 園庭 240.87u)
保育対象: YKKグループに勤務する従業員が養 育する0歳(生後8週間)〜2歳児
保育定員 :15名程度
保育時間 :当社稼働日の7:00〜18:00(延長保育 時間 18:00〜20:00)


LIXILグループ、新CR戦略設定
2030年までに環境負荷ゼロ目指す

 LIXILグループは、世界中で革新的かつ責任ある活動を通して生活の質の向上に貢献することを目指しており、この度、コーポレート・レスポンシビリティ戦略を改訂し、重点分野と目標を新たに設定した。
 LIXILグループでは、この新戦略に基づき、幅広い事業や専門知識を活かし、「グローバルな衛生課題の解決」「水の保全と環境保護」「多様性の尊重」という特に緊急性の高い3つの重要課題への取り組みを進めていく。
 また、環境負荷のさらなる低減に向け、2030年までに製品・サービスによる環境貢献が、事業活動による環境負荷を超える「環境負荷ネットゼロ」を目指す環境ビジョンを新たに設定する。
1.グローバルな衛生課題の解決
・人びと、特に女性や女児が、安全な衛生施設を 利用できるようにすると同時に、子どもにとっ て危険な病気感染を防ぐ。
・目標:2020年までに1億人の人の衛生環境を改 善し、住生活の向上につなげる。
2.水の保全と環境保護
・調達から生産、流通、製品の使用・廃棄やサー ビスの利用に至るまで、全てのプロセスにおい て、水、エネルギー、およびその他の天然資源 の保全に努める。
・目標:2030年までに製品・サービスによる環境 貢献が、事業活動による環境負荷を超える「環 境負荷ネットゼロ」を実現する。
3.多様性の尊重
・社内外の人びとの多様性を尊重する。特に、製 品やサービスなどを通じて、高齢者や身体障が い者の生活の質の向上に貢献する。社内では、 多様な従業員の英知や視点を活かし、成長とイ ノベーションの原動力とする。
  「LIXILグループでは、企業市民として、地球規模の環境問題や社会的課題の解決に向け、積極的な取り組みを進めています。グローバルなネットワークと これまでに培った知見や実績を活用することで、課題解決により大きな貢献ができると考えています。この度、新コーポレート・レスポンシビリティ戦略を策定 し、今後の活動の柱となる重点分野を設定するとともに、環境・社会面で
の持続可能性確保に向けた具体的な環境目標を設定しました。LIXILグ ループは、責任ある持続可能なイノベーションを追求しており、世界中の人々のより豊かな暮らしと住まいの実現に向けて、事業を推進してまいります」 (LIXILグループ 代表執行役兼COOの瀬戸欣哉氏)  



図・表・写真は本誌でご覧ください。